チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

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温暖化論・異論・反論

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森田正光


私は気象学会の会員です。会員には毎月『天気』という会員誌が
送られてきます。

その『天気』の3月号に、槌田敦氏の
『反論を受け付けない気象学会は「学会」と言えるのか』という
意見が投稿されました。


槌田敦氏といえば、ご承知の方も多いと思いますが、
エントロピー理論の考え方から、するどく環境保護運動にも
提言なさる有名な学者です。私はお会いしたことはありませんが、
その著作は何冊も拝読させていただきました。


槌田氏は以前から「二酸化炭素温暖化説」に疑義を唱えています。
(二酸化炭素の温暖化効果を否定していない)


今回も槌田氏は、二酸化炭素濃度と気温の因果関係について、
「二酸化炭素の増加が原因で気温が上がったのではなく、
気温が上がったために、二酸化炭素が増えた」との主旨の
論文を気象学会に送られたようです。その論文がどうも
掲載拒否になったらしいのです。


つまり槌田氏によれば、人為的起源の「温暖化論」には
いまだ確定的といえるほどの証拠は無い、ということに
なります。(温暖化の事実を否定するものではない)


IPCCでは、人為的温暖化論をほぼ認めていますので、
槌田氏の理論は、気象学会からは異端とされたのかもしれません。


しかしそれにしても、異論をただ排除するというのは、
確かに問題があると思います。
『天気』誌上で、活発な議論が行われるよう、
一会員として希望します。


なお私の立場は、IPCCの第4次報告書が多分正しいと
認識しています。ただ環境保護運動には、槌田氏の言われるような
様々な問題点があると考えています。


11時40分追加
槌田氏の『天気』掲載拒否原稿は以下にありました。
http://env01.cool.ne.jp/index02.htm

==================================================================================
7日10時30分追加
住明正教授(東大)の「地球温暖化の真実」という講義録が
あります。温暖化について理解を深めたい方は参考に
なさって下さい。
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/02/k01/schedule/6_21a.htm

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どれもコメントは消えていないぞ?最初のコメントのリンクは、エントリーの追記にあるURLから飛べるページだ。隠すまでも無い内容だしな。別人のコメントの何かと勘違いしたか?下種の勘繰り、御苦労様。

2008/4/8(火) 午前 0:00 [ kfn*t*k ] 返信する

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槌田氏は「論文」を投稿したのではなく、「質疑応答」欄にコメントを寄せたのである。それをなぜか編集委員会が「論文(短報)」として査読している。あくまで「質疑応答」として扱うべきなのに。

それにしても気象学会は惜しい機会を逃したと思う。槌田氏のコメントに専門家に反論させれば、地球のCO2循環について、大いに知識が普及できたろうに。 削除

2008/4/8(火) 午前 5:23 [ lanccet2 ] 返信する

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2008/4/7(月) 午前 2:54[ kfnntkk ]のコメント欄に、当初はURLが三つ付いてた。そのURLはどこへいったのか?「下のblog・・」の表記がそれを物語っている。うそはばれますよ。 削除

2008/4/8(火) 午前 8:42 [ 昔からの読者 ] 返信する

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現在の人為地球温暖化論は、気温の上昇による二酸化炭素濃度上昇も、二酸化炭素濃度上昇による気温の上昇も、両方向の過程を認めている。それを踏まえたうえで、過去の自然変動に無いものは何かといったら、人為による二酸化炭素濃度の極端な上昇と、およびその人為要因に伴うかつてない地球規模の気温上昇だ。これはIPCC第4次報告『古気候学』の項にも書いてある。温室効果ガスは主要因でもあり、逆に気温上が⇒温室効果ガス濃度上昇、という過程を経て、気候変動を増幅させる効果(正のフィードバックという)も持っている。一部の懐疑派の言うような単に気温上昇⇒濃度上昇、という一方通行的な議論はしていない。誤解がまだまだあるのはとても残念だ。 削除

2008/4/8(火) 午前 8:59 [ 予報士 ] 返信する

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さも『IPCC信者』にありがちな論考。とても残念なのは寝言のようにCO2と唱える君の方だ。例え人為的でなくとも温暖化が進行すれば南北の気温傾度や水蒸気量の偏りによって気象異変の説明は幾らでもつく。むしろ人為的温暖化論に懐疑的な科学者たちこそ「あらゆる可能性」を探りつつ研究を続けているというのが実態だろう。 削除

2008/4/8(火) 午前 11:34 [ 第四者 ] 返信する

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第四者氏に賛成 削除

2008/4/8(火) 午後 6:03 [ yhzn ] 返信する

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多くの気象関係者や各国の政府関係者はIPCCの意見に反論する勇気がない。国連職員にもその傾向がみられる。
反論(喧嘩ではないから誤解せぬよう)しようものなら自分の立場や昇進に影響してしまう。
本音は「二酸化炭素なんかほとんど影響ない・・・もともと人類がこの世に発生する以前から地球は過去に温暖化、寒冷化を繰り返している・・・」ということだそうだ。 削除

2008/4/8(火) 午後 7:00 [ 元国連職員 ] 返信する

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研究者も「温暖化」なら予算が付くので、どうしても「人為的温暖化論」の方へ傾いてしまう。情況としてはマズイ方向に向かっています。学問が政治に左右されるほど危険なことはないのに・・・。 削除

2008/4/8(火) 午後 10:09 [ ynzn ] 返信する

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大気の下層ほど温暖化が酷く、上層、成層圏は寒冷化しているという事実はまさに温室効果ガスによる人為温暖化を決定的に証明する科学的事実だ!それに懐疑的というのは全く気象学的なモノの見方を分かっていないな。 削除

2008/4/9(水) 午前 10:31 [ 予報士 ] 返信する

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↑ あなたこそ気象学的なモノの見方が分かっていません。気象は複雑系で単純化は条件付きでしか成立しません。すべてのことに懐疑的に見ることが科学の基本です。分かったように断定することが、あなたの知識水準の低さをそのまま現しています。懐疑派についても多少学んだら如何。コチコチ頭には無理かも知れませんが。 削除

2008/4/9(水) 午後 4:40 [ ynzn ] 返信する

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IPCC報告も、懐疑派の主張もしっかり読んでいますが、IPCCの主張には全く矛盾を感じませんし、むしろエアロゾルが温室効果ガスの温暖化を相殺していることを考えればこれでも温暖化過少評価であるとすら思っています。懐疑派の主張はよく読むと突込みどころ満載の科学的矛盾だらけです。気候は複雑系とおっしゃっていますが、懐疑派は1970年代の僅か-0.1℃の気温低下を根拠にして、人為温暖化を否定するという極端な論法を取っています。当然統計的に有意性の無い低下なんですが。複雑系のカオス性も、温室効果ガスと地球気温の双方向の作用も、全て納得の行く形で説明しているのはやはり温暖化人為論です。科学的知識のある人なら読めばすぐに分かります。 削除

2008/4/9(水) 午後 4:58 [ 予報士 ] 返信する

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懐疑派にももちろん、いかがわしい根拠にもとずくものがあります。しかしその全部を否定するわけにはいきません。人為的温暖化論は確かに説得力のあるストーリーだと思いますが、現時点では「説」にすぎません。問題は、その「説」に乗じて政治的・社会的・ビジネス的に利用されていることです。住教授も指摘されているように、温暖化論は共産圏が崩壊してから出てきたことの意味を考えるべきです。 削除

2008/4/9(水) 午後 5:59 [ ynzn ] 返信する

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その時代のトレンドとなっている「説」に政治や社会、ビジネスが乗じて利用するのは当たり前だと思います。それが悪の方向に向かっていれば正すべきです。
人為的温暖化が100%正しくなくても、可能性があれば未来の地球の為に議論すべきで、それが政治や社会、ビジネスが利用しなければ良いも悪いも反映しないでしょう。
もっと熱く議論して下さい。すごく勉強になりますので。
誹謗や中傷合戦はさけましょう。 削除

2008/4/9(水) 午後 10:04 [ アンシスト ] 返信する

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アンシスト氏の言われることに異存はありません。 削除

2008/4/9(水) 午後 11:33 [ ynzn ] 返信する

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なるほど。共産党が与党になれば温暖化は治まるというのか。しかし日本だけなっても効果はないと思う。 削除

2008/4/10(木) 午前 11:07 [ 元国連職員 ] 返信する

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[予報士]とやら、あのな、CO2が増えたのに、気温が下がった時代があるのだよ。CO2が温暖化の原因ならば、この事実をどう説明のするのか?
説明する必要がある。地球の温暖化は人間だけで出来るものではない。人間はそれほど大したものではない、とういうことだ。人間が行ったことだけで地球が温暖化しているわけではないのだ。そのあたりがわからない輩が多い。まぁ、温暖化は人間のせいとしておけば、金儲けができる輩が多くいることは事実だがな、ICPPとかいう、エセ科学者の集団もその一味に過ぎないな。ほんまに、地球は温暖化しいてるのか?一体世界の何処をどうやっては測ったんや?まずそれを発表するべきだ。都会と田舎では温度も違う、都会は暑いが、田舎は寒いんやで。温度は測るところで変わるものだ。 削除

2008/4/15(火) 午後 2:42 [ 何を言うとんねん ] 返信する

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[ 何を言うとんねん ] さん よく言ってくださったのう。わしも君とほぼ同じかんがえだよ。

地球にいるのは人間だけではない。人間以外の動物は莫大な数であり、また地殻変動・火山噴火他、海水温度上昇で海水に溶けている二酸化炭素も大気中に放出されるなど二酸化炭素が増える原因は複雑である。もともと人間が居なくても増えたり、減ったりしているんじゃよ。

ただ二酸化炭素を減らそうという対策はよろしい。方法によっては資源保護にもなり節約にもなる。我家では10年前から順次 室内照明器具を白熱電球から蛍光灯に変更し、今度はLEDランプに変更する予定で、とりあえず常夜灯だけはLEDランプに変更した。電気の節約で支出減にもなりますぞ。ただ、まだ蛍光灯タイプのLEDランプは高価すぎて変更に踏み切れない。 削除

2008/4/15(火) 午後 3:31 [ 和井節男 ] 返信する

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IPCC第4次評価報告を読んでいただきたい。気候は単純に線形論で語れるものではなく、種々の気候システム間の『非線形』相互作用により決まる。温室効果ガスが増大しても、短期の変動において、数学のグラフみたいに線形的に気温が上がるわけではないことをまず知識として持っていてほしい。1960-1970年前後の相対的低温期は、人為エアロゾルの増大と火山性エアロゾルによる『負の放射強制力』が、人為温室効果ガス増大による正の放射強制力を一時的に上回った結果としている。 削除

2008/4/15(火) 午後 3:32 [ 予報士 ] 返信する

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森田正光さんへ。
5月10日に開催された、日本気象予報士会東京支部・神奈川県支部と、慶應義塾気象教育研究会主催による、「論争!地球温暖化」シンポジウムの様子を録画し、ネット上にアップしましたので、よろしければご覧下さい。
http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/7146749.html 削除

2008/5/22(木) 午後 11:04 [ スパイラルドラゴン ] 返信する

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丸山茂徳氏(東京工業大学大学院教授)の論文が本田財団レポートに掲載されております。多くの詳細なデータの裏づけで、かなり信頼できるものです。6億年のスケールで地球規模・宇宙規模で論じているのです。

このようなスケールで見ると地球は温暖化と寒冷化を規則的に繰り返しており、太陽黒点の変化に明らかにリンクしていることがわかります。そのほかに海の化学変化=大気中の水蒸気の増減=雲による太陽光の反射が温暖化要因として大きなものです。

CO2の影響も丸山先生は否定しておりませんが、それが主要な要因とは認められないと言っているのです。
太陽黒点の変化や水蒸気(雲による太陽光の反射)に比べればCo2の影響度は2桁も低いのです。
6000年前縄文時代、2度C地球の気温が上昇し海面が数M上昇した歴史があります。このときは東京湾の海面上昇により、今で言うと東京駅まで湾の複雑な襞が侵食していたのです。縄文人がCo2を多量に輩出していたとは考えられません。

丸山教授のような真面目な学際の徒の正論がが異論とされる現在の世界は、どう考えてもおかしな方向に向かっているのではないでしょうか?

2008/6/30(月) 午後 9:22 [ rec*g*isio* ] 返信する

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