チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

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北半球の高温

こんにちは、國本未華です。
日本だけでなく、中国や韓国でも記録的な猛暑だというニュースが連日メディアで伝えられています。
さらに北半球全体に目を向けると、ほかにも異常高温になっている地域があります。
こちらはおとといまでの一週間の世界の異常気象や気象災害の様子。
 
イメージ 1
(図は気象庁HPより引用)
 
①東北の「経験したことのない」大雨。
②日本(東日本&西日本)や中国東部での「猛暑と少雨」。
③中国北部で「高温」…インチョワン(銀川)ではおとといの日最高気温が36度に達した。(参考:同地点の8月の最高気温平均は27.5度)
④ヨーロッパ中部。スロベニアのリュブリャナでは一週間前に日最高気温が40度に達した。(参考:同地点の8月の最高気温平均は26.2度)
⑤⑥カナダ。ユーコン準州のホワイトホースでは12・13日は日最高気温が29度に達した。(参考:同地点の8月の最高気温平均は18.5度)
 
ちなみに、⑤のカナダは、上空に動きの遅い高気圧(ブロッキング高気圧)ができて、高温が持続しています。
そして⑥のカナダ南西部は、アメリカ大陸の熱が南東の風によって運ばれているようです。

いずれの地域も、上空の偏西風の蛇行が原因のひとつです。
8月に入って、北極付近の気圧が平年より大幅に低くなっているという資料があります。
気象庁の方にお話を聞くと、今回のように夏場に北極の気圧が顕著に低くなることはあまり無いとか。
ただ、それが北半球各地の猛暑とどのように結びついているのか、そのメカニズムはまだ明らかにはされていない分野なんですね。
 
今後どうなるのか?
目先1〜2週間についてのコンピューターの予想では、
ヨーロッパやカナダの高温は次第に解消されていく流れが出ていますが、日本は高温が続く予想です。
 
最後に。
北半球全体が異常高温のような印象を与えてしまったかもしれませんが、実はそうでもありません。
クローズアップしてみると、平年より暑い所(暖色の地域)と平年ほど暑くない所(寒色の地域)が実は隣接しています。
イメージ 2
(図は気象庁HPより引用)
熱をうまく地球上で分配しあっていて、日本はあいにく高熱を受けとる側にまわっています…。
 
けさ、聞いた話ではニューヨークはもう寒いくらいで、落ち葉を掃いている人がいるそうです。
東京はこの暑さですから、本当に羨ましく感じました。
日本でそんな日はまだまだ先ですね。
少なくともむこう一週間は西日本・東日本は猛暑ですので、熱中症にはいっそうの注意をお願いいたします。
 

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閉じる コメント(17)

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35℃超えの酷暑はあと1週間は続くと思っていいんですね。それにしても暑すぎます。 削除

2013/8/15(木) 午後 0:32 [ なお ] 返信する

こんにちは。

世界中が異常気象なんですね。
これは、地球に起きている現象ですね。

2013/8/15(木) 午後 0:47 [ seylook ] 返信する

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偏西風が蛇行して赤道側にできる切離低気圧(寒冷渦)はよくみますが、極側の切離高気圧は温暖渦?というのでしょうか? 削除

2013/8/15(木) 午後 1:07 [ 橋本典和 ] 返信する

今年の北極についてですよねぇ
僕も、何かあるとは思っていますが、
そのメカニズムは未だ明らかにされていない分野ですので何も言えない状態・・

バレンツ海の氷が全部融けたとしても、南の島は全然沈まないとは思っているのですが、
日本近郊である、オホーツク海面水温は相当上がってしまうでしょうね。
秋雨前線はまだまだ遠いですね。今は先に直近の台風の動向を見ています。

2013/8/15(木) 午後 1:10 [ - ] 返信する

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この暑さがあと1週間は続くと見ているのなら、その根拠を教えてください。

また、1週間後には暑さが少しでも和らぐと見ていらっしゃるのなら、なぜそう思われているのでしょうか。

「今日は暑かった、暑さに気をつけろ」という内容は天気予報士の仕事ではなく医者の仕事だと思いますし、もう一歩深い内容のブログをお願いしたいです。 削除

2013/8/15(木) 午後 5:45 [ jue ] 返信する

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日本だけでなく、北半球全域で、顕著に高温が出ているのですね。
北半球全体、ひいては全球で昇温するのは、エルニーニョ現象終息後などがあるようですが、今年は春までにエルニーニョが発生していないのに、北半球各地で記録的高温が出ているのですね。

高温の地域だけでなく、低温の地域もあるのですね。
北米でも、ブロッキング高気圧で、高温という状態が長時間続いてしまっているのですね。

なかなか、偏西風の蛇行で「同じ状態が長く続く」のは解消されないのですね。

2013/8/15(木) 午後 9:59 [ 佐尾 麻衣 ] 返信する

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「北半球の高温」というブログのタイトル。しかし北半球の気温データでは日本は高温に包まれているけれど、北半球でも多くの地域で低温であることがわかります。特にアメリカでは100年来の低温が記録されたようです。またひとつ前のブログタイトル、「21世紀末には?」で紹介されたグローバルな地表気温データもここ15年くらいは気温の上昇が止まっています。気象庁の「世界の異常気象」では何故か高温だけが取り上げられていて、紹介されている気温データと異なります。
日本の高温状態が続くことで地球の大気がどんどん温暖化して異常状態になって行くような印象を持つ方も多いかもしれませんが、現在自分のいるところ以外の気温はわからないので、異常と言われればそのまま信じ込まされてしまいます。
このところ、500hPa(約5800m上空)と850hPa(約1500m上空)の温度の時間変化を比較するとそれぞれ逆に推移しているようで、地表の高温が次第に上空へ運ばれていることがわかります。このようにしながら地表の熱は宇宙に放出され季節が進みます。温暖化の原因のように言われているCO2も大気熱の宇宙への排出に貢献しています。 削除

2013/8/15(木) 午後 10:14 [ fujim ] 返信する

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気象予報士さんに文句を言ったところで涼しくなる訳でも無し
書き込む側ももう少し冷静になってはいかがですか 削除

2013/8/16(金) 午前 1:02 [ きなこ ] 返信する

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毎日暑いいつまで続くんだ 削除

2013/8/16(金) 午前 7:39 [ 暑い ] 返信する

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まだまだ暑い日が続きそうですね〜
こればっかりは、人間の力ではどうしようもないですね^^;
とても為になる記事を有難うございました。

GWにNYに行きましたが、毎日晴天が続いてとても爽やかな気候でした。
6月、7月が一番暑くて、時に40℃近くにもなると聞きましたが、
向こうはすでに秋の気配なんですね。
本当に羨ましい・・・

ただ、暑い日本ですが、ほんの少しだけ秋を感じました。
日暮れが早くなったなぁと感じます。
夕方、赤とんぼの集団に遭遇しました!
夜は秋の虫が鳴き始めたのを耳にしました!

お盆が過ぎて、少しずつでも季節が進んでいることを実感します。 削除

2013/8/16(金) 午前 9:56 [ かめ ] 返信する

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結局高温と低温のバランスが取れていないんですよ。
今回も高温側は規模が大きく圧倒的に記録的、
低温側は極一部に限られる。
顕著な低温があったなら上の世界の異常気象図に
低温も高温と同じく描かれますよ。
高温側が優勢になるのは近年のトレンドですな。
温暖化を認めない人達はどんな屁理屈や印象操作を駆使してでも
否定したがりますが。

2013/8/16(金) 午後 0:20 [ teesu ] 返信する

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>少なくともむこう1週間は・・・
気象予報士でなく気象予想士ですね。 削除

2013/8/16(金) 午後 0:22 [ 北野浩太 ] 返信する

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10日間予報で雨マークがなくなってしまった。
スパコンでも予想できない状態が連続している。
水稲もこの出穂期に高温だと白濁米が出て凶作になるかもしれかい。また、タイ米の輸入なんてことにならなければいいが。 削除

2013/8/16(金) 午後 2:47 [ 爺さんの独り言 ] 返信する

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南半球も北と同じような異変が起こっているのでしょうか?南と北とどういうバランスになっているのか気になります。ご存知の方は教えてください。 削除

2013/8/16(金) 午後 2:59 [ えよし ] 返信する

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北極圏において、なぜ気圧が低くなっているのか・・その原因を調査する必要がありますね。

極地が低圧部と言うことは、低緯度の熱を高緯度に移動させる大気の流れが生まれ
やすいわけで、それが偏西風の大蛇行に繋がっているのは想像できるのですが・・。

しかし、アメリカは多くの地域が低温なんですね。高温が優勢の欧州や東アジアと
対照的です。このパターンだと、太平洋上にも低温域が広がっていると思われ
ますが、観測点がないため不明なのが残念なところです。

2013/8/16(金) 午後 5:27 [ sika0246 ] 返信する

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>南と北とどういうバランスになっているのか気になります。ご存知の方は教えてください。

必ずしも南と北のバランスに特化したデータではないですが、このブログの出典箇所である気象庁のHPの下記URLなどを参照されては如何ですか。
http//:www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/db/monitor/?tm=monthly&el=TanmMIn

この中で例えば「世界の天候図表」の「平均気温平年差」に全世界の昨年8月から今年7月までの各月の平均気温平年差が暖色系、寒色系の濃淡で表されています。このデータで南と北のバランスについて的確な評論はできませんが、昨年から今年にかけての北半球寒候期12月〜2月を見ると北半球では極端な地域差と大きな偏差が現れており、低温になった地域は極端な低温が現れています。
一方、北半球暖候期の昨年8月と今年6月、7月を見ると地域による偏差が寒候期より小さいことがわかります。南半球はどの季節も偏差が北半球より小さいようです。これは多分海洋の影響(南半球は海洋面積比率が大きい)と思います。 削除

2013/8/16(金) 午後 7:35 [ fujim ] 返信する

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fujim様
教えていただきありがとうございました。北と南の半球では海の面積が違うのでそう簡単に比較はできないのですね。空気と水と土の比熱差や地形が気象を複雑にしているようで、色々想像して楽しめそうです。 削除

2013/8/18(日) 午前 8:14 [ えよし ] 返信する

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