チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

全体表示

[ リスト ]

海の温度

こんにちは、國本未華です。

沖縄近海では、8月上旬に続いて中旬も、海面水温が平年より高くなりました。
沖縄では、サンゴの白化が確認されているところがあります。
サンゴは30度以上の高い水温が長期間続くと白化し、さらに白化が長きにわたると死滅にいたります。
(原因は水温だけというわけではありませんが。)
地球温暖化によって海面水温全体が少しずつ高くなっていることもあって、サンゴの白化は1980年以降頻発しているそうです。
最近では2007年に大規模な白化がありました。
 
その沖縄近海の水温ですが、先週、実は少し変化がありました。
イメージ 1
左図は8月18日…海面水温30度前後。
右図は8月24日…水温が2度くらい低下。
(図はいずれも気象庁HPより)
 
これは、8月21日ごろ、先島諸島に台風12号が近づいたためと考えられます。
台風は海面水温を下げることがあります。
強い風によって、海の表層と少し深い層がかきまぜられることで高温が緩和されるのです。
ほかに、台風による雨が海水面に落ちることで水温が下がるということも言われていますが、これについては効果があったかどうかの判定は難しいようです。
 
今、与那国島の北の海上を北上している台風15号によって、おそらくまた先島諸島の近海では少し水温が下がったことでしょう。
 
一方で8月中旬以降、新たな問題となっているのは、日本海の海面水温がとても高いということです。
イメージ 2
 
図:8月中旬の海面水温の平年との差(気象庁HPより)
特に平年との差が大きいのは、日本海。
 
今回の台風15号は、予報が新しくなるごとに日本海へ進む確率は下がっていますし、日本海の海面水温を下げる大きなきっかけはなさそうです。
【気象庁の最新台風情報→http://www.jma.go.jp/jp/typh/1315.html

そもそも、日本海に台風が進むことはそう多くあることではないんですね。
昨年までの過去10年間では、発生した台風のうち日本海を通った台風(または熱帯低気圧に変わったものも含む)はおよそ一割でした。
台風の通り道にもあたりにくい日本海。
水温を下げる大きなきっかけがなく、海面水温の高い状態が長く続いてしまうことはあるかもしれません。

すでに魚の生息地の異常がニュースになり始めています。漁業関係者にも打撃が…。
今後の影響が心配されます。

この記事に

閉じる コメント(13)

顔アイコン

日本海の海面水温が下がるのには、大陸からの寒気の吹き出しを待たねばならないのでしょうか?

それにしても、マスコミでこの話題をするときに、各局のアナウンサーの方やナレーターベースで”海水温”と言っているのが気になって仕方がないのは私だけでしょうか? 削除

2013/8/29(木) 午後 1:23 [ 橋本典和 ] 返信する

今回の台風15号は、予報が新しくなるごとに
温帯低気圧に変わる見込みですね。
秋雨前線の位置がどう変わるか気になるところです。

2013/8/29(木) 午後 2:38 [ - ] 返信する

顔アイコン

昨日お店でサンマを食べましたが、漁場がの変化で漁師が遠くへ行かなければならず、燃料の高騰も重なってサンマの価格が上がっているそうです。ちなみに昨日いただいたのは根室産。水温が下がると脂が抜けるそうですが、昨日のはとても脂が乗っていて美味でした。

あと、私は海水魚を飼っていますが、水温の1℃上昇は人間でいうと10℃の上昇に匹敵するそうです。魚以上にサンゴは水温や水質に敏感で、とても管理が大変です。

2013/8/29(木) 午後 2:56 [ hir*ta_** ] 返信する

顔アイコン

千葉県館山市でも、今年は 気温に伴って、水温が上がっています。

サンゴの北限地と言われている、沖ノ島のサンゴや ウミホタルが折角いるのに、いなくなってしまうのではと 心配です。

自分の子供たちの世代になったら、そんなのは 昔話になってしまいそう。

今年は、さんまも高いし、このままでは 秋・冬野菜にも、影響が出てしまいそうで、不安です。 削除

2013/8/29(木) 午後 3:41 [ mtguzzi ] 返信する

顔アイコン

今回の台風15号は海水温の高いところを通過しているのに逆に衰弱しているのはどういうことでしょうか? 台風にも異変が起こっているのでしょうか?

2013/8/29(木) 午後 4:20 [ sum*ta*3_*730 ] 返信する

台風はだいぶ弱まりましたね、上陸前に九州ぐらいで秋雨前線と一体になって取り込まれるかも
風の影響はあまりなさそうですが
九州〜近畿の西日本、北陸〜東北〜北海道は秋雨前線や台風から変わった低気圧で大雨に注意ですね

2013/8/29(木) 午後 4:44 [ まりっこ ] 返信する

なぜ沖縄近海なのに台風が衰えるのか解説してもらえませんか

2013/8/29(木) 午後 6:18 [ かーくん ] 返信する

顔アイコン

台風の速度が遅いのは、今は偏西風が逆風になってるからですね?
先島諸島付近の海面水温が低いと言ってもまだ28℃あるわけで、台風の勢力維持には十分だと思われます。同条件の中ここまで順調に発達してきた台風が、なぜこんなに急に勢力が衰えたのか解せません。
解説をお願いします。

2013/8/29(木) 午後 6:39 [ 天津夜 ] 返信する

ということは初冬の日本海側の大雪につながるんですか?

2013/8/29(木) 午後 9:09 [ FUNKY_THURSDAY_FRIDAY ] 返信する

顔アイコン

冬〜春先に、低温に伴って海水温も低かったのが打って変わって、現在は猛暑の影響で海面水温が異常なほど高くなっていますね。
少し前まで沖縄付近が海面水温が異常高温だったのが、台風12号の影響である程度下がったと思ったら、今度は日本海の高水温が目立ちますよね。

しかも不思議なのは、台風15号にしても、これまでの台風にしても、高水温の場所を通っているのに、さほど強くならないことですよね。

台風15号は、予報が変わってきて日本海方面には進まないようになってきているみたいですので、日本海の海面水温はなかなか下がらないのですね。
でも、台風が日本海に進んだら、フェーン現象で暑さがぶり返しそうですよね。

日本海の海水温が下がるのは、冬型の気圧配置になるまで待たなければいけないのでしょうかね。
ちなみに、ありそうで意外とないのは、晩秋に、顕著な高海面水温状態のもと、強い冬型での北陸地方の豪雨ですよね。

2013/8/29(木) 午後 9:48 [ 佐尾 麻衣 ] 返信する

顔アイコン

台風15号も発達しないようですね。発達するためには、海水面と上空の気温との温度差が必要と思いますが、上空まで暖かい空気に覆われて、北から冷たい空気が流れ込まないためでしょうか?
このまま海水面温度が下がらずに、9月、10月になって北から冷たい空気が流れ込むようになると台風が発達するかも知れませんね。 削除

2013/8/29(木) 午後 10:08 [ RICO92 ] 返信する

顔アイコン

海水温上昇のニュースは、少し前から報じられていましたね。しばらく前に報道されたヒョウモンダコ発見の件も、この度の海水温と因果関係ありかも?。はたまたマグロさんがやたらと北上したかと思えばサンマさんが南下してこなかったり、地上での温暖化のみならず海の中でも異変が・・・?。この先、日本の気候はどうなるのでしょう?。 削除

2013/8/29(木) 午後 10:12 [ クマのプーさん ] 返信する

顔アイコン

2004年第23号台風は、10月中旬から下旬にかけて日本を縦断した台風でしたが、
超大型だったこと、接近時に北側に寒気があったことから、台風の進路の左側で
暴風が吹くという異例の台風だった記憶があります。

今年の台風は、9月から10月に接近する台風について、特に警戒する必要があるのかも
しれません。

なお、海水温(海面水温)については、南シナ海と沖縄周辺は平年並かやや低いところ
まで改善したようです。ただ、日本本土周辺はまだかなり高い状態が続いていますね。

2013/8/30(金) 午後 1:04 [ sika0246 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(2)


.


みんなの更新記事