無題
小説 外資ケイリ マツダ君の冒険 7
安川が、松田をこっちへすわこいと手招きをしたこともあり 安川そして菊山というデザイナーの間に座った。
「これから、たいへんだね」
菊川が挨拶もそこそこに切り出した。
「えっ?どういうことですか?」
そこへ安川が口をはさむ
「菊川はね、今週いっぱいでやめるんだよ」
当然、会社は入社する人がいれば、やめる人だっている。人が会社を辞めるというのは相当なエネルギーをつかう。それはそうだ。一日の多くの時間、それも家族よりも長い時間を過ごす場が、変わると言うのは、大変に精神を疲労させる。だから、やめる、というのは大きなきっかけがないとやめられない。また、日本の社会は転職に対して昔ほどではないにしても、寛容さはいまひとつときている。
ここに誤解をといておくと、アメリカでも職を点々とするのはあまりこのまれない。ジョブホッパー
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