『ハッピーエンドの物語』
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ある高校の文化祭の前々日、その高校の教師で物理部顧問の紋次郎先生は、犬を実験台にしてタイムマシンの実験に成功する。紋次郎先生は、次の段階として、同じ高校に通っている姪の美樹子に30年先に行ってくることを依頼し、美樹子は事情を飲み込めないまま閃光の中、30年先の2020年に送られてしまう。2020年では老人の紋次郎先生と親友陽子の息子拓郎が待っていた。そこで、紋次郎先生から現代に戻り、拓郎がある写真を撮るのを手伝って欲しいと頼まれる。
再度タイムマシンで戻った先は、なぜか来るときより1日後の文化祭当日だった…。 1991年日本映画 監督:栃原広昭 出演:嶋田久作、森本よしえ 他 和製『バック・トゥ・ザ・フューチャー』VHSのパッケージに書いてあるうたい文句です。実際、タイムマシン実験に使うのはアインシュタインみたいな犬ですし、 紋次郎先生が乗っているバイクみたいな音のする自転車には『DELOREAN』というナンバープレートがついていて、かなり意識しているのがうかがえます。 紋次郎先生は、ドクの役割ですね。 マーティーの役割は姪の美樹子のようです。 タイムマシン本家『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とは違って、かなりしょぼいです。両手に収まるぐらいの大きさで、密閉された空間に置いて動作させないと効果がないとか。 そのためスチールの大きなバケツを横にし、その中に置いて使ったりしてます。 そして、なぜか一回きりしか使えない使い捨てなんですね。 今のエコ時代には信じられないなんという無駄。 なので未来に行くときに帰りの分のタイムマシンを持っていったりしています。 あと、鯨のヒゲを中心部分に使っているのでなかなか作れないとか。 デジタルじゃないのかよ、とつっこみたくなります。 タイムパラドックスこの映画一見単なるアイドル映画のように見えて、実はタイムパラドックスをよく考えてます。それは、例の『サマー・タイムマシン・ブルース』を彷彿させるような作りになっており、 主人公たちが辻褄を合わせようと、タイムマシンで文化祭前日と文化祭当日を行ったりきたりして、 大騒ぎするところなんか、まさに『サマタイ』風味です。 未来から来た拓郎が未来のカメラで写真を撮ったり、彼がこの高校の同級生同士の息子なところも、 『サマタイ』の未来人を思わせますね。 もしかしたら『サマタイ』脚本家の上田さんはこの作品観た事があるのかもしれません。 そう思わせるぐらいの類似点があると感じました。 感想『サマタイ』のような辻褄あわせの時間ものが好きな私にはなかなかツボの作品です。設定的には、高校の文化祭の準備から当日までの雰囲気がよく表されており、 懐かしい感じがしてそのあたりも良かったですね。 ただ、時代が古いせいもあるでしょうけど、 タイムトラベルするシーン、爆音がし煙をモクモク出すだけでいまいちだった気がします。 ストーリーは割と良かっただけに映像をもう少し頑張ってもらえば 面白さもかなり増したのでは、と思えるだけに、その点が残念かな。 全体的には、まじめにしっかり作ってある作品であり、最初から最後まで楽しめる作品だと思います。 意外な掘り出し物かも |





