ちけん坊のブログ

日頃の仏事での出来事や感じた事などを綴っています。写真は花や虫を中心に自然の風景を掲載しています。

祈りの風景

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仏教徒と仏縁

仏教は、キリスト教やイスラム教などと違って戒律をそれほど重んじない一面がある。そこには彼岸思想に見られるように、中道と呼ばれる一方に偏らない穏やかな教えがあるからだろう。また一神教ではなく多神教なので、仏教徒の根底にあるのはお釈迦様に違いないが、実際のところはそれぞれの宗派の祖師であったり様々な本尊である。

特に日本の仏教徒はそれぞれの家庭に仏壇があって仏さまを拝んているのであるが、それは先祖さまの位牌であったりすることが多い。私たち日本人の心の中に先祖さまが成仏して見守ってくれているという思いがあるからだ。そこには仏教徒としての意識は余りなく、中道という曖昧さの中に日本の仏教が成り立ってきていることが背景にある。
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現代人は日頃宗教には無関心であるが、親族に死者が出ると初めて仏縁を持つ人が多い。いわゆる俄か仏教徒であるが、この初めての仏縁が大事だ。この時に良い僧侶に出会うと仏教徒としての自覚をもって頂けるようになるが、そんな僧侶ばかりでない。せっかくの通夜や法事に何の説法もしない僧侶や金儲け主義の僧侶もいる。仏縁を布教のチャンスと捉えて、生きている人(遺族)に対していかに関わって行けるかが今後問われていくのだろう。

◇コスモスが咲いている。
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