重力ピエロ
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何とも掴みどころが無くて、それでいて強く印象に残るタイトル。 原作者は最近映画化作品が目白押しの伊坂幸太郎。 彼の作品は、プロットの面白さで読ませるというよりは、 登場人物たちの知的かつ軽妙な会話のつながりで読者を惹き付けるのが、 大きな魅力だと捉えている。 果たして原作がどう映像化されているのかに興味を持った。 そのため、 普段は「原作ものは映画を先に観て、気に入った場合だけ原作を読む」という法則を適用しているのだが、今回は敢えて原作を先にしてみた。 但し、 原作を読んでから時間をおいてしまうと原作の評価が自分の中で固まってしまうことから、 原作を読み終えた次の日に映画を観ることにした。 ・・・と、のっけから理屈っぽくなってしまったが、結論から言うと、 原作を改変しつつもその魅力を損ねること無く、 登場人物たちのイメージを適切に映像化し、 さらには役者の個性を巧みに引き出した作品に仕上がっている。 仙台で起きた連続放火事件。 一見何の脈絡も無いかに思われていたが、 グラフィティアート(落書き)が現れた場所の近くで放火事件が発生する、 という因果関係に気付いた春は、兄の泉水と共に事件の調査を始める。 大学院で遺伝子の研究に携わる泉水は、 グラフィティアートに描かれた文字の頭文字と放火が起きた場所の頭文字に、 法則性があることを突き止める。 二人の父は病床にあり、母はすでにこの世を去っているが、 時折挿入される家族の思い出は、時に甘く時に切ない。 思い出が美しければ美しいほど対照的に重くのしかかるのが過去に起きたとある事件であり、 主人公の泉水と春の兄弟に微妙な陰を落としている。 そして、泉水と春に絡んでくる中年男と若い女。 彼らの正体が明らかになるに連れて、事件の裏に隠されていた犯人の意図が見えてくる。 決してスタイリッシュな話でもないし、ファンタジーでもない。 それどころか、 物語が進むに連れて泉水と春の兄弟にのしかかる運命の重さが次第に実感を伴ってくる。 救い様の無い程に重いテーマでありながらも、主人公たちの在り方は実にけなげだ。 厳然たる事実に感情を揺さぶられながらも、 家族や兄弟のつながりに救いを見いだそうとする二人の姿が切ない。 回想シーンは総じて幸福感を伴ったトーンで彩られるが、 中でも幼い泉水と春が二段ベッドで語るシーンは、 春の無邪気さと泉水の弟を気遣う気持ちが滲み出たいいシーンだ。 中年男との会話で感情を刺激された泉水が歩道橋の上で嗚咽する加瀬亮の演技は特筆もの。 春を演じた岡田将生の際立つイケメンぶりと、感情を抑えた演技も役のイメージに合う。 夏子を演じた吉高由里子も微妙な役どころをうまく表現していた。 ミステリとしては食い足りない所があるのは否めないが、 家族の絆や兄弟の在り方を描いた作品として、 記憶に残る作品になっていたと思う。 全編を通して映像世界にマッチした音楽が素晴らしかった。
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【映画】重力ピエロ
{{{: 解説: 作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説である、傑作ミステリーの映画化作品。数々の伏線を基に 一つに絡み合ったすべての謎が解けたとき、過去から今へとつながる家族の真実が明らかにされる。 物語の核となる兄弟役に挑むのは『それでもボクはやってない』の加瀬亮と『天然コケッコー』の岡田将生。 主人公の両親にふんするのは、小日向文世と鈴木京香。 監督デビュー作『Laundry ランドリー』で高い評価を得た、森淳一の演出手腕にも注目したい。 ストーリー: 遺伝子を研究する泉水
2009/6/2(火) 午後 8:58 [ 普通の日々 ]
重力ピエロ
伊坂幸太郎原作の = 重力ピエロ = を観てきました。これは映画化されるにあたって、事前に原作読んでました。 = 春が二階から落ちてきた = でこの物語は始まります。 解説 {{{:作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説である、傑作ミステリーの映画化作品。 数々の伏線を基に、一つに絡み合ったすべての謎が解けたとき、過去から今へとつながる家族 の真実が明らかにされる。 物語の核となる兄弟役に挑むのは、『それでもボクはやってない』の加瀬亮と『天然コケッコー』 の岡
2009/6/2(火) 午後 10:50 [ すろーらいふ日記 ]
《映画》『重力ピエロ』
= 映画『重力ピエロ』 = ==== 2009年5月23日公開 ==== [[item(http://blog.prb999.net/0615/marbb01.swf?txt=≪家族の愛は、重力を超える。≫,560,28)]] {{{ 解説: 作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説である、傑作ミステリーの映画化作品。数々の伏線を基に、一つに絡み合ったすべての謎が解けたとき、過去から今へとつながる家族の真実が明らかにされる。物語の核となる兄弟役に挑むのは、『それでもボクはやってない』の
2009/8/4(火) 午前 0:07 [ ゆきのだらだらシネマ人生 ]





原作が伊坂さんなんですね。
映画はいけそうにないので、原作を読んで見たいと思います。
映画はDVD待ちになりそうだな〜。
2009/6/2(火) 午後 0:26
今の邦画は伊坂作品に注目!ですからね〜。。。
試写会で観たのですが、重いテーマの中に優しい雰囲気のある作品だと思いました。
トラバお願いします!
2009/6/2(火) 午後 8:56
原作は衝撃的でした。伊坂幸太郎、気になる作家です。
2009/6/2(火) 午後 10:49
巴御前さんこんばんは。
原作は、これまたいいのですよ。ぜひ読んでみてください。
2009/6/19(金) 午前 0:46
くるみさんこんばんは。
重いテーマの中にも優しさや救いがあって、なかなか深みがありました。TBども♪
2009/6/19(金) 午前 0:51
もっさんこんばんは。
原作は、重いテーマを扱いながらも軽妙な会話が活き活きしていて、さすが売れっ子だなぁと思いました。これからも続々映画化されますね。
TBども♪
2009/6/19(金) 午前 0:55
切なくて重い内容のはずなのに、観終わると心温まる不思議な作品でした。
伊坂さんの原作も鑑賞後に読みましたが、原作の良さを生かした映画になっていたと思います。
どのキャストも良かったですが、岡田くんが特に印象に残りました。
遅れましたがこちらからもトラバさせて下さいね!
2009/8/4(火) 午前 0:12