藪井竹庵

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ちりとてちん

イメージ 1 このちりとてちんと云う落語演目は、過去にも言及しているので、そんなに何度もやると、豆腐が腐ると云われちゃいそうですが・・・(^ω^)

 元根多は、江戸中期の宝暦13(1763)年に発行された「軽口太平楽(かるくちたいへいらく)」と云う笑話本の中にある「酢豆腐」。笑話本や滑稽本は、落語とは切っても切れない仲にあり、落語根多の多くは、それらの本が原典となっています。この演目の場合は、「酢豆腐はひと口にかぎりやす」と云うサゲ(=落ち)となり、同様の「饅頭怖い」の場合は、「濃いお茶が一ぱいこわい」となります。

 この「酢豆腐」と云う演目は、三代目 柳家小さん(1855〜1930。本名=豊嶋銀之助)門下の、初代 柳家小せん(1883〜1919。本名=鈴木万次郎。通称=盲の小せん。小さんの三番弟子)が落語に仕立てた江戸落語。長屋の連中の悪戯話として、八代目 桂文楽(1892〜1971)が十八番としていました。

 この、小せん作の「酢豆腐」を改作して、旦那の誕生日の余りモノの料理を、お世辞のいい男(金さん)と、知ったかぶりの男(竹)に食べさせる「ちりとてちん」と云う演目にしたのは、やはり、三代目 小さん門下の、柳家小はん(本名=鶴見正四郎。小さんの12番弟子)。

 「ちりとてちん」が上方落語だと思われている理由は・・・作者の柳家小はんが、師匠の小さんをしくじり(その理由は不明ですが、小さんの逆鱗に触れたらしい)、東京にいられなくなって一時、上方で落語をやっていました。それを、初代 桂春團治(1878〜1934)が聴いて、この演目を得意にしました。

 話がちょっとややこしくなりますが・・・「ちりとてちん」の作者の柳家小はんは、小さんの許しが出て、再び東京に戻ります。その「ちりとてちん」を東京落語に広めたのは、五代目 柳家小さん(1915〜2002。本名=小林盛夫)と云う、皮肉な結果になってます(^ω^)

 落語ファンでなくても、かなり頭が混乱する話です。整理しますと・・・
 東京落語には、「酢豆腐」と「ちりとてちん」と云う演目があり、似ている内容ですが、作者が違うので、設定が違います。「ちりとてちん」と云う演目は、上方にも東京にもありますが、その違いは・・・
 「ちりとてちん」の語源です。上方落語は、三味線の音から「長崎名産のちりとてちん」としてますが、東京落語では、「台湾名産」とするのが普通です。まあ、どうでもいいようなものですが、そのような違いがあるって事です。「ちりとてちん」だなんて、あんた、シロウトだス。玄人は、「ちりん、とてちん」と云います(^ω^)

 データ・・・初代 桂春團治 明治11(1878)年8月4日〜昭和9(1934)年10月6日 享年56

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酢豆腐って、もしかして豆腐が腐ってたりして・・・な〜んてね。
また夜聞きに来ます(∀`*)♪

2008/1/29(火) 午前 7:37 きゃん

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*きゃんさん。。
昔の広辞苑には、そのように書いてあったらしい(^ω^)
それから転じて・・・「酢豆腐」と云うのは、「知ったかぶりをする」と云う意味も生まれているらしい。
まあ、落語を聴いてみれば、すべての事が判ります(^-^)v

2008/1/29(火) 午前 7:59 藪井竹庵

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ヾ(^▽^*はははっ!!酢豆腐=チリトテチン=知ったかぶりだったんですね(*≧m≦*)
それにしても・・・聴いてるだけでも「ウエッ!」こんなのを飲み込めちゃうなんて知ったかぶりには根性が必要なんですね(><)

え??広辞苑に出てるの??「酢豆腐」が??(゚o゚*

2008/1/30(水) 午前 0:05 きゃん

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*きゃんさん。。
ひとつウソを付くと、それをつくろうために、更にウソを付かなければならないんですね。だから、ウソは付いちゃダメだ・・・と云う教訓ですね。
ちなみに、「酢豆腐」をヤフー辞書で調べてみたら・・・知ったかぶりをする事・・・と出ていました^^
で、「豆腐」に「腐」の字が使ってありますが、これは、腐敗していると云う意味じゃなくて、漢字の「腐」と云うのは、固体と液体の中間と云う意味らしいです。ヨーグルトは漢字で「乳腐」と書きます。

2008/1/30(水) 午前 6:51 藪井竹庵

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大阪の人間にとって春團治の存在は特別のものが有るんですよね。
将棋の坂田三吉・落語の桂春團治に共通のものはなんでしょう…やたけた??なんですかね。

2008/1/30(水) 午後 8:55 shyu

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*しゅうさん。。
ドキッ!(^∇^)
しゅうさんは、私の思考が読めるんですかぁ?(^ω^)
もう校了しましたが、明日の記事の内容をズバリ先読みされちゃってます(^ω^)
「浪花恋しぐれ」と云う歌の歌詞に付いての考察です。「やたけた」と云うのは、淡路弁で「無茶苦茶」と云う意味ですね。三代目 春團治の弟子の春之輔がマクラで語っている事に絡めてます。初代 春團治と坂田三吉の「やたけた」には、多少の違いがあるらしい。乞うご期待(^ω^)

2008/1/30(水) 午後 10:13 藪井竹庵

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すごい資料をお持ちですね。
早速「お気に入り」に加えさせていただきました。私も、こじんまりと落語論評してますので、お暇でしたら、おいでください。

2008/1/30(水) 午後 10:26 キャバン

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*きゃばんさん。。
こんばんは。
私は、落語が特に好きだと云うんじゃないんです。私は、どちらかと云うと、数学とか物理が好きなんですが・・・落語って、テレビのドラマや映画とは違って、短い時間に、人生の真理を語っていると思うんですよ。
それぞれの問題をどのように処理するかってのは、数学の応用問題に良く似ています。新作落語も道理にかなったものならば好きですが、やはり、長い間支持されて来た古典落語は、聴き応えのあるものだと思います(^∇^)

2008/1/30(水) 午後 11:01 藪井竹庵

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はじめまして。今回取り上げた演者の作品のほかに、この噺を聴いてみると、どうも「道徳」間が勝ちすぎてる気がしますが、「単純に楽しむ」というのが必要かもしれませんね。

ご意見ありがとう。こちらからも訪問しますが、しばらく〜2年くらいかけて〜可能な限り毎日落語の題材を取り上げますので、ご訪問ください。

2008/1/30(水) 午後 11:27 キャバン

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そうですね。深夜放送を中心にした「ラジオ」人生でしたが、NHKなどが21:00ころ落語をやってましたね。
私は、「エアチェック」というカセットテープに保存する方法を高校3年で〜昭和47年に〜会得しましたが、片面90分のカセットテープが当時800円位したので、かなり無理して取った記憶です。第一作は三遊亭円生の「なめる」でしたね。懐かしい記憶です。

又お邪魔します。

2008/1/30(水) 午後 11:36 キャバン

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*きゃばんさん。。
再訪ありがとうございます。
落語関連の記事は、突っ込んだ部分までお書きになっていると思います。ただ、残念な事に、ヤフーブログには、落語を細かい部分まで研究していらっしゃる方が少ないので、あまり詳細な記事を書くと、ノーコメントになってしまう「きらい」があります(^ω^)
本格ではありませんが、「くすぐり」を所々に入れるのも、コメントしやすくしますね(^ω^)
それと、余計なお節介ですが・・・左側のメニューフレームに、「最新の記事一覧」を出していない方が結構いらっしゃるのですが・・・これが出ていないと、他の記事を読む場合、トップページまで戻らねばならず、ヤフーブログのような重いブログでは致命傷です。

2008/1/31(木) 午前 7:35 藪井竹庵

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*きゃばんさん。。
ラジオってのは、何かをやりながらでも耳に入ってきますから、付けっ放しでいいんですよね。テレビが普及した時に、大宅壮一さんが、「一億総白痴化」って云いましたが、現代人は、物事を自分なりに考えてみる力が衰えているように思います。
「なめる」も、ちょっと気持ち悪い噺ですが・・・大師匠たちが現役でやっていたんですから、今の若い人たちに云わせたら、夢のような話ですね(^∇^)

2008/1/31(木) 午前 7:44 藪井竹庵

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アドバイスありがとうございます。ブログの設定を研究してみます。
かつて、カセットテープで取った500〜1000本の落語を〜ラジオ、テレビの音声部分だけ〜をMP3に変換し、CDに焼きなおすか、I−PODで保管するか・・・度もあれ、HDDの中には、レコードにもCDにもなっていない放送のデータがあるので、これを至急整理したいですね。
金馬師匠が終わったら、昭和55年に始まった、TBS「早起き名人会」にシフトしようと思ってます。

2008/1/31(木) 午後 6:36 キャバン

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もしも、柳家小はんが師匠の三代目小さんの逆鱗に触れていなければ、上方落語『ちりとてちん』は生まれていなかった。そして、今放送の朝ドラのタイトルも違っていたかもしれない。そう考えると、世の中というものは分からないもんですね。
因みに、東京では『酢豆腐』は文楽・圓生・志ん朝といった人たちが演じ、『ちりとてちん』は主に小さん一門の噺家が演じているそうです。こんな所にも昔からの落語界の「派閥」の違いが見られるのが面白いです。

2008/1/31(木) 午後 9:24 [ mannennetaro2005 ]

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薮先生が私のコメに「酢豆腐」と書いてくださったワケが^^
今やっと^^わかりました!
私も腐った豆腐かと^^思っていましたが^^!
ヤッパ腐っていましたか^^!
ククク、、、このような人がいたら^^、
キット、いじめ落語の主人公で引っ張りだこでしょうね〜(*^^)v

2008/1/31(木) 午後 10:59 Kiku

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*きゃばんさん。。
メディア(録音媒体)は、新しいものがドンドン出て来ていますが、出来る事なら新しいメディアに移し替えた方がいいですね。と云うのは、音質が劣化してしまうからです。
レコードはカビが生え、アナログ録音したテープは、伸びてしまったり、磁性体が錆びてしまって、音が悪くなってしまいます。
レコードやテープで販売されたもの以外の音源と云うのは、貴重です。ラジオ局は、現在は放送テープを保存していますが、昭和30年代以前は、テープを使い回すケースが結構あって、それでなくても保存状態が悪いですね。
ニッポン放送の倉庫から、志ん生師匠の未発売テープが発見されるたびに、既発売品と抱き合わせで、全集として発売されますが・・・欲しいのは、未発売の音源だけなんですがねぇ(^ω^)

2008/2/2(土) 午前 7:11 藪井竹庵

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*万年さん。。
上方落語の方は、よく知りませんが、東京の落語では、三遊派と柳派と云う派閥が、かつてはありましたね。今は、団体が四つに分かれてしまっているので、明確な流派の分け方は出来ませんが・・・それでも、落語協会の会長は、三遊派と柳派が交互にやるのが、暗黙の了解になっているようですね。
ただし現在は、三遊派の本家筋が落語協会にいなくなっちゃった事と、先代 小さん以来、柳派が膨大な力を持ってしまったので、三遊派には、次期会長のめぼしい候補がいませんね(^ω^)

2008/2/2(土) 午前 7:35 藪井竹庵

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*お菊さん。。
現実社会には、結構、この演目の「竹」みたいなイヤなヤツがいるんですよね(^ω^)
ちょっとぐらいの聞きかじりならいいんですが・・・ことごとく知っているような口ぶりをされると・・・この演目のご隠居さんじゃありませんが・・・いたずらをして、ギャフンと云わせてみたくなります(^ω^)

2008/2/2(土) 午前 7:41 藪井竹庵

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キャキャキャ!
いますいます!
この手の人^^!

2008/2/2(土) 午前 10:57 Kiku

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*お菊さん。。
キャキャキャ!
いますよねぇ〜(^ω^)
私の場合、印象に残っているのは・・・釣りの話をするヤツです。どこどこで、バケツ一杯のウナギを取っただとか・・・どこどこでは、キスをバケツ一杯釣っただとか・・・
とにかく、「バケツ一杯」と云うフレーズを使うんだス(^ω^)

2008/2/3(日) 午後 5:50 藪井竹庵

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