藪井竹庵

酔ふて生き 夢の間に死す 神に感謝 大地に恵みを・・・一盃禅師

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上燗屋

イメージ 1 燗酒(かんざけ)とは、加熱した酒の事。酒自体を加熱する行為の事を、燗(かん)を付ける、お燗(おかん)するなどと云う。ただし、お湯を加える事で酒の温度を上げる行為は燗とは云わず、お湯割り(おゆわり)と呼んで区別される。基本的に、燗を行う時、加水(お湯も含む)は行われない。
 
 燗は、普通、日本酒、または、中国酒の一部を飲む際に行われる。日本酒を加熱したものを燗酒と呼ぶ事もあるが、燗が行われるのは日本酒だけではない。ただし、基本的には醸造酒でしか燗は行われず、蒸留酒では行われない。また、暑い時期にはあまり行われず、寒い時期に多く行われる傾向にある。燗は、日本や中国では古くから行われてきた行為であり、現在でも行われる行為だが、世界的に見ると珍しい行為です。酒にお湯を加えるお湯割りは、世界中で行われる行為のようです。(出典=ウィキペディア)
 
 ちなみに私は現在は一年中、冷蔵庫で5度くらいに冷やした缶チューハイしか飲んでいない。若い頃は何でもかんでもある物を飲んだのだが、酒を飲むには体力が必要であり、体力が落ちた今は、アルコール分6%の缶チューハイが、私の身体に最も適したアルコール飲料であるとの結論を得ている。
 
 燗にはその温度によって、様々な名称があり、一般的には以下の様になっているようです。
55度前後・・・飛び切り燗
50度前後・・・熱燗
45度前後・・・上燗
40度前後・・・ぬる燗
37度前後・・・人肌燗
33度前後・・・日向燗
常温・・・冷や
15度前後・・・涼冷え(すずびえ)
10度前後・・・花冷え
5度前後・・・雪冷え
 
 飛び切り燗を更に熱くした「煮酒」と云うのが存在するらしいのだが・・・あまり熱くすると、「アサリの酒蒸し」のように、アルコール分が蒸発してしまう気がするのだが・・・その辺はまだ未研究である。また近年では、「凍結酒」と云って、かき氷状態になった酒もあるらしい。これなんかは氷点下って事ですね。水は零度で凍るが、酒は零度以下にしないと凍結しない。
 
 で、上燗屋と云う落語は、酔っ払いが屋台の一杯飲み屋に絡むと云う演目で、うどん屋(上方の演題は「風邪うどん」)に類似している演目です。上燗と云うと、上中下の意味に取りがちですが、そうではなくて、45度前後に燗をした酒と云う事ですね。ただし、厳密に温度計で温度を測っている訳ではないので、熱燗ほどの高温になっていて、フーフーしないと熱くて飲めない酒ってのもあります。(しゅうちゃん。そろそろ出番ではないのかい? しゅうちゃんがコメントしやすい根多を振っているつもりなんですが・・・^^)
 
 尾篭な話で恐縮ですが・・・落語の「禁酒番屋」や「相撲場風景」では、小便を飲みます。蒸発したアンモニアで目がピリっとなりますが、それを燗のつけ過ぎと間違えます。つまり、燗をつけ過ぎて酒の温度が高くなると、アルコールが蒸発して、「目ピリ」になると云う印象があるのですが、残念ながらそこまでは、燗酒に付いては研究してません(^ω^)
 
 これからの季節、秋口以降は冷えますから、ウィスキーのお湯割り=ホット・ウィスキーなんぞは、身体が温まります。私なんぞは子供の頃に、赤玉ポート・ワインのお湯割りを美味いと思って飲んでいた記憶があります。だから、どうしようもない酒飲みになっちゃったんだと思いますので、よゐ子の皆さんは真似をしないようにして下され(^ω^)
 昭和56(1981)年 新宿末広亭 42歳時
 
 データ・・・二代目 桂枝雀 昭和14(1939)年8月13日〜平成11(1999)年4月19日 享年60 前名=十代目 小米 本名=前田達 出囃子=昼飯(ひるまま)

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先生が枝雀師の音源をそれも動画を取り上げるのは珍しいですね。
末広亭に出たと言う事は余一会か特別興行だったのでしょうか?
珍しいですね。(^^)
次の出囃子が「大漁節」なので歌丸師だったのですかね?
すると芸協のゲスト出演だったのでしょうか?
何か面白いですね。(^^)

2011/10/2(日) 午前 8:38 shobuen2

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*菖蒲園さん。。
ウチが何故、今でも上方では一番人気があると思われる枝雀をあまり取り上げないのかと云う、菖蒲園さんなら薄々お判りだと思いますが、右も左も判らない落語初心者が、枝雀を聴いてこれが最高の落語だと東京の人に思ってもらっては困るからです。大阪なら、そもそも上方落語のルーツは、大道芸人の呼び込みだったので、初代 春團治の「すかたん」を初めとして、このスタイルでいいんです。

でも江戸落語のルーツは、寺方の法話であり、笑わせる事よりも話を語り聞かせると云うスタイルをやってきたのです。つまりそれは圓生の語りであり、枝雀のスタイルは、三平のエンターテイメントだと云えます。今の東京の若手のスタイルってのは、ことごとく枝雀のスタイルになってしまっている感があります。そう云う人たちは、天満天神の繁昌亭の高座でやって欲しいと思います。

東京で枝雀のスタイルが主流になってしまったら、本来の語り聞かせる江戸・東京のスタイルが絶滅してしまいかねません。既にそうなっているとも云えますが・・・

2011/10/2(日) 午後 10:19 藪井竹庵

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*続き。。
このクリップでは、新宿末広亭を意識してか、枝雀にしては動きが少ないと思われるはずです。枝雀は非常に頭がいい落語家ですから、大阪でのやり方と比べると明らかに遠慮していると見て取れます。

枝雀のやり方は、東京落語ではやってはいけないと云う三つのタブーを犯してます。面白い顔や動作で客を笑わせてはいけない。座布団の上で不必要な動きをしてはならない。客いじりをしてはならない。東京落語ってのは、笑わせるのはあくまでも語りによってのみなんです。

新宿末広亭は、他の東京の定席と比べると、協会一辺倒ではない興行をしようとしますね。枝雀は東京の落協にも芸協にも所属していないので、普通なら東京の定席興業には出演できません。おそらくこの高座は、十日間の定席興業ではなく一日のみのゲスト出演だったのではないかと思います。先代 圓楽も東京の協会には所属していないので定席には出演できないのですが、晩年に、新宿末広亭のみにゲスト出演した事がありますね。

2011/10/2(日) 午後 10:19 藪井竹庵

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私にはこの面白さがわかりません。笑えますけれどつまらない笑いですね。
松鶴を生で聴いたと言う通人がいますが、私には松鶴もわからないのです。
現代人や上方人が志ん生を聞いてわかるのかなぁ?

2011/10/2(日) 午後 10:46 hig*s*ida*e

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*けんちゃん。。
枝雀は頭がいいので、「緊張と緩和」とかって、いろんな笑いのパターンを分析したりしましたが・・・人間はパブロフの犬じゃないんだから、パターン化なんかできないと思います。落語を聴く客には一人ひとりに個性があり、面白いと思う事ってのは千差万別ですよね。みんな同んなじだったら、一斉にトイレに行って客席には誰もいなくなる(^ω^)

志ん生の芸談を思い浮かべると、志ん生はパターン化なんかせずに、その時々の客の状況に応じて、様々なテクニックを使ってるんですね。志ん生の一番凄いテクニックは、「黙っちゃう事」ですね(^∇^)

客はどうしたんだ? と思う。志ん生はまた落語を忘れたのか? と身を乗り出す。そこへくすぐりをぶつけると、客はドッカ〜ンと笑う。ぞろっぺでやってるんじゃなくて、何度も何度も稽古をして、こうやりゃ客は笑うと云う、志ん生の緻密な計算なんです。同じ事を何度も繰り返して笑わせるってのは、漫才のてんや・わんやのテクニックだと思います(^ω^)

2011/10/2(日) 午後 11:15 藪井竹庵

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*続き。。
末広亭の客は、こう云うスタイルが当時の東京には無かったので、珍しいから笑ってるんだと思います。これを繰り返したらそのうち客は飽きるって事を枝雀は考えちゃったんでしょうね。

2011/10/2(日) 午後 11:15 藪井竹庵

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薮先生
私は枝雀師の噺を聴く時は音だけで聴くようにしています。
その方が、目先の動きに惑わされずに噺を聴けるからです。
本来は仕草ともども落語なのでしょうが、枝雀師の場合はチョット・・・
噺本来の味まで損なってしまっているのでは無いかと思うからです。
音だけで聴いてると逆によく解るんですよ。
晩年の「三十石」等高座で師匠は、苦しくて泣いてました。
私が枝雀師の事を自分のブログで取り上げ無いのは知識が無い事もそうですが、其の様に感じてしまう事も一因です。
10/2が豆腐の日とは知りませんでした。(^^)

2011/10/3(月) 午前 9:22 shobuen2

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*菖蒲園さん。。
さすが菖蒲園さんは、鋭い分析です。東京の落語に慣れている人は、枝雀の高座の映像を見ると、白けると思います。
私は、枝雀の音源や映像はほとんど持っておりますが、誰かが取り上げてくださればコメントを書きますが、ウチのブログではあまり取り上げたくない落語家なんです。

法師さんの感想と同じで、私の枝雀感は、面白いけど、他の落語家と比べてどこがいいんだか判らないんです。ただし、松鶴に関しては、私は法師さんとは意見が多いに異なり、松鶴の落語は大阪と云う土地柄を最もよく表現した落語家であり、東京で云えば八代目 可楽に匹敵するとさえ思ってます(^∇^)

枝雀は大阪の落語家なので、小米と云っていた若い頃から知っていた訳ではないのですが・・・談志なら、半世紀の歴史の音源が残っているので、その変遷が判るのですが、枝雀の場合はその変遷が良く判らないので、彼の晩年の苦悩が、ある程度は判りますが、正確にはよく判らないんです。上方落語を中心に書いているブロガーって皆無ですしね(^ω^)

2011/10/3(月) 午後 0:26 藪井竹庵

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