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太陽と月と地球の重なる時

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2012年の金環食
 
これを知った20年前には
 
金環食はダイヤモンドリングのように見えると思っていた
 
徐々にあたりが暗くなり
 
その瞬間が訪れる
 
と思っていた
 
地上でもっとも劇的な自然現象が
 
ここにいて見ることができることの感動を想像して
 
必ず見ることを自らに誓っていた
 
現実には
 
それほどの劇的な変化は訪れはしなかったが
 
何とも言い難い違和感が
 
あたりを包んでいたのは確かだった
 
明るいはずの朝を
 
目には見えない影が侵食し
 
かすかな冷気が忍び寄る
 
金環食があることを知らなければ
 
感じることのできないほどの
 
微かな変化
 
感覚的には晩秋の夕暮れに近い風景が
 
初夏の朝を支配していた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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というわけで、今回の金環食フィーバーは過ぎ去った。
2035年には、本州で皆既日食が見れるわけだが、それを
老後の楽しみにしている私としては、その時も、今回のよ
うに平和で穏やかな日本であってほしいと思うばかりだ。
 
 
 
 
 
 
 
 

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yamato
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