孤高の猫属(ベンガルトラ)
ベンガルトラ 分 類 哺乳類 食肉目裂脚亜目 ネコ科 学 名 Panthera tigris tigris 異 名 インドトラ、タイガー 分 布 ネパール、インド、東南アジア 環 境 熱帯多雨林、森林 ネコ科最大の種。私が最も好きな生き物です。最大亜種アムールトラ(シベリアトラ)では体長2.5m。体重300kg。亜種ベンガルトラは体長2m内外、体重200kg強です。また、スマトラトラはこれらの大型トラの半分しかありません。性別による大きさの違いは、どの種もメスよりもオスの方が大型になります。 背面は黄色の体毛に黒い横縞模様がありますが、傾向としては北方系の亜種は体色が薄く、南方系の亜種は黄色というよりもオレンジ色がかり色味が強い。一見派手に思えるこの模様は藪等では周囲に溶けこみ保護色になるそうです。 犬などは全ての物が、モノトーンで見えると言われているので、あの体色でも保護色たり得るかもしれませんね。 トラはクマ、ウシ、同属のヒョウや、昆虫に至るまで動物なら何でも食べるようです。単独生活を送るトラゆえの食性なのでしょうね。 よく、大事なモノに“虎の子”という表現をしますが、あれは、トラが子供を非常に大切に育てるためだからなんだそうです。森林の王者、孤高の虎は家族をとても大事にするんですね。 日本語には、他にもたくさんの慣用句やことわざがありますが、昔の人は、トラという生き物に、他の動物とは違う何かを感じていたんでしょうね。 そんな密林の王者ですが、やはり残念なことに絶滅危惧種のひとつです。主に人による乱獲が原因です。ほんとに、人の欲とは際限がないですね・・・。 トラにまつわることわざ&慣用句 「虎の威を藉る狐」・・・ 権力・権勢のある人の力をかさに着ている人のたとえ 中国の古事にこういうものがあります。虎に捕まった狐が「俺は百獣の長になるよう神に命じられた。嘘だと思うなら俺の後をついてくればわかる」と言ったので、狐が虎の後をついて行ったところ、狐の前の虎を見て獣たちはみんな逃げ出してしまいました。ところが、虎は狐をおそれて逃げたのだと思いこんだんだそうです。 「前門の虎、後門の狼」・・・ 前後から、また次次と災難を受けること。一難去ってまた一難。 「虎視眈々」・・・ 虎が、鋭い目つきで獲物をねらっているさま。転じて、じっと機会をねらっているさま。 「虎穴に入らずんば虎児を得ず」・・・ 危険を冒さなければ、大きな成功は得られないことのたとえ。 「虎は千里行って千里帰る」・・・ 虎は1日に千里の遠くへ行ってまた戻ってくる。勢いの盛んなことのたとえ。虎は一日千里行く。 「虎に翼」・・・ただでさえ強い力をもつ者にさらに強い力が加わることのたとえ。 「虎を養って虎に噛まる」・・・ 主君が才能ある家臣に、その座を追われることのたとえでしょうか・・・。これは調べてもわかりませんでした。 「虎は死して皮を留め人は死して名を残す」・・・ 虎は死後に立派な毛皮を残すが、人にはそのようなものはなく、残るのは名前だけである。だから、人はその名前をはずかしめないような生き方をしなければならない。人は名誉を重んじることが大事であること。 「虎になる」・・・ 酔って怖いもの知らずになる。酔ってあばれる。また、泥酔する。 「虎の尾を踏む」・・・ とらのしっぽを踏めば食い殺される。非常な危険を冒すことのたとえ。 「虎の子」・・・ 虎が自分の子を非常に大事にするといわれることから、大事な物・貴重な物のたとえ。 「虎の髭をひねる」・・・ 無謀なことのたとえ。でしょうか。これもわかりませんでした。 「張り子の虎」・・・ 虎の形をした首の動く張り子のおもちゃ。転じて、首を振る癖のある人、また、虚勢を張る人、見かけだおしの人などをあざけっていう言葉。 「虎を野に放つ」・・・ 危険なものを、ほったらかしの状態にしておくこと。また、災いのもとを絶たないでおいて、後に大きな事件などに発展する原因になること。 「虎を描いて狗(いぬ)に類す」・・・ 迫力のあるとらの絵を描こうとして、つまらない犬のような絵になってしまう。素質のない者がすぐれた人物の言動などのまねをして、以前に増して軽薄になることのたとえ。また、物事を学んでやり損うことのたとえ。下手な物まね。 「虎の巻」・・・ 物事の秘伝・奥義を記した書。また、教科書の自習書。中国の昔の兵法書の一つに「六韜(りくとう)」という書があり、これが文韜・武韜・竜韜・虎韜・豹韜・犬韜の六編から成り、このうちの虎韜がつまり虎の巻で、虎が百獣の王であることから、虎の巻は兵法の秘伝書の代名詞のように使われるようになった。なお、「六韜」は周の文王に仕えた軍師太公望の作といわれる。 「虎狼(とらおおかみ)より人の口畏(おそろ)し」・・・ とらや、おおかみは恐ろしいが、その害を防ぐことはできる。が、人の悪口から身を守ることはむずかしいという意。 「虎嘯(とらうそぶ)けば雲起こる」・・・ とらがほえれば、それに従って雲がわき起こる。英雄がひとたび立てば、天下に風雲がまき起こることのたとえ。 こうして、ことわざや慣用句を、書き上げてみると人とトラとの関係の深さがわかりますね。 PS・・・知らないことわざがたくさんあったので、調べてことわざとその意味を追記しました。
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緑に虎の黄色?と縞が浮き上がって、すごく鮮やかですね!
ことわざ、慣用句、知らないのありますね^^「虎に翼」って何だろ?
2007/6/26(火) 午前 7:20
ためになる教養講座・・ありがとうございます。
熱林の王者ですが、「あの模様は、目立つよね」姿、発見されやすいと思うのですが・・
関西の人は、特にトラ柄好きですね
ひと目で、わかります・・(笑)
2007/6/26(火) 午後 4:07
さくらさん トラは美しいでしょう!
記事を書きなおしましたので、もう一度読んで下さい。
ことわざ&慣用句のところを、かなり書き足しました。
2007/6/26(火) 午後 10:27
はなさん 薄暮の時間帯、草むらの陰にひそむトラは見つけにくいと思います。昼間の暑いときはトラも狩りはしませんしね。あと、動物の多くは色盲なので黄色が目立つということもないと思われます。ちなみに、人間は3原色を基本としますが、一部の鳥は4原色を基本とするものもいます。虫類には紫外線が見えるものもいんですよ!
2007/6/26(火) 午後 10:39
大作お疲れサマでした♪
トラがクマやヒョウや昆虫食べるなんて知らなかったΣ(=д=ノ)ノ アゥーン!!トラのシマってキレイですねぇ!!!
ことわざも勉強になった。ありがとうございます♪
写真と記事にポチ!!!
2007/6/26(火) 午後 11:12
あいこさん わたしもクマまで食べるとは思いませんでした。びっくりです。ことわざもいろいろ勉強になりましたよ。
いつも傑作ありがとう!!!
2007/6/26(火) 午後 11:20
トラさん、かっこいい〜♪ きれいな毛皮だなぁ・・・。2枚目は水を飲んでいるところでしょうか。いろんな動物を食べるみたいだけど、草は食べないのかな?うちの猫は最近、野菜をよく食べますよ(笑)ネコ科の動物はどれも姿や動作がうちの猫に似ていて、かわいくみえます(^^)。
虎にまつわる言葉、こんなにたくさんあるんですね〜。知らなかった・・・。でも、残念なことに私のパソコンで見ると、説明の右端が切れているんです。Safariで見るとそうなるのかな。他の人の記事でも引用の囲いの中は、よくそうなって読めないことがあります。
2007/6/27(水) 午前 6:54
おはようございます。
トラ、綺麗な毛並みですねぇ。。
ことわざ、勉強になります。
2007/6/27(水) 午前 10:05
ベンガルトラは、私も好きです♪黄色と黒のクッキリとした模様が、本当に綺麗^^虎のことわざ・慣用句って、こうして見るといっぱいあるのね〜!ブログやってると、いろいろお勉強になりますね☆
2007/6/27(水) 午後 7:11
ちゃこさん 猫も犬も整腸の為に、草を食べることはありますね。トラも同じことが言えると思います。
トラは怖いですよ^^ なでられただけで大怪我しそう・・・。
文字はインターネットの文字設定で文字サイズを小さくするといいんじゃないかな?
2007/6/27(水) 午後 8:33
ななみさん 猫は綺麗好きですからね。毛づくろいをしっかりしてますよ。
2007/6/27(水) 午後 8:34
ももさん トラの毛並みといい、色といい素晴らしいものがありますよね。ノッシノッシ歩く姿に風格があって惚れ惚れします。
本当に、いろいろ勉強になりますね。
2007/6/27(水) 午後 8:37
情報盛りだくさん!!!
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」勇気がいることですけどね・・・必要ですよね・・・
2007/6/28(木) 午後 1:19 [ rin*o*hi*e_r*n ]
りんごさん 危険を犯すほどのモノがあるのなら必要ですね。
どれだけそれを欲しているのかが大事なんだと思いまよ☆
2007/6/28(木) 午後 10:49