無題
宇宙体験(2)
立花隆がインタビューした宇宙飛行士は、そのほとんどすべてが空軍に籍を置く軍人だったから、軍関係の学校を卒業していた。そして又、彼等は例外なしに大学の理工学部を出てもいた。こうした宇宙飛行士たちが、人文系の学問に無知だったこと、そして内面的な問題について最初から無関心だったことは容易に想像がつくだろう。
彼等は精神的な問題に無関心だったように、国際問題についても紋切り型の意見しか持っていなかった。時代は東西冷戦の真っ最中だったから、彼等はソ連に対して激しい敵意を燃やし、第三次世界大戦が始まったら先頭に立って戦う決意を固めていた。宇宙飛行士は揃って頭の固い単純人間だった。そうした人間でなければ、部内での激しい競争に勝ち抜いて宇宙飛行士に選抜されることは不可能だったのである。
アイズリも、そうした頭脳明晰な単純人間だったから、
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