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九月大歌舞伎『平家蟹」

観てきました。お友達のあっこちゃんと一緒に(^^)
実は歌舞伎好きな友達と歌舞伎観劇に行ったのはこれが初めてだったんです!
楽しかったぁ〜
いつもは1人で観に行くので(T△T)時間を潰すために歌舞伎座の中をウロウロする幕間の時間も今回はあっっという間に過ぎていっちゃうし♪♪
また一緒に行こうね☆★


平家蟹



源氏を恨むあまりに狂ってしまい、ついには妹と妹の婚約者を殺し自らも海へ消えていった平家の官女玉蟲(芝翫丈)の恐ろしくも悲しい物語・・・


客席の照明が落ち、緞帳が開くと平家物語絵巻物のスライドが映し出され、白石加世子さんのナレーションによって事の成り行きが語られました。
この白石さんのナレーションが凄く良い!!
何が良いって、なんかもぉ呪われそうな位怨念がこもってそうな感じがして(笑)
恐いんだわ。ホントに(><;
この調子で怪談話されちゃったら夜1人ではいられないなって位恐い・・



そして、芝翫丈の玉蟲はさらに恐い(^^;
なんて言うんだろう・・正気のような狂気、とでも言うのでしょうか?
見た感じでは普通だけど、蟹と楽しそうに喋っている姿を見ると怖さを感じました。
源氏を憎み、絶対に滅亡させてやると蟹に意気込む姿は狂気そのものでした。




時は平家滅亡の二ヶ月後、壇ノ浦では生き残った官女達が悲惨な生活を送っていた。
若い者は身を売り、盛りを過ぎた者は海藻などを集め生活の糧としていた。
そんな平家の官女の玉蟲は源氏を憎み、恨みを断ち切れない日々を送っていた。
そんな中、妹の玉琴(魁春丈)が源氏方の那須与五郎(橋之助丈)と恋仲になり夫婦になりたいなんて言い出すもんだから、もぉお姉ちゃんの怒りは爆発!!
しかも、与五郎は那須与市の弟だったからさらに大変!
那須与市とは壇ノ浦の戦いにて平氏が掲げた扇を見事撃ち落とした源氏の武将。
実は玉蟲はその時、扇を掲げた船に乗り源氏を誘った官女だったのです。
なので、玉蟲にとって那須与市は誰よりも憎い相手・・もしかしたら頼朝や義経以上かも。
そんな憎い相手の弟を好きになっちゃった玉琴の行為は玉蟲にとっては裏切りでしかない訳です。
で、妹を勘当しちゃう。

ある夜、玉琴は与五郎と一緒に玉蟲へ勘当を解き、結婚を許して、自分たちと一緒に与五郎の故郷へ来て欲しいと玉蟲の家にお願いに行きます。
もし、許しを得ることが出来ないのなら姉妹の縁を切る覚悟で。。
ところが、意外とあっさり玉蟲は許しちゃいます。
そして今ここで祝言を挙げなさいと言って準備のため奥に下がります。

許しを得ることが出来て2人は大喜び。
奥から三方に杯を乗せて戻ってきた玉蟲に言われるがままに祝言を始めます。
玉蟲は今家にあるお酒は神棚にある御神酒しかないからこれを使おうと言って2人に三三九度を勧めます。
ところがこの御神酒が実は曲者。
神棚に奉ってあるのは阿修羅など戦いの神々。そして御神酒は平家蟹の肉を漬けて毒酒にした物でした。


なんか悪魔教みたいですね(^皿^;
負のエネルギーもここまで来ると恐いを通り越してスゴイになってきます(≧△≦)


何も知らずに毒酒を飲んでしまった2人・・
玉蟲は祝いの舞を舞い始めます。
やがて毒がまわり苦しみ始める2人。
助けを求める2人を冷徹な瞳で見つめ、扇についている紐で鞭のように打ち付ける玉蟲。

息絶えた2人を見て玉蟲は一瞬正気に戻ります。
「玉琴はともかく与五郎を殺してしまっては那須家に追われてしまう・・」
追っ手に狙われる恐怖から正気に戻った玉蟲・・
身を隠すところを探していると庭に一匹の蟹が。。。
蟹を見つけるなりまた顔には狂気が戻ってきてしまった。
そして蟹に誘われろままに海へ向かい、海の底の都で再びお宮仕えをすると言って荒れ狂う海へと玉蟲は消えていった。。。



スッゴイどろどろした話ですよね。
憎しみという感情はここまで人を狂わせてしまうんだなぁと思い寒気がしました。
おそらく、御神酒が毒酒になったのも平家蟹の力というよりは玉蟲の怨念による呪いの力によってだと思うし。。


芝翫丈ってやっぱりスゴイですね。
あの狂気と正気の使い分けというか、あやふやさがすごい。
普通だなって思っていた人が急に豹変すると恐いじゃないですか。
まさにこんな感じでした(笑)
普段は正気の仮面をかぶっているけれど何かの弾みで仮面がはずれると隠れていた狂気がむき出しになってしまう・・玉蟲さんてきっとこんな人なんじゃないのかな?って思いました。


玉蟲さんはきっと平家であることだけが自分を確立させる柱だったんじゃないですかね。
だからそれが無くなってしまったら何を拠り所にしていいのか分からなくなってしまったのではないでしょうか?
本来なら命を落とした官女も数多いる中で妹共々命があることを喜び、玉琴と一緒に新たな生活を始めれば良かったのに。。。。
玉蟲さんが次の柱に選んだのは源氏を恨み憎む事だったのでしょう。
それ故に狂気に蝕まれこのような悲劇へと発展してしまったんでしょう。

そう考えると玉蟲さんは孤独で寂しい人だったのかもしれないなぁ・・
本当に心を開ける相手がいなかったんじゃないですかねぇ。
なんだか怖さと共に悲しさも残るお話です。。。


そぉそぉ!幕切れの荒波の場面は凄かったです!!
あたしの一番のお気に入りポイントでした(笑)
平面的な海は何度か見たことがあったけど、あんなに立体的な海は初めて観たので感動しました(;△;)
そして、荒れ狂う海と空が玉蟲の狂気を象徴し誇張しているようで、幕がしまったあとも
「はぁ〜〜(。_。)」
となってしまう狂言でした。

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♪はじめまして、履歴からきました!詳しいですね。何の芝居みても感覚だけで楽しめてしまう無知な私です、歌舞伎、これから色々観たいと思ってるので時々お邪魔して勉強させてくださいね!ヨロシク☆

2005/9/19(月) 午後 11:10 [ ]

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はじめまして(^^)全然詳しくないですよぉ。あたしも歌舞伎とかお芝居は感覚だけで観てるタイプですよ。劇場の空気とかが好きなので(^皿^)なのであまり勉強できるようなことはかけないと思いますが・・・(^O^;どおぞ、ヨロシク♪♪

2005/9/19(月) 午後 11:50 [ yan*m*nchi*12 ]

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わぁ〜素敵なレポだね。分かりやすい。もちろん、また一緒にいこ!幕間楽しかったね☆「平家蟹」意外と面白かったよ〜。夜の部は「勧進帳」でウキウキしてたけど、「平家蟹」のドロドロさ、場面転換や構成もバラエティーで夏の終り?(ギリギリ)にはぞぉっとする面白い狂言だったね。あの海のシーンはかなりよかったね。やんちに共感。

2005/9/21(水) 午前 1:05 あっこ

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・・・おおっ、読ませてもらっているうちに舞台の情景が蘇ってきました。嬉しい「追体験」させてもらっちゃった。ありがとうございますっ(^^)玉蟲@芝翫丈は一見狂っているようには見えないのですよね。ある意味では確かに正気、「正気のまま狂ってる」―――凄いものみせてもらったなぁって思います。同じ公演の観劇レポを書いてみました。是非TBさせてくださいませ♪

2005/9/21(水) 午後 11:01 [ 雪柳 ]

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あっこちゃんへ☆『勧進帳』花道見えたから福助さんいっぱい見れて嬉しかったねぇ(≧▽≦)イケメン義経(笑)児太郎くんも可愛かったし♪それに観劇後の一杯を体験させてもらってホント嬉しかったッス。またよろしくね(^^)v

2005/9/21(水) 午後 11:45 [ yan*m*nchi*12 ]

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雪柳さん☆そう言ってもらえると嬉しいですねぇ♪TBもありがとうございます(^^)『平家蟹』は九月歌舞伎の狂言の中でもインパクトの強い狂言だったのでちょっと気合いを入れてレポしてみちゃいました(笑)

2005/9/21(水) 午後 11:52 [ yan*m*nchi*12 ]

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こんばんわ〜〜〜
今日(京都時代祭り)に行って来ました(^^)
ブログに載せました。時間が有ったら覗いて下さ〜い。

2007/10/22(月) 午後 7:34 雅(みやび)

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九月大歌舞伎『平家蟹』

【公演データ】 公演名:九月大歌舞伎『平家蟹(=へいけがに)』 会場:歌舞伎座 観劇日:2005年9月3日 夜の部 【主な配役】(敬称略) 官女玉蟲:中村芝翫 妹 玉琴:中村魁春 おしお:中村吉之丞 那須与五郎:中村橋之助 僧 雨月:市川左團次 《「人間」が飲み込まれた

2005/9/21(水) 午後 11:03 [ 文花座 ]

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