エコライフの典型は戸外での暮らしです
単純な話ですが、家に居るから余計なエネルギーが必要
外に居れば冷房も暖房もテレビも縁がありません
ウォーキングやハイキングなど用具や移動に資源消費の少ないのが最適です
体を動かした後は、体が温まり室温13℃程度でも寒く感じません
人体は高効率な熱機関、運動による食料の消費増は暖房エネルギー増に比べて僅かです
次に、庭木の剪定や草取り、草花の手入れなど、庭仕事は、エコな時間の過ごし方です
畑仕事も食料自給という意味でより貴重です
エコライフは、なるべく自然に逆らわない暮らし方です
と言っても工業文明を否定する訳ではなく、その誤りや行き過ぎを是正する程度が現実的
自然を、うまく利用し恵みを得ることは人類の本質ですし
工業の恩恵は自然の力を補完することを意識して活用するのがよいでしょう
太陽熱で温めた湯を利用すると、なるべく湯が熱いうちに風呂に入るようになります
夜中でも朝でもお湯は使えますが、貯湯槽の温度が下がって燃料の消費が増えるので
まだ明るい夕方、追い焚きもせず熱い風呂に入れた日は、心から「有難い」と思えます
さらには、風呂に入るのを晴れの日に合わせたくなります
「いつでも・どこでも・すきなだけ」という現代風の価値が異常に見えてくる
夜更かしも自然ではありません
春から秋にかけて早寝・早起きは健康でエコな生活の基本です
照明と冷暖房が少なくて済む
冷暖房と言えば、それなしには暮らせないほど、現代人はひ弱
昔の人はエネルギーに制約があったぶん、色々な知恵で乗り切っていました
現代でも生かせる知恵は様々です
スダレ・ヨシズで影にする、地面に打ち水をするなどは今も有効
樹木で影を作ると同時に蒸散で空気を冷やすことは、都市レベルの熱問題を緩和します
生活の場所を変えるのも手です
犬や猫は、昼寝をする場所を慎重に選んでいます
暑さ・寒さに対して可能な限り快適な場所を探して
我々も固定的に考えず、夏は涼しい部屋、冬は暖かい部屋を利用する
そうすれば、より快適でエネルギーの無駄が省けます
なるべく近くで取れたものを冷蔵しないで食べるのも基本
特に空輸された食品は、輸送に要した燃料消費が大きく、環境への負荷が大きいです
食物を無駄にしないことは、別な意味でもっと大事
つまり買い過ぎない・作り過ぎないことです
自給率が極端に低いわが国では、食糧不足がいつ起きても不思議ではありません
“モッタイナイ”の精神で食べ物と付き合いましょう。
エコライフの本質は、機械任せにせず“手間・暇をかけること”
夏を涼しく過ごすための窓の開閉、部屋を出るとき照明を消すこと
待機電力をなくすため電源を元からOFFにすること、などは日常的な例です
資源の有効利用とゴミ減らしの本質は、モノを長く使うことです
そのような気持ちがあれば資源の浪費が減らせます
流行に遅れたくない、新品でなくちゃ駄目、などの価値観はあまりエコとは言えません
クルマに乗るのは控えて、もっと自分の脚で歩きましょう
自転車の利用は健康にも良く一石二鳥
戦後の物不足は遠い過去となり、欲しい物は何でも手に入る
いやモノが溢れる時代になりました
昔なら浪費だった行為も普通のことになっています
豊かな時代に生まれた世代には、当たり前のことでそれに気付かないでしょう
しかし、このような現象は、長い文明史の中で極めて特殊なことなのです
化石燃料を無制限に使い、資源を大量消費して有害な廃棄物を作り出す文明に未来はありません
でも、「エコライフで頑張ろう!」と必死になるのも・・・
まずは、無駄・浪費に気付くこと
今日のような浪費のなかった昔の知恵にもう一度光を当てることが有益と思われます
消費が増えれば幸せになる訳ではありません
足るを知り、無理せず自然に暮らしができるようになれば、本物のエコライフでしょう
第16回 私のエコライフあれこれ - ECO JAPAN - nikkei BPnet 環境ポータルより