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ベンゾジアゼピン

弟(ちーくん)が2日前、12日の14時47分死亡確認された。
わたしより21歳下。まだ30台の前半である。
職場に病院から呼び出しが入り駆けつけたが間に合わなかった。
 
死亡診断書には、死にいたる病気
1.心不全  2.拡張型心筋症  (1.2.とも発症から2年)
直接の死因
1.心房細動  (発症から1ヶ月)
と記載されている。
 
医師の話を聞いても、(解剖はしていないので確証はないものの)
おおむね想定内の診断である。
身長(cm)よりも体重(kg)の数字の方が10多いので!
 
兄として私が問題に思っているのはそこに至る経過である。
私がわかる範囲内で弟に代わり報告しておく。
カルテ等の調査はしていない。
弟からの生前の聴取と医師の話だけである。
 
まず子供の頃、中学生の頃といっていた。
不眠を訴え親父から精神安定剤の処方を受けた。
本人の記憶ではデパスだった。
 
親父自身もベンゾジアゼピンAddiction(嗜癖)があり相当に高用量の
ベンゾジアゼピンを自己処方で内服していた。
弟の病名は不眠症といわれていた。(カルテ病名か?)

段々と用量が増えていき、高校生の時には
ハルシオン 1mg+ユーロジン3mg/Dayくらい飲んでいた時期もあったらしい。
高校生の頃からは精神神経科に受診してそこの処方になっていた。
(親父の処方箋ではなく)
 
そのご診断名は大うつ病が加わり抗うつ剤の処方が追加された。
はじめは3環系のもの、口渇などひどくすぐに4環系のテトラミドに変更。
 
SSRIが開始され、SNRIも加わった。
 
この頃の処方が(30歳直前)
セロクエル 125mg
レキソタン  10mg
ロヒプノール  4mg
ジェイゾロフト  100mg
などなど、たしか6種類処方されていたように思う。
 
この頃は太めではあったものの普通に活動も出来、(BMIで30くらい)
歩いても呼吸も苦しくはなかったという。糖尿病の傾向もなかったという。
ここまで来るのに最初の処方から15年くらい。
 
わたしがちーくんがこれだけの高用量の向精神薬を服用している事を
知ったのがこの頃。
 
その時、画像上の心臓(CRT)は十分に大きかったがまだ心不全の自覚症状はなかった
ように思う。
癌(精巣癌)は持っていたもののそれは生命を脅かすようなものでは
なかった。完全治癒切除で全身メタ検索も管理されていた。
 
向精神薬についての意見交換をこの頃本人とした。
依存が激しいこと、1回でも抜かすともの凄い禁断症状が来る事
当の本人に止める気がないことなどがわかった。
減量についての意見は述べておいた。減量したほうが良いという
アドバイスもしておいた。
 
ここからが激しかった。
まず最初は2年前、心不全の自覚症状が出始める。
階段を昇るのすら危うくなった。
 
自覚症状が出ればあの胸部レントゲン画像では、画像自体は大差ないのだが
拡張型心筋症といわれるだろう。
 
肝機能、腎機能も年齢の割には落ちてきた。
 
そうこうしているうちに境界型糖尿病といわれる。
BMIは56に達していた。
糖尿病の治療が始まる。
 
食事療法がなかなか上手くいかない、
ビクトーザが処方された。
 
この頃の処方薬は
向精神薬てんこ盛りと、このビクトーザと、花粉症のアレグラ、水虫の塗り薬、
くらいかな。
 
亡くなる前日にはBMIは68に達している。
そして一昨日弟は天国に旅立った。
親父ももう先に逝っているので、家族のいないちークンの船出は、
長男である私が喪主を務めることとなった。
 
どうみても薬の副作用・悪循環カスケードといわざるを得ないのではないか?
最初のデパスさえ飲み始めていなかったら、そのご眠剤は増えていったのだろうか?
抗うつ剤は処方されるようになっただろうか?
 
心機能の低下や、精巣癌にベンゾジアゼピンの影響は無いのだろうか?
糖尿病の発症は体重も問題あるだろうけど非定型の向精神薬も1枚かんでいるだろう。
 
最後の診断書の心房細動は亡くなる当日に心電図で掴まったものではなく、
(当日には確認されていない)年末に心電図で捕まえたもの。
 
最後はQT延長による突然死だった可能性は捨てきれないのでは?
それはベンゾジアゼピンやアレグラが悪さしていそうだ。
 
問題点はなぜこの悪循環を途中で断ち切れないのだろう?
親父は私にも色々な薬を飲ませたがっていた。
小さい頃、ビタミン剤やハリバ球など毎日てんこ盛りに飲まされていた。
そういえばもう時効だが、ビタミン剤や虫下しと間違えて旅行中に(錠剤を別のケースに入れていた)
誤ってベンゾジアゼピン(親父の自分用)を大量に私に飲ませてしまい私が死に掛けた事がある。
(この話、うちの親戚筋では有名な話)
 
50年以上も昔の話なので、旅先で搬送された救急病院の医師も、親父も医師なので
大事にはせずに警察へも通報せず、結果的に私は生還し事なきを得た事がある。
今だったら大問題になるだろうな。
親父自身のAddictionの犠牲に私もなりかけ、ちー君はなった気がする。
私などは丁度サリドマイド児の頃で、よくこんな親父でサリドマイドにならなかったものだと思う。
 
次の某大学病院の某精神科医はどうなのだろう?
うちの親父の処方を上積みして行っただけなのだ。
診断はちゃんとしたのだろうか?
多分カルテを取り寄せて見れば、症状がきちんと書いてあり、その症状にこの薬という
ジグソーパズルは成立するのだと思う。法律的な瑕疵はない。
 
まだちー君は高校生だった。
その医師はその用量でそのあと一生概、薬を飲ませ続けるつもりだったのだろうか?
ここが一番信じられない。
もしこのカスケードを停められるとしたらここしかないと思う。
 
ここで一気に用量が増えているのだが、時期としては母親を癌で失った
所にぴったりと重なる。
ならばきちんとしたグリーフケアをする事によってそれを乗り越えるべきだったのでは
ないだろうか?
精神科の医師ならばなおさらそうだと思うのは私だけなのだろうか?
 
ここで他のこと、例えば認知行動療法などの導入により減量を試みる事は
出来なかったのだろうか?
試された様子は全くない。
ただ悲観に対しても薬剤がてんこ盛りに上積みされただけだった。
 
高校生での精巣癌の発症もいくら若者に多い病気とはいえ早すぎる。
ベンゾジアゼピンの免疫抑制を強く疑いたい。
 
そして心不全。はじめは心臓は悪くなかったんだよね。
これもこの高用量のベンゾジアゼピンの悪影響は否定できないだろう。
 
糖尿病は家系的にもなく(癌は父母とも多いんだが)その兆候も
BMI30越えていてもまったくなかった。
これは非定型の向精神薬の所為と言い切っていいだろう。
なんで糖尿が境界型と言われたときに非定型だけでも止めないのだろう?
止める努力をしないのだろうか?
本人がどうしても止めたくないと言ったわけではない。
他の薬が出るならば変更しても良いと言っていたようだ。
 
そしてビクトーザ、これも信じられない。
心不全になっていたのでメトホルミンは使いにくいのだろうけど・・・・・・・でもなあ。
だったら普通のインスリンじゃないだろうか?
ビクトーザだろうか?
 
ビックトーザ使用開始数ヵ月後の突然死症例ではあるが・・・・・・・。
有害事象に数えるべきだろうなあ。たぶんSK病院も主治医もナースも薬剤師も
厚労省に報告なんて出さんだろうけど。
私はカルテ取り寄せてまで出す気もないけど。
 
結果的に私の弟のちークンは親父の犠牲になり、日本の医療制度に殺された。
 
そうだとしか思えない。
 
薄幸な奴で可哀相な奴だった。
やっと自由になった。
あした母親の元にお見送りする。
 
 
 
Will the circle be unbroken
 
寒い、ある朝、窓辺に立ってたら
ちーくん連れて行く天国の車がやってきた
 
やがて俺達、ひとりぽっちになるんだね
でもね、俺が死んだら、また天国で会えるよね
 
 
 
 
 
 
 

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閉じる コメント(8)

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初めまして。お友達の所からまたいで来てしまいました^^
弟さん薬害の犠牲になったように感じます。
薬って恐ろしいのですね。最初蝶の珍しいページからこちらに飛んで驚きました。
ご冥福をお折り致します。でも貴殿も薬のこと詳しいのですね。
薬の危険性少しわかるような気がします。 削除

2012/1/14(土) 午後 7:32 [ ねね ] 返信する

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>ねねさん
コメありがとうございます。
驚かせてスイマセンでした。
左側の書庫の中から「蝶と昆虫」だけクリックしてみて
いただければ落ち着いて見れるかと思います。<m(__)m>

また薬のことはもしも興味を持たれましたなら
「薬害・医療」をクリックして辿っていただければ
いろいろ読み応えがあると思います。

よろしくお願いいたします。

2012/1/14(土) 午後 8:19 [ yatuasagitarou ] 返信する

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ベンゾジアゼピンの薬害内容がよく理解できないとコメントした後のこの記事で、かなりショックを受けました。
薬を飲まないで、この年まで生きて来れたのは大変な幸せだったことがよくわかりました。
当事者のお気持ちを逆なでするような顰蹙ものの感想ですが、現代の医療薬事を考える上で、非常に象徴的な深刻な内容だと思いました。親の死よりも、兄弟の死は、ある意味微妙で心にこたえます、年の離れた弟さんの場合は、特にそうなのではないかと思います。

2012/1/14(土) 午後 9:44 [ - ] 返信する

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>はなたか爺さん
コメありがとうございます。

いちばんの心残りは・・・
ちーくんが中学生の時、私はすでに家を出ていて
彼に兄ちゃんらしいことを何一つしてやれなかったことです。

親父との関係で実家には寄り付かなかった。

今の日本の医療事情は原発問題と全く一緒だと感じます。
原発村のような薬害村です。

2012/1/15(日) 午前 8:08 [ yatuasagitarou ] 返信する

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はじめまして。私はHN東洋医と申します。素性は調べていただければすぐお分かりかと思います。NPOJIPの浜先生とは15日にシンポジウムを開く予定です。是非先生と連絡を取りたいと思い、コメントさせていただきました。お返事いただければ幸いです。

2012/4/8(日) 午後 3:44 [ キチガイ医 ] 返信する

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>東洋医さま

はじめまして。
15日はどこでなにを??関東ですか?関西ですか?

2012/4/8(日) 午後 7:20 [ yatuasagitarou ] 返信する

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横からスイマセン。

東洋医先生、のんです♪早速ありがとうございます。

東洋医先生はお忙しいと思いますので、勝手に代わりにお知らせ致します。お節介でスイマセン。

yatuasagitarou様、下記URLでご確認頂けましたら幸いでございます。

http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-101.html

宜しくお願い致します。

2012/4/8(日) 午後 8:50 [ non**257* ] 返信する

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4月10日の13:30より自由報道協会で精神医療に対しての記者会見を行う予定です。記者会見の様子はニコニコ動画でも配信されます。以下がアドレスです。もしよければご覧くださいませ。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv88134616?ref=tim&zroute=index

2012/4/10(火) 午前 8:51 [ キチガイ医 ] 返信する

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