老眼鏡を通して見た最近の経済問題

政治も経済もお先真っ暗。お身体に気をつけて。

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TPP問題の終わりに

TPP問題に対し、そろそろ決着を付けなければならない。
 
その前に厄介な遺伝子作物の問題も私自身に結論を出さなければならない。
 
本来遺伝子組み換え技術とTPPは全く別の次元の話であって、モンサント社の世界戦略と言う小さな枠の中で議論すべきでは無いような気がする。
冒頭でも述べた様に、遺伝子組み換えは遠い過去から「品種改良」と言われ、人類の生存に非常に大きな効用を齎して来た。寒さに強い稲、旱魃に強い稲など全て遺伝子を組み換えることでしか到達できない技術だった。
野菜や果物の形状、甘み、色などが近年益々バイテイーに富み、人々の味覚を楽しませることが出来るようになった中に品種改良によるものだ。
遺伝子組み換え技術は、更に大きな効用を人類に齎すことは確実だ。
中でもアフリカなど作物の栽培に適さない乾燥地帯でも栽培可能な品種が多様に開発されれば、どんなにアフリカの人々に恩恵を齎すか測り知れない。
仮に万が一その作物によって長い間に健康を損なうことが判っても、その作物を食べなければ栄養失調で健康を損なう以前に命を落す人々が遥かに多かったら、そして、その作物を食べた方がづっと長生き出来るならば、それはやがり選択の問題と言うべきだろう。
GM作物の良し悪しの判断は、他の諸々の条件を全て勘案した上でなければ下せないと言わざるを得ない。
温暖化による旱魃、水害が世界で多発する今日、食料の世界的供給不足が現実問題になろうとしている。
旱魃によりコメ・小麦などの主要穀物が絶対的に不足したら、裕福な国が買占めて、貧乏な国は絶対的飢餓に陥ることになるだろう。
GM作物の安全性がより広範に証明され、食品として安心して食卓に上るようになる方が人類にとって幸せなことでは無いだろうか?
それが原発反対と同じ論調で、何が何でも「GM作物は危険だ」「一切のGM食品を排除しよう」とヒステリックになっていては、反って人類の幸福を損なうことになるのではないだろうか?
GM技術の更なる応用によって人類は益々豊になり、食料不足から開放され、より豊富な食材を楽しむことが出来る可能性を秘めているし、またそうならなければ低開発国の人口爆発が慢性的食料不足をもたらし、人類は絶えず飢餓に苦しむことになる。
その為には科学者たちや政府は、もっと遺伝子組み換えについて広範な啓蒙活動を行う必要があり、今解かっていること、これから解明されなければならない事など秘密にするのではなく、より透明性を持たせた議論を展開すべきであろう。
 
さて、TPP参加に強い危機感を抱いている学識経験者の皆様のご意見を伺い、私自身も迷いながらもTPP参加が日本にとって致命的な誤りであるかの如き主張する中野剛志氏や三橋貴明氏、そして今回の安田美絵氏の主張をあらゆる角度から検証させて頂いて感じたことは、いずれの方々も農業や医療といった既得権益を守ろうとする思いからではなく、ご自身の世界観に裏打ちされたものであることが理解出来た。
それは、日本という国のあるべき姿は何千年も昔から受継がれてきた農耕民族の伝統と文化であって、それは西洋の合理主義や効率主義とは相容れないものであるという確固たる信念である。
日本は敗戦によって西洋の合理主義的思想が日本国民にもたらされ、それが経済至上主義へと変貌を遂げ、エコノミックアニマルと嘲笑されながら戦後70年を突っ走って来た。それが一時成功を遂げ、GDP世界第二位の経済大国にのし上がった。しかし不動産バブルの崩壊と共に今まで捨て去って来た日本の伝統や文化が如何に貴重なものだったかを知る羽目になった。
その反省に立って中野氏等は今世界の潮流になっているグローバル経済に疑問を呈し、今まで捨て去って来た日本らしさ、日本人のあるべき姿を取り戻し、日本は日本として確固たる歩みをして行くべきだという思想信条に私も共感出来る。私も本来はそう云う立場だ。
日本はアメリカの真似をする必要もなく、アメリカに追随する必要も無いのは当然である。
日本には日本の国民性がある。それを如実に反映するのが制度である。
国民皆保険制度、年金制度、医療保険制度、共済制度など日本が長年かけて培ってきた日本的制度がある。勿論これらはアメリカの制度とかなり懸け離れたものだ。
日本人が長年慣れ親しんできたこれらの制度が必ずしも完全でないことは国民誰もが解かっている。
しかし根本的な思想に於いて間違っていない。
つまりこれらの制度の存在こそ、日本国が日本国たる所以だと言って良いだろう。
仮にTPPがこれらの制度を根幹から揺るがすようなものだったら、TPPに参加することは日本らしさを捨てることを意味する。
TPPは国の在り方を変えるものだと言われている。
規制緩和が進まない後進国ではかなり国の制度変更を余儀なくされるかもしれない。何故なら、後進国ほど国の統制や支援なくしては経済成長が望めないからだ。かっての日本も、「護送船団方式」と揶揄されるような官民一体型の経済成長を目指していた。
しかし、平成になってアメリカとの経済摩擦が激しくなり、構造改革無しではアメリカとの交易関係を維持できない状態に陥った。その結果アメリカの強い圧力によって、遅々とした歩みであるが規制緩和と市場開放が進んだ。ただ日本国民にとって、規制緩和や市場開放が全てデメリットばかりだったとは言えない面があった。
今、車で郊外に出れば、大型スーパーや大型電気店が競い合い、消費者にとって商品選択の自由が与えられた。これは規制緩和の功の部分だろう。しかしその陰で旧商店街はシャッター通りと化した。これは規制緩和の罪の部分だ。
では、規制緩和や市場開放が進まず、買い物は相変わらず旧商店街でしか出来なかったら如何だろう?
お年寄りは顔なじみの店主さんと世間話に花を咲かせ、品数の極端に少ない店内を隈なく回りながらの買い物を懐かしがるかも知れない。
しかし一度大型店での買い物に慣れた人々にとって、こうした対面販売は煩わしいとさえ感じるだろう。
大型店なら、気に入った商品が必ず揃っており、目の前にある商品が即持ち帰り出来ることが忙しい現代人には有りがたい。
貿易自由化の進行とは、TPPに限らずこうした功罪がはっきり分かれることになる。
功罪の功の側に属する人々にはありがたいことだが、功罪の罪の側に属したら目も当てられないと思うのは当然だろう。
功罪合い半ばするなら、長い目で見守るしか我々には如何することも出来ない。
シャツター街の商店主の行く末を案じて、郊外の大型スーパーでの買い物を止める主婦が居ないように、それも時代の流れと受け止めるしか無い。どうしても遺したい日本の文化・伝統を含んだ産業が自由化の波に流され、消えてしまうことはやはり避けなければならない。日本人にとって魂の拠り所となる産業、例えば稲作文化、は何が何でも守らなければならないものだろう。
私のような長年田舎に住み慣れた者にとって、季節の移り変わりと稲作は切っても切れない関係にある。
本当に春を感じるのは桜が咲く姿ではなく、田圃に水が湛えられ、青い苗が一面に敷き詰められた姿だ。
TPPによってコメ農家が壊滅すると言われている。しかし本当にそうであろうか?
多くの専業コメ農家は生き延び、日本人が食うコメを完全に供給してくれる方に私は賭ける。
何故なら、日本はコメを作る事を止めたら日本でなくなるからだ。
コメ作りは古来より日本人の命を育んできた尤も大切な作物であり、それは今尚宮中で天皇陛下が神事として司る最も重要な行事であることからも証明される。
このような意識に立てば、仮にTPPによってコメが自由化されようが日本人は日本人の作ったコメを食べ続けるだろう。そして決して稲作農家は消滅などしないと信じる。
コメに限らずこうした外圧に対し、日本は古来から見事なまでにある時は適応し、ある時は撥ね退けて生き延びてきた。蒙古襲来、日清・日露戦争が良い例だ。
唯一の例外が太平洋戦争だ。これは外圧ではなくて、自らが招いた自損事故と言えるが、それでもそれをバネに見事復興を遂げた。
バブル崩壊後の日本人は日本人らしさを失いつつある。
企業家は元気を失くし保守化してしまった。
敢えてリスクを取るより安全運転を心がけるようになり、その結果経済は低迷を続け、財政は悪化し、このままでは日本はタイタニック号のように国民を乗せたまま沈没するかも知れない。
このままでは、再びかっての元気を取り戻し活力のある活き活きした経済が再来するとは到底思え無いのだ。
日本財政を立て直すのに、“経済成長”が特効薬だと誰もが解かっているのに、如何すれば経済成長させられるのか解からない。誰も具体的に答えを出すことが出来ないことが今日の日本経済を低迷させている理由なのだ。 民主党政権になって成長戦略を掲げられていないことも大きな原因だ。一応「医療・介護・環境」が成長の柱だとしているが、全く見当違いだ。その理由は過去にも何度も触れているのでここでは述べるつもりは無い。
しかし増税によって内需が拡大する、などと馬鹿げたことを主張する御用学者の意見に何の疑いも無く従ってしまう現政権の下では経済成長は絶望的だ。
日本は既に高齢化社会を迎え、内需は今後更に縮小して行くことが解かっている。
そんな中で唯一希望が持てるのが外需なのだ。
そんな中、世界は完全自由貿易化の方向に走り出している。好むと好まざるとに拘わらず、自由貿易体制を受入れながら日本の生き延びる道を探って行かなくてはならないのは事実だ。
何れアメリカともFTAを結ばざるを居ない時期が来る筈だったが、アメリカはFTAに代わる脇組みとしてTPPを選択した。TPPは現在9カ国であるが将来さらにASEAN諸国を包含したより広範なFTTAPへ発展させると言う。
そうなった後では日本は嫌でも参加せざるを得ない立場に追込まれる。その場合のダメージは今想定されるものより更に大きなものになっている可能性がある。
世界第三位の経済大国日本がアメリカと対等に渡り合えない筈がない。今の民主党政権ではTPP交渉は無理だが、かっての保守政権なら守るべき制度・文化・伝統は守り、攻めるべきは攻めることが可能だと信じたい。
日本が外需を取り込まなければ一日として立ち行かなくなる体質であるなら、ここは積極的に打って出る道を選択すべきだろう。
専守防衛で国を守れたためしはない。
かって、城に篭って今川勢を迎え打つことを主張する重臣達の意見を織田信長は退け、清洲城を出て桶狭間にて奇襲攻撃をかけ今川・徳川連合軍を打ち破った。もし城に立て篭もって迎え撃ったら、信長の天下統一は無かった。
日本の農業特に穀物は此れまで守りの農業だったことは周知のことだ。その為に今や衰退の一途を辿る運命にあることも事実だ。放って置いても崩壊する穀物生産は、本気で守るなら、積極的に改革をして行かなければならない。
コメに限らず、医療、金融保険など日本が弱いとされる分野こそ、競争に耐えられる産業に育てて行かなければならない。どんな困難な環境にも日本人は耐える力があり、これまでも厳しい逆境を跳ね返して発展を遂げて来た。だからこそTPP参加をバネにして、日本経済が昔のように元気な姿を取り戻し、将来への礎にしてもらいたいと切に願う者である。
 
                   (完)

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GM作物の栽培が始まると・・・

「 遺伝子組換え作物の栽培は、いったん始めてしまうと、取り返しのつかないことになる
花粉は風にのって広がるものだからだ。
在来のナタネをつくっていても、隣の畑から遺伝子組換えナタネの花粉が飛んできたら、それを受粉して交雑してしまう可能性が高い。在来の菜種を栽培している農家にとってはいい迷惑だ。こんなとき、モンサント社はどうするか? 賠償する? 謝る? とんでもない。逆にその農家を訴えるんだから、いい性格だね!
(中略)
モンサント社はアメリカやカナダで何百件もの農家を特許権の侵害で訴え、たくさんの農家がそのせいで破産しているよ。」
「サルでもわかるTPP」著者:安田美絵(ルナ・オーガニック・インスティテュート) より抜粋
 
モンサントのやりかたは確かにえげつない。
 
但し、これは知的財産権に対する農家対モンサント社との法律上の争いであって、GM作物のリスクの有無とは何の関係も無いことだ。
これ等の件に関しては、日本の国内法の基づいて幾らでも対抗措置を講ずることが出来るし、適当な法律が無ければGM作物の栽培を認可する前に法律を作れば良い。
今の日本の民法だって十分対抗出来る筈だ。
つまり農家は今の表示制度の下では、GM作物を作っても売れないと判っていて、従来の方法で作物を作り続けていたなら、自分の畑にGM作物が混じることで全部の作物が市場に出せなくなってしまう恐れが出る。
僅かなGM作物の混入でも作物全てが売れなくなってしまうのは財産権の重大な侵害にあたる。しかもそのような重大な損害を与えることが解かっているにも拘わらず、適切な措置(花粉飛散防止)を講じて来なかった管理責任はGM作物栽培農家と、そのような種子を販売したモンサント社にある。
 
但しその前提条件としてGM食品の表示が重要な要素になるだろう。
 
食品の安全性に非常に過敏な反応を示す国民性を持つ日本では、「遺伝子組み換えあり」表示があれば、真っ先に敬遠される。
豆腐や納豆がそのような表示がされたら先ず売れない。従って日本では大豆栽培農家は絶対GM大豆は栽培しない。
ところが表示義務が外され、誰もが知らずにGM納豆やGM豆腐を買って食べるようになれば、農家も販売上の制約が無くなるから、上記のようなケースでも対抗措置が取れなくなるかも知れない。
つまり表示義務の無いアメリカで、モンサント社による野放図な訴訟合戦は、「表示義務」の無い土壌で起こるのだ。だから農家としても対抗措置が限られてしまい、モンサント社の言うがままになるしか無いのだろう。
但しGM食品でもOKと言う土壌が日本に醸成された後は、当然モンサント社の訴訟攻勢を覚悟して置かなければならない。その為にも、日本で予め立法措置を講じておくことが大切だ。
つまり民法で「自分の所有する土地に、自然物が運んでくる種子等はその土地の所有者の随意処分とする。もし明らかに他者の所有物だと判明したら、それは無償で撤去処分を要請することが出来る。」
日本の政治屋がモンサント社の影響を受けない今の内に作っておくべきだ。しかし残念ながら、そんな意識を持った政治家が今の日本には皆無だろう。
 
                 

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TPPと遺伝子組み換え(3)

2.遺伝子組換え作物は安全なの?
 
(前略)
1998年、イギリスのローウェット研究所のパズタイ博士は、ネズミに遺伝子組換えじゃがいもを食べさせる実験を行った。
その結果、ネズミには、免疫力の低下や内臓の障害(膵臓の重量低下、内臓細胞の増殖、肝臓の重量低下、胃の粘膜が厚くなる)がはっきりと認められた
博士は早速テレビ会見でこのことを発表した。「遺伝子組換え研究に携わる科学者として、イギリス国民をモルモット代わりに使うのはきわめて不当だといわざるを得ません」とまで言ったんだ。なぜなら、その2年前から遺伝子組換え作物は既に市場に出回っていたからね。
世界中のテレビ局から研究所に問い合わせが殺到した。ところが、研究所では博士のコンピュータにロックをかけ、データを没収、2日後には博士はクビにされてしまった。
この「パズタイ事件」は遺伝子組換えの闇を象徴する有名な事件だ。
なんでそんなことになったんだろう?
誰が手を回したんだろう?
遺伝子組換え作物が安全でない、とされ、売れなくなったときに困るのは誰か?
そう考えればすぐにわかる。
それは遺伝子組換え種子のトップ企業、モンサント社だ。
「遺伝子組換え作物は安全性に疑問がある」と発表する学者がいると、モンサント社はかたっぱしから裏から手を回して失脚させる。その手口によって、世界中で何人もの良心的な学者が失脚させられているよ。
                           (後略)
 
「サルでもわかるTPP」著者:安田美絵(ルナ・オーガニック・インスティテュート)より抜粋
 
さてGM作物が健康に影響があるのか無いのか、本当のところ誰も解からないところに人々の不安を一層高めていることが大きな課題である。一体何処でGM作物の健康への影響を長期的検証を行っているのか?
これ程全世界的な広がりを見せているGM作物の栽培とGM食品の増大に対し、必ず世界的権威が検証している筈だ。それは 国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機構(WHO)によって1963年に設置された国際的政府間機関でありCODEX委員会の中にバイオテクノロジー応用食品特別部会と言うのがあり、そこでGM作物・食品の安全性基準を作成している。2000年から2007年にかけて日本が議長国となり、GM植物やGM微生物などの安全性評価ガイドラインを作成した。ここで食品の安全性の基準を定め国際的基準としている。それに基づいて各国は独自に食品の安全性に関する監視・行政指導・規制など行っている。
日本では農水省のが「食品衛生法」に基づいてGM食品の安全性審査を行っている。具体的には専門的研究者で構成する「遺伝子組換え食品等専門調査会」が遺伝子組み換え作物や食品について安全性の審査・評価を各申請物件毎に行っている。
こうした機関の審査・評価の結果日本ではGM作物として、とうもろこし、大豆、菜種、綿実、ジャガイモ、甜菜の輸入が許可されている。これらのGM作物は様々に加工され日本の市場に広く出回っている。
大豆であれば醤油、みそ、油、豆腐、油揚げ、おから、納豆など幅広く使用されている。ただし前述したようにこれらの加工食品には「GM使用あり」の表示義務が有るのと無いのがある。その基準は、食品の中にたんぱく質が含まれているか否かである。加工度が低い豆腐や納豆には組替えDNAを含むタンパク質が検出されるので「遺伝子組み換えあり」と表示する義務があるが、醤油や油は熱処理などの加工工程でタンパク質がアミノ酸などに分解されてしまうことで「非表示」でも良いとされている。但し、たとえタンパク質が分解されても「組み替え遺伝子」が消えた訳では無い。
ということであれば、如何にGM食品を口にしたくないと思っている人でも、これら大豆やとうもろこしなどの加工食品から知らず知らずの内に体内に取り込んでいる。
そこでGM食品が本当に食品として大丈夫なのか?と言う問題に行き着く。筆者がGM作物の危険性を警告したローウェット研究所のバズタイ博士の検証が本当に有効なのか?有効にも拘わらずGM作物が全世界に急速に広がっているのはモンサント社の世界戦略の勝利なのか?一企業の利益の為に世界中の人々が日々危険に晒されているのを世界各国が容認しているのか?
書かれていることが真実ならば確かにGM食品は即刻禁止にしなければ取り返しが付かない。
 
でも待ってくれ。日本を始めとする各国はGM食品の安全性について国家機関で審査・評価した上で安全な食品として認可している。ここにもモンサント社の手が伸びていて評価を甘くしているのだろうか?
そこまで疑う必要はあるまい。謀略を得意とするアメリカは兎も角、世界の国が各々下している安全性認定には主観の入らない科学的根拠に基づくものだと言えよう。自国民の健康のことまでアメリカの言うなりになる必要が無いし、もしそうだったらアメリカは世界から疎外された国になるしかない。
これ程バズタイ博士の実験結果を世界が無視し、GM作物の栽培面積が爆発的に広がっているのは、バズタイ博士が行った実験結果は間違っていたとは言えない。
恐らくバズタイ博士の導いた結果は事実であろう。問題は、GM作物が人体に有害かもしれないという仮定に基づいた実験だとすれば、その結論を得るための手続きが100%完全だったか?と言う疑問が残る。
実験に使ったじゃがいもに遺伝子組み換え以外の不純物が混入していなかったか?実験に使ったネズミそのものの健康に問題が無かったか?それ以上に、ネズミの体重と人間の体重差を考慮したか?
ネズミに症状が発現したからと言って、600倍も体重が重い人間に同じ症状が現れるのか?と言う最も検証しなければならない考察が抜け落ちているのでは無いだろうか?
前にも述べた様に、全ての食品は程よく摂取すれば栄養になるが、摂取しすぎれば毒になることが多い。
ジャガイモでさえ芽には毒が含まれている。その毒さえ取除けば世界中の人々の重要な栄養源として食べられている。タンパク質は胃や腸で分解されアミノ酸として吸収される。その際不要になった遺伝子は対外に排出される。これはマウスのような小動物でも同じである。
従ってマウスに有害な影響が出たのは極めて異常なことと言わねばならない。もしかして実験方法に重要な欠落が有ったのではないかと疑ってかかるのが研究者的思考方法では無いだろうか? 博士が研究所を追われた理由は世間の噂通りだったとしても、その後世界ではモンサント社の圧力によって安全性確認実験が禁止された訳では無い。安全性の検証・評価の為に日夜各国の食品安全委員会では動物実験のデータを収集している。
そのデータに少しでも不安材料が認められれば、更なる実験を求められる。その結果現在では上記のGM作物の輸入が認可され自由に市場に出回っている。
大豆加工食品、トウモロコシ加工食品などのGM作物が日本に大量に出回り、日本人に食されているにも拘わらず健康被害が発生したと言う報告は未だ無いと言う。勿論GM食品による健康被害が、どんな症状が出るのかすら定かで無い中で、健康被害の調査も不可能なのかも知れない。
殺虫効果のあるGM作物の人体への有害性は全く無いことが化学的に証明されている。それは昆虫類はGM作物を摂取すると腸壁に毒素を取り込む受容体があるため消化出来なくなって死滅するのに対し、人体の腸壁にはそういう受容体が存在しないため毒素が体外に排出されるということが解かっていると言う。
このようにGM作物の有害性の研究は続けられていて、GM作物のある程度の正体が解明されつつあるし、将来はもっと研究が進むと思われる。そして順次安全性が確認されたGM作物・食品が市場に流通することになるのは世界の潮流になるだろう。
しかしそれでも、「絶対自分はGM食品は口にしない」と言う人々は存在するだろう。農薬を使わない有機栽培の野菜しか食べない「主義」の人々が昔から居たし、それは個人の選択の自由である。危険だと思いながら心配しつつ食べるのは健康に良く無い。そうは言っても我々だって、稲が殺虫効果があるGM作物だったら、毎日食べるだけに不安は拭えない。更に言えば日本全国に広がる稲作の殆んどが耐虫害GM稲になった時、生態系に大きな変化が起こる可能性も否定できない。つまり稲にとって害虫であっても、他の動植物になんらかの益をもたらしていたら、その動植物の生態系が崩れてしまうかもしれない。
 

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TPPと遺伝子組み換え(2)

確かに表示が無ければ人々は知らずに買って食べてしまう。しかし表示があっても買う人々も中にはいるだろう。
煙草の様に「吸い過ぎに注意」の表示があって明らかに健康被害があるのに多くの煙草愛好者が存在する。
表示は何処までも消費者の注意を喚起する為のもので、消費者の行動を規制するものでは無い。
今話題になっている福島産の放射能汚染米は、政府の出荷停止措置を受けて出回らないことになったが、放射能検査は全数検査では無い。当然検査をすり抜けた作物は市場に出回る。
消費者は作物の「福島産」という表示に惑うことになる。同じ作物で他県産が隣に並んでいたら迷う事無く他県産を選ぶのは人情だろう。放射能汚染が全く無いにも拘わらずだ。
福島県の農家は出来れば「福島県産」の表示を入れたくないだろう。今や「福島産」というレッテルは悪いイメージしか持たない。このイメージによる買い控えを福島の人々は「風評被害」と言っている。悪い影響をなんら与える心配が無いのに「福島産」と言うだけで敬遠される。
この悪い影響を与える心配が殆ど無いのに表示だけで消費者から敬遠されることと、この<遺伝子組み換えあり>表示に対する人々の心理とは同じでは無いだろうか? 
ならばアメリカでは何故「遺伝子組み換え」表示がされないのだろう? 
一説によればモンサント社と政治家が癒着して政治的圧力によって表示無しない法を勝ち取ったと言われている。
しかし仮にそうであっても、GM食品の安全性が100%保障されていることが前提でなければ「表示義務が無い」と言う本来の意味が失われる。
煙草が世界的に「健康にとって有害」だと表示することが義務づけられていることと大きな違いがある。煙草の健康被害の長期に亘る研究者の疫学的検証と煙草産業に対する消費者団体の根強い抗議の結果だろう。
煙草に較べたら遺伝子組み換え食品の歴史はあまりに短い。疫学的検証の実例もあまりに少ない。
にも拘わらず、訴訟大国アメリカでGM食品の表示がされず、野放しにされているという事実は、遠い将来、万が一にも人体に悪影響が出たならば、その時は天文学的な損害賠償請求が世界中から提訴され、GM種子を開発販売している企業モンサント社やデュポン社は忽ち破産に追い込まれるだろう。
今の東京電力と同じ立場だ。しかも公益事業でもない一民間企業のことだから国家の保障も無い。
もし「遺伝子組み換え」表示がされ、「健康への影響が否定できない」と表示さえしてあれば、煙草の表示と同じくそのリスクを敢えて採った消費者側にも責任の一端を負わせることが出来るのに、敢えて無表示でも構わないとする裏に、やはりそれだけの安全性が確認されていると考える方が自然なのではないだろうか?
人体への影響は今のところ何処からも報告が無いからといって、未来永劫大丈夫だと言う証明にはならない。
アメリカが食の安全に対する法整備や対策が日本より遅れているなら、リスクが放置されたままになる恐れがある。しかしアメリカは、煙草に見られる様に、少なくとも食の安全に対する考え方や対応は日本より先進国である。 日本に於ける食の安全に関する法整備は、アメリカに倣っていると言われる程遅れを取ってきた。
その食の安全先進国だからこそ、遺伝子組み換え作物に対し納得の行く迄、数多くの検証を重ねて来たに違いないと考えたい。
そして現在のところ人体への影響は少ないと言う結論に達したのだろう。
 
ところで、仮に表示が義務付けられても、表示は万能では無い。
表示は飽く迄企業の倫理に委ねられる。
「遺伝子組み換えなし」と表示されても、必ず真実だとは限らない所に落とし穴がある。
こうした企業倫理の問題から離れて、消費者選択の自由を保障する「組替えあり表示」を敢えて、例えばアメリカから無くせと言われた場合、国として拒否出来ないか如何かが問題になる。
TPP交渉過程で、仮にアメリカ政府がモンサントのような巨大企業の圧力に押されて、TPP参加国に「表示制度」を無くすよう要請して来たらそれに対抗する手段が全く無いのか? そんなことは無い。
少なくても「表示」は全ての国内企業製品、外国企業製品に義務づけられている制度で、外国企業製品を差別する目的で予め設置された制度では無い。
従って「内国民待遇」に違反する法制度でも無ければ、非関税障壁にもあたらない。
この遺伝子組み換えがここ10数年という新しい技術だけに、二代三代という長期検証がされていないから、誰も確信を持って100%安全と言い切る自信が無い。その為アメリカ、カナダ以外では「組替え表示」を義務付ける国が多い。
TPP加盟(予定、表明)国である日本、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、ペルー、ベトナムなどが表示義務制度を設けている。それ以外の国でも中国、EU加盟国、インドネシア、ペルー、ロシア、サウジアラビア、トルコ、ウクライナ、タイ、台湾等が挙げられる。
既にアメリカとFTAを結んだ韓国は如何だろう?
米韓FTA交渉の最中でもある2008年に、韓国は日本以上に厳しい表示を制度化しようと試みたと言う。
つまり日本では表示義務が無い「醤油」や「植物油」「焼酎」などの加工食品にまで表示を義務化しようとして、アメリカの逆鱗に触れたらしい。今はたな晒し状態になっていると言う。
つまり食用大豆そのものは「組替えなし表示」を許せるが、醤油など遺伝子が消滅した加工食品への表示は許し難いと言う訳だ。
アメリカ大豆の輸出に大きな影響があるからだろう。
これに較べて日本の表示は「醤油」「味噌」「植物油」「飼料」への「遺伝子組み換えあり」表示義務を課していない。
だから目下のところアメリカにそれ程目障りな表示制度になっていないことが幸いしていると言えば言える。
日本の場合「表示」があることで、それ程アメリカからの輸出額に影響を与えていないことを意味している。
問題は、モンサント社のGM種子を使った大豆やとうもろこしの国内栽培を許可するか否かだ。
現在GM作物の商業栽培を行っている国は29カ国に及ぶ。その栽培面積は毎年10%以上増加し続け、栽培面積も140億haを超えたという(2010年時点)。
その最大の国は言うまでも無くアメリカである。ブラジル、アルゼンチン、南アフリカなどの発展途上国が先進国を凌駕する勢いで栽培面積を増やしている。こうして見ると商業目的の栽培を許可していない日本の立場は年を追うごとに弱くなりそうな気配である。
ところが実際の栽培となると別の問題が起きるらしい。それは環境への影響だ。これについては後で筆者も触れている。
 

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TPPと遺伝子組換え

1.表示が「非関税障壁」に
日本がTPPに加盟すると、食べたくもない遺伝子組換え食品を食べさせられるようになる危険性が高い。
その理由を説明しよう。
納豆とか豆腐の原材料欄に「大豆(遺伝子組換えでない)」っていうのを見たことがある人は多いと思う。
でもその逆に、「大豆(遺伝子組換え)」っていう表示を見たことのある人がいるかな?
たぶん、誰もいないと思う。
なぜそうした表示がないかというと、遺伝子組換え作物が安全なのかどうか、みんなが漠然と疑問や不安を持っていて、表示があると誰も買わないからだ。
これは嘘の表示をしている、っていう意味じゃあないよ。
大豆や納豆には遺伝子組換え大豆は使われていない(原則的には)。
でも、日本は遺伝子組換え大豆をいっぱい輸入している。
じゃあ、遺伝子組換え大豆はどこに使われているんだろう?
それを考える前にまず日本にどんな種類の遺伝子組換え作物が輸入されているかを確認しよう。
一番多いのはとうもろこしだ。次が大豆、そして、なたね。最後が綿実。本当はじゃがいも、てんさい、アルファルファも輸入が許可されているけれど、実質的には全く流通していない。実際に輸入されている遺伝子組換え作物は上の4種類だけだ。この4種類の作物には、ある共通点がある。それは一体なんだと思う?
それは、食用油の原料になる、ということだ。日本では原料に遺伝子組換え作物を使った場合、それを表示しなくてはならない。でも、「組換えられたDNAや、それによって生成するタンパク質が製品に含まれない場合は、表示しなくてもよい」という決まりがあるんだ。(これが妥当な決まりかどうかは別の話だよ)
油には組換えDNAが残らない。だから、原料のとうもろこしや大豆、なたね、あるいは綿実が遺伝子組換えのものであっても、油の原材料欄にそのことを表示しなくてもいい、ってことになっている。みんなが食べているサラダ油(大豆油とコーン油の混合である場合が多い)、コーン油、キャノーラ油(=なたね油)、綿実油などは、ほとんどが遺伝子組換え原料のものであると考えた方がいい。
(中略)
表示があれば、誰も遺伝子組換え食品なんか買わない。
表示がなければ、気が付かないから食べてしまう。
消費者は「表示」によって守られている、といっていいんだ。
さあ、ここでもう気が付いたかな?
遺伝子組換え作物を売りたいアメリカの企業にとっては、この日本の表示制度は紛れもなく「非関税障壁」だ。
日本がTPPに加盟したら、必ず「表示制度をなくせ」って、イチャモン付けてくるに相違ないぞ。
日本と違ってアメリカには遺伝子組換えの表示義務はないからね。
表示がなくなれば、消費者に選ぶ権利はなくなる。
豆腐も納豆も遺伝子組換えのものかどうかわからないまま食べさせられるようになってしまうかもしれないんだ。
 
                           
「サルでもわかるTPP」著者:安田美絵(ルナ・オーガニック・インスティテュート)抜粋
 
 
先ずお断りしなければならないのは、私はこの遺伝子組み換え食品について専門的知識を持ち合わせていないことだ。筆者のようなTPP反対論者からこの問題提起をされた時、正直言って私自身に何の考えも無かった。
従って遺伝子組み換え食品が人体に影響があるかも知れ無いという漠とした不安があることも事実だ。
更に「表示」にまでアメリカの口先介入があることなど有り得ないと思いつつ、やはり「遺伝子組み換え」食品や作物の何が問題であるのかと言う基本的な知識を身に付けることから始めて行かなければ早急に判断を下すことが出来ないと考えた。
だから私は筆者が主張するように、何が何でも遺伝子組み換え食品は人体へ影響を及ぼすだろうと言う考え方にも疑いの目をもって望む必要と同時に、絶対安全だと言う考えも危険だと思って望まなければ公平な判断が出来ないと思う。
ここで「遺伝子組み換え」を一般的に使われている用語であるGM(Genetically Modified)を以下から使いたい。
私が素人なりに感じていたことは、<遺伝子は生物であれば必ず細胞の中に存在するものであり、又生物は必ず他の生物の遺伝子を摂取することによって生存している>
しかも<遺伝子の交配によって種の保存が可能>ということだから、遺伝子組み換えと聞いただけで直ぐ奇形とか突然変異が頭を掠め、人間の身体に異常な作用を与えるのでは無いかという先入観に囚われるのは間違いなのでは?ということだ。
 
生物である人間も、毎日他の生物の遺伝子を食しながら生きている。
 
そして遺伝子は長い間には極当り前の様に組み変わっている。それは、厳しい自然環境や天敵に自らを適合させるための<神の摂理>と言っても良いだろう。
 
と言うことは人間は知らず知らずの内に「遺伝子組替えGM」食物を摂取している訳だ。
 
 ならば「GM食品を食べても全然問題無いじゃやないか」と言うことになる。
 
しかし良く考えてみると、生物が生き残る為には天敵から身を守らねばならない。その方法は例えば小動物であれば素早い運動能力、保護色とかだろう。植物なら動物に食べられたり花粉を運搬してもらう為、甘い実や蜜をつけたり、栄養価の高い種子を生成するだろう。
しかし中には、毒を持つ動植物が存在する。これも天敵から身を守る為に長年かけて遺伝子配列を変化させて来たためだろう。
 人間は長年の経験から、人体に悪い影響が出る食物を分別して来た。
 
最初に食した人間の命と引き換えに経験を積んだからだ。そんな急性毒を持たなくても、害虫に食べられないだけで人体には影響が無い微量の毒性を生成する野菜や果実も多いはず。小さな虫に食べられないことが目的だから、極微量の毒であれば良い。
 
それでも人間は長年そうしたものでも敢えて食用植物として食べ続けて来た筈だ。つまり毒はある一定量を人体に入れることによって毒性を発現するが、微量なら薬にもなり栄養価の高い食物にもなる。
 
そう云う意味で摂取する限度量が決まっている薬などは全て毒物と言って良い。
 
いや砂糖や塩なども大量に食すれば死に至ると言われているから毒物だとも言える。
屁理屈では無い。本来食物と言うのはそう云うものだと思う。
 
さて今日の作物の殆どは長年の品種改良によって遺伝子が組み換わった作物と言ってよいので、もし遺伝子が組み換わった食品を食べたくないと選り好みしていたら食べるものが無いと言うことも事実だ。
それでもGM食品に対する人々の不安感は拭えない。だからこそ、GM食品か如何かを知る為に「表示」が必要になる。
GM技術が進歩し、品種改良などの時間が掛かる工程を一挙に省き、第一世代で変異を起こさせることは人々には<何か得体の知れないモノ><神の摂理に反するモノ>と言う怖さを感じさせるだろう。
 
品種改良なら、何世代に亘って同種間の交配を重ねることで到達できる新種であって、自然界でも起こり得る遺伝子の組み換えであるのに対し、遺伝子組み換えは自然界では起こり得ない異種間の組み換えも可能だから訳の判らない怖さがある。
 
月日を重ねれば害虫や病原菌に耐性を持つ品種が自然に種の保存の法則に則り生れるかも知れない。
しかし、人間が新たに作った農薬に対し耐性をもつ作物は自然界では絶対に生れない。
つまり農薬耐性を持つ作物は、どこまでも人工作物だから人々の不安を掻き立てる。
 
今言われているGM食品の不安とは、食べると害虫が死滅する毒を生成したりする作物で、何らかの作用を他の生物(天敵)に与えることを目的として組替えられたことで、例え毒性が微量であっても人間が長い間摂取すると影響が出るのではないかと言う不安が生れるのは自然なことだろう。
農薬なら洗えば落ちるが作物そのものが毒性を持つならばそれが出来ない。
GM作物の微量の毒性が人体へ悪影響を与えないことが研究機関による数々の実験で明らかにされたものであっても、20年、30年食べ続けたら如何なのかはデーターの蓄積が不十分だから解からない。
害虫或いわ雑草を殺すのだから人体へ全く影響が出ない筈は無いという不安だ。
だからGM食品を敢えて食するより、非GM食品を食す方が安心なのは人間心理として当然だ。
そこで「表示」と言う問題が生れてくる。
                    (続く)
 
 

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