愛唱会きらくジャーナル

♪啄木短歌集(高田三郎)、啄木(橋本國彦)、啄木の歌(古賀正男)♪ 次回5.29(火)関町北地区区民館(武蔵関駅)13〜1 6

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石川啄木「初恋」〜越谷達之助〜ソプラノ桑原瑛子

石川啄木の詩歌による歌曲で断トツの知名度及び人気を誇る「初恋」(作曲 越谷達之助)について約60年前の昔、ソプラノ桑原瑛子氏(19471950の間 團伊玖磨氏夫人が書いている


“窮乏の生活に食事すら摂らない日々を過ごした人のよんだものとは思えない美しい詩でございます。この詩に日本特有の情緒を現わした優雅な品位をもったメロディーがつけられています。、、、


 私が日頃愛唱しています曲は数々ございますが、中でもこの「初恋」は詩と曲が本当にピッタリとマッチし美しいロマンティックな曲なので、ステージに放送に愛唱しています。どの会場に参りましても、アンコールに望まれるのがこの曲で、、、。


 うれしい時、悲しい時思わず歌い度くなる曲です。美しいメロディーに乗って夢の世界を散歩できるような人にはきっと幸が参ります。、、、”


楽譜のコピーを見ると、発表は昭和13410日で、啄木の26回目の命日の直前だ。越谷の付けた表題「初恋」の下に(三浦 先生に捧ぐ)と付記されている。三浦も気に入ってよく歌ったと何かに書いてあった。

 

砂山の砂に腹這ひ
初恋の
いたみを遠くおもひ出づる日

 

越谷達之助の命日は(1982年)3月6日(享年73歳)で、今年は没後30年。

越谷は1939年から1946年まで「高倉彰(たかくら あきら)」という芸名で、松竹大船撮影所の俳優として多くの映画、並びに舞台にも主要な役で出演した。並木路子が歌う「りんごの歌」が大ヒットした松竹映画「そよかぜ」にも出演。(http://www5f.biglobe.ne.jp/~jun204/07.htmlによる。)

ウィキペディアによると、「そよかぜ」に吉美(楽団員)”として高倉彰が出演している。
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誤訳多発・東北博HP〜閉鎖〜再開延期

もう一カ月半も前の地方ニュースで、「英語など誤訳多発 東北博HP閉鎖 観光庁、修正して再開へ」と報道された(4月14日)。


それによると、観光庁は13日、東北観光博のHPで紹介している観光名所やイベント情報の英語、韓国語、中国語訳に誤りが多数見つかったため、日本語以外のHPを閉鎖した。


自動翻訳機を使い、成果品のチェックをしなかったのが原因で、同庁は、修正のうえ、4月下旬に再開するとしていた。


誤訳の例として、秋田→tired、伊達→(ローマ字)いたつ、ナマハゲ→(中国語)はげ頭病 が紹介されていた。


自動翻訳機」なる機械があるとは知らなかったが、機械翻訳と同義であることは明らかで、その性能には疑問符が付くことも常識だと思うが、観光庁にはその常識が無かったものと思われる。ともかく、誤りに気が付いて、修正するとしたことは、当然ではあるが、一応評価したい。


ところが、5月に入って、「東北観光博HP:外国語版、誤訳ばかりで閉鎖 自動翻訳のチェック怠り」というニュースが出た。二番煎じ、後追い報道かと思ったが、読んでみると、観光庁の修正作業が遅れているという内容だった:


「東北観光博」のHPの外国語版で、多数の誤訳が見つかり、日本語以外のページが閉鎖されたままとなっている。観光博事務局の観光庁によると、再開は5月下旬の見通し。観光関係者は「もう間違いは勘弁してほしい」としている。

  誤訳件数は「数えられない」(観光庁)ほどの多さ。秋田県によると、4月6日に外部から誤訳があるとの指摘を受け、直後に確認しただけでも32件。その後も見つけ次第、観光庁に報告したが、修正した後も新たに誤訳が見つかる「もぐらたたき状態」だった。
 当初は4月下旬に再開の予定だったが、システムの改良に時間がかかるとして、5月下旬まで延期される見通しとなった。

  観光庁は誤訳箇所の確認と修正作業に追われている。各言語を理解できるボランティアを募集中で、大型連休明けから作業を本格化させるという。 (5月4日) 

 

約束期限の5月下旬も残り少ない今日5月27日現在、東北観光博のHPには次のような告示が載っている:

 

Temporalsuspension of the multi-language versions of The Destination TOHOKU Campaignportal site

 

There have beenreports of the multi-language versions of The Destination TOHOKU Campaignportal site containing many translation mistakes. Since then, we have beenworking hard to resolve this issue. Unfortunately, resolving this issuerequires some period of time.
So we decided to temporarily suspend the multi-language versions of TheDestination TOHOKU Campaign portal site until late May.
We sincerely apologize for the inconvenience it may have caused you.

24, April 2012
 

日本語サイトの告示では、“、、、様々な関係者等のご協力を頂くことと致しました。 また、今後に向けた改善策として、地域の情報の随時追加・更新に伴い発生する不適切な翻訳を防止するため、関係者による事前確認を可能とするシステム上の改良を加えることと致しました。
 このため、4月下旬を目処としていた多言語サイトの再開を一旦見送り、5月下旬に延期することと致しましたのでお知らせいたします。 2012年4月24日”となっている。

 
ところで、上記英語の告示も、なんだか妙な英語のように思われるのだが、当管理人の勘違いだろうか。
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滝廉太郎「四季の瀧」〜平井康三郎・伴奏譜〜滝自筆伴奏譜

滝廉太郎の作曲で「四季の瀧」という曲がある。この曲は暫く世に忘れられていたらしい。雑誌「音楽乃友」1952年7月号に“瀧廉太郎 未発表作品「四季の瀧」”と題し遠藤宏氏が書いている。要約すると次の通り:

“東くめさんから彼女の写譜で「四季の瀧」を頂いた。メロディーだけで、16小節である。滝の作品は29曲残されていると思っていたが、これで30曲となった。平井康三郎に伴奏を付けて貰い、独唱曲として世に出した。明治31年ごろの作と思われる。


実は、昭和12年6月8日(火)の大阪毎日紙上で木村毅の薦めにより、東くめが一度発表したが、埋もれてしまった。東が大分市に住む瀧の実妹阿部とみさんに楽譜を送ってあったので、昭和25年5月、佐藤美子さんが熊本で放送したことがある。楽譜印刷は今回が初めてである。


平井評:名曲とは言えない。荒城の月によく似た雰囲気だ。”


この記事から60年経った今、滝の作品は45曲ぐらい知られているのではないか。


ところで、「四季の瀧」の楽譜については、その後新事実が明らかになり、伴奏付き二部合唱(二重唱)曲の自筆譜が見付かったとされている。


小長久子著「楽聖滝廉太郎の新資料」(大分滝廉太郎研究会1963)によれば、“東くめ氏が保存されていたメロディーを作曲した後、書き加えられたものと思われる。”歌詞も一番の一部と四番の全部が異なっており、“(東くめさんが)滝の死後書き改めた”とのことである。


そこで、原作と平井編曲とで、伴奏がどのように異なっているのかに興味津々なのだが、分析論評する能力は無い。

形式的なことを言えば、滝はModerato、前奏2小節、後奏2小節、平井は
Andante、前奏4小節、後奏無しである。

滝の前奏右手のメロディーが (上昇)ラドミラ(下降)ミドラ とあり、平井前奏には左手で (上昇)ラミラ(下降)ミラ と、右手に (上昇)ドミラ があるなど、雰囲気は(当然?)似ているようだ。

誰か弾き比べて聴かせてくれないかなあ。
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大学の合唱祭〜大人数〜特定作曲家

日曜日に近くの大学の学園祭があり、合唱プログラムが目に付いたので聴きに行った。広い立派な会場に満員には程遠いものの、百人以上はお客さんが入っていた。


御ひいきの合唱団だけを聴きに来る人もいるので、出入りが激しい。演奏中だから遠慮するという雰囲気ではない。ドアの開閉音や仲間同志のお喋りなどお構いなしで、おまけに、隣接会場からはエレキ系の大音響が侵入してくる。

演奏者にはあまり聞こえないのかも知れないが、客席に居て気が散ること甚だしい。我慢して2時間半ばかり真面目に鑑賞した。

我が老人コーラスと違って、大所帯のグループが多かった。数えたわけではないが、二百人に垂んとする凄い大部隊もあったが、一方、男4、女2の中世ルネサンス無伴奏混声合唱団(女声のハモリはピカイチ)などという難しい名前の小集団もいた。

若い人たちだから、声には弾力性が感じられ、技術レベルも高いと思った。

難癖を付ければ、外国語(英語)の発音がいかにも無造作で、カタカナ読みのようであった。大学生なら、ネイティヴの発音(歌唱)を少しは勉強して欲しいものだ。

一番驚いたのは、出場10団体のうち、6団体が特定の作曲家を取り上げていたことだ。戦国武将のような、よく聞く名前だ。まさに一極集中の人気ぶりだ。

しかし、当管理人などは、彼の合唱曲を聴いても、少しも楽しくない。なんだか妙な音の組み合わせが鳴り響いていて、いかにも玄人好みの難しそうな感じがする。

演奏する方はレベルの高さを誇示できるのだろうが、心にしみいるような美しいメロディーも美しいハーモニーも無いような曲を聴かされて楽しいお客さんはどれくらいいらっしゃるのだろう。

などと呟いているうちは、原始人の域に留まっているのかも知れない。今からでも進化できるかな。
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リンゴの唄・蛇足〜古い資料〜信憑性

「リンゴの唄」と聞けば反射的に“赤いリンゴに 唇寄せて〜”という歌詞を思い浮かべる。ところが最近、不思議な楽譜に出会った。

「りんごの歌」と異字体ながら“サトウハチロー作詞、万城目正作曲”であり、“松竹映画 『そよかぜ』主題歌”と付記されている。

主題歌か挿入歌かも気になる問題だが、歌詞が、

一、アノコヨイコダキダテノヨイコ 〜

二、あかいりんごにくちびるよせて 〜


と、1,2番逆になっている。

楽譜の出所は、あの権威ある雑誌「音楽乃友」の、映画封切後1年以内ぐらいの号だから、さては、歌詞の順序がいつの間にか入れ替わったのかと古い音源を聴いてみた。

どれを聴いても、覚えている通りの、普通の順序だった。雑誌社がへまをやらかしたとしか考えられない。

「リンゴの唄〜」(2012/5/18)、「リンゴの唄・余談〜」(2012/5/19)の項で呟いたように、世の中が未だ敗戦後の混乱状態から抜け出していない頃のこと、この程度の手違いは珍しくなかったのだろうか。

古い資料に当たることを重視して満足していると、とんだ落し穴に嵌る恐れがあるということか。
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開設日: 2007/2/18(日)


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