辛み大根〜安家地大根〜松館しぼり大根
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季刊誌「蕎麦春秋」から題材を貰って書いたのが約1週間前(手打ちそば〜上等のそば〜駄そば 2012/1/24(火))だった。今日、その前号(Vol.19、2011秋)を目にしたので当然読ませて貰った。
松本一夫氏の「辛み大根」が面白かった。長野県の坂城町で2009年11月に“全国辛味大根フォーラム”が開かれ、県内7地区、県外6地区から参加があり、翌2010年からは“ねずみ大根まつり”として継続されているという。
坂城町は、松尾芭蕉が「更級紀行」で詠んだ句“身にしみて 大根からし 秋の風”のご当地に擬せられているらしい。
大根の辛味成分は「イソチオシアネート」で、辛味大根には青首大根などの10倍も含まれているそうだ。辛味は皮に近い形成層に集まっており、形成層は先端部で厚くなっているから、大根のシッポが辛いという経験則は確かに根拠があったのだ。
ところで、この記事に惹かれたのは、他愛の無いことで、フォーラムの県外参加6地区の中に、「安家地大根」「松館しぼり大根」があり、他に「石川からいね赤」なる品種の写真が載っていたからだ。
「安家地大根」は当ブログ1月9日付“安家(アッカ)地大根〜赤ダイコン〜湯涌かぶら”に登場した。
そのネタ元である日経記事“ダイコンが語る東北 佐々木寿”には、「松館しぼり大根」も紹介されていたのだ。この辛味大根のことは、北国在任中に何度も耳にしている。口にもしている筈だが、お墨付きで食した記憶は無い。
さて、蕎麦の雑誌に大根が取り上げられたのは、しぼりそば、おろしそばなどと呼ばれる食べ方に因んだものであることは言うまでもない。一般に新蕎麦が話題になる頃は、辛味大根も旬なのだそうだ。
なお、同誌この号にも「手打ちそば」の語源について短文が載っており、武士による目下の者の処刑としての「手打ち」から来ていると片付けている。 |

