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λに歯がない<★★★>

 密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。
それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。
そして死体には…歯がなかった。4人の被害者の関係、
「φ」からはじまる一連の事件との関連、犯人の脱出経路―すべて不明。
事件を推理する西之園萌絵は、自ら封印していた過去と対峙することになる。
ますます快調Gシリーズ第5弾。

 今回は比較的普通です。動機も分かりやすいしトリックも
「そんなアホな」と思うような類いのものではなく、きちんと読めば
あるいは推理して犯人を考察しうるのではないか、とさえ思わせます。
・・・いや、推理して犯人を求められるのが珍しい時点で何かおかしいぞ。

 冴さんの記事を引用させていただくとこういうことです。

「このシリーズ、どうやら見事に西之園萌絵の物語であるようなのだ。」

 このフレーズに惹かれて読むのを再開したこのシリーズなのですが、
なるほど言われてみるとこの作品でもそんなことを感じさせる場面が多々あります。
今まで遠ざけていた自分の過去と向き合おうとする場面(これは次作でも描かれるのかな?)、
今までパズル感覚で接してきた殺人事件に対し、死んだ被害者に思いを馳せることまで
できるようになり、想像が感極まってとうとう涙するところまであります。

 このシリーズ、事件を端折って物語をぐんぐん進めたらものすごく面白いのかもしれません。
「それじゃミステリじゃねーよ」と思うかもしれませんが、
多分すでにミステリとしての楽しみを持って読んでいる人の方が希少なのではないでしょうか。

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「事件を端折ったバージョン」が出版されたら売れるかもしれないと真剣に思います。言ってみれば音楽でいう「ベスト版」みたいなものでしょ(笑)。ところでこの本に関連して、ひとつバトンのお誘いがあります。「ルールバトン」の記事を見てみていただけませんか。

2007/3/15(木) 午後 1:20 冴

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ベスト版に事件の入らないミステリってちょっといいかも^^この本に関連して?ルールバトンですね。

2007/3/16(金) 午前 0:46 よも

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いやあ、冴さんのコメントは強烈ですねえ^^;;僕もミステリとして読むのはもうあきらめましたよ。。。

2007/3/16(金) 午前 7:45 たいりょう

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「西之園萌絵主演の大河ドラマ」と思えばいいのでしょうか。この作品が第28話、みたいな感じで・・・

2007/3/17(土) 午前 0:45 よも

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『λに歯がない』(☆2.8)

[[img(http://img.7andy.jp/bks/images/i5/31766565.jpg)]] {{{ 密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。そして死体には…歯がなかった。4人の被害者の関係、「φ」からはじまる一連の事件との関連、

2007/3/16(金) 午前 8:02 [ たいりょうのちょっと一息 ]

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