東北ちょこっと旅〜最終話
朝の4時少し過ぎだが、既に市場にはたくさんのテントが並んでる。
既にお客さんもあちこち物色してる。
そんな中、私のベストショットが撮れたのダ
東北はお年寄りがとっても元気だ。
この二人のおばあちゃんの後姿が大好きだ。
実家にいる95歳の祖母もこれぐらい足腰が達者だったら
あちこち連れまわしたいものだ。
以前、函館に住んでいた頃中島廉売の魚屋さんで大きな紫うにを買って
両親と祖母へ送ったことがある。
殻つきのうにの直径は少なくとも17〜8cmはあった。
殻を割ってうにを取り出すと、あまりの大きさに
祖母の小さな目がみるみる大きくなったとか…。
うには蝦夷ばふんうにの方が味が濃厚で美味しいのだが
旬の紫うにもなかなかいける。
祖母が大きなうにをスプーンですくってパクリと食べて
思わず「あぁ〜長生きして良かったなぁ!」という言葉が。
両親は大笑いして「これで満足かぁ?」と聞いてみると
「ん?」と首を傾げたそうだ。
おじさんたちはなにやら船の模型の前に集まってた。
エプロンをしてるおじさんの力作揃いだ。
一心に船の説明を聞いてる後姿に
「あぁ、おじさんも少年時代があったんだなぁ〜。」
と感慨深くなってしまった。
そういえば朝ごはんまだだった。
で、【せんべい汁】をいただくことに。
このテントのおじさんがとってもお話好きで。
「あんた達どこから来たのさ」
「あぁ、北海道です。」
「あれ〜、北海道かい。最近北海道の人がよく来るようになったんだ。」
「へ〜そうなんですか。」
「関東やら関西やらあっちの方からはよく『朝市めぐりしてます』っていう人が来るんだ。」
「へぇ〜そうなんですか。」
「俺、前に函館朝市に行ってきたんだ。有名でしょぉ。」
「まぁ、そうですけど。でも全然ここと違いますよね。」
「そうさ、屋根があるべ。あの屋根のあるせいで値段が2〜3割高いなぁ。」
「はい、その通りかもしれないですね。ここのような大規模な朝市は今の北海道にはないかも…」
「そうかい〜♪まぁ、ゆっくりしてけばいい。」
「あ〜ありがとうございます。」
こんな調子で会話が弾んだ。
同じテーブルでせんべい汁をすすってたおばあちゃん、
私たちはてっきりお客さんだと思ってた。
せんべい汁を食べ終わると割烹着を着だした。
あれ?
「そうだぁ、これは手伝いのおばさんさ。」
なんておおらかで気さくで人懐っこい人々だろう。
勿論おばさんもお話好きだ。
「私さぁ、5〜6年前にヨサコイソーラン祭りに行ったよぉ。」
「えっ、札幌のですか?」
「そうだよぉ。踊る人の手伝いにねぇ。私は踊らないよぉ〜ハッハッハッ。」
「ハハハハ・・・。」
非常に盛りのいいせんべい汁をようやく食べ終え満腹状態に。
この港日曜朝市はお店の数が400軒位あるそう。
朝市に来るお客さんも、地元や地方合わせて
多いときには5万人は集まるそう。
まるで一大イベントそのものだ。
子供からお年寄りまでたくさんの人で溢れかえってきた。
人並みの進む方角へ足を運ぶとこんなお店があった。
車の荷台で魚など炭焼きにしてる。
あぁ〜、失敗した。
せんべい汁でお腹がいっぱいだから
おいしそうなにおいを嗅いだだけにした。
朝の6時にもならないのにもうこんなに人だかりができてる。
雑貨・食べ物・飲み物・魚介類・農産物・衣類や中古車の果てまで、
なんでもありの湊日曜朝市。
夫が「ここまで来たからには譲れないものがある
あぁ〜、子供達よぉゴメンなさい!こんなに楽しい思いをしてしまって…。
市場をふた周り半してあまりにも人ごみが激しく、
荷物を持って歩くのが困難になったため市場を後にしてフェリー乗り場へ。
あぁ〜、楽しかったなぁ。
行き当たりばったりの東北ちょこっと旅。
今度はどこ行こうか〜わくわくだ!!
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