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潤が長いことこだわって使っているものがある。
朱色の赤鉛筆。
潤はなぜだかシャープペンを使わない。
普段書くのには全部鉛筆。
だから、丸付けも赤鉛筆。
潤のこだわりか。。
それとも物を失くしやすい潤だからかな。
そうそう、
物を失くしやすいのも潤の特徴だ。
会うたび鉛筆が新しくなっている。
でもノートや教科書、宿題なんかはあまり忘れない。
潤の病理はまだ理解しきれてない。
琴子は割りと見えやすかったけど。
そこが潤の難しいところで、
病理が見えにくいからサポートもしにくい。
こうして少しずつ書いていくことで、
潤の病理が少しずつでも見えてくればいいんだけど。。
でもそうなることがちょっとだけ怖かったりする。
病気が見つかったことで、琴子が幸せになれたかどうか自信がないから。
これから幸せになれるかどうかもよくわからない。
潤が少しでも生きやすくなるようにサポートしてあげたい。
そのためには潤が何ができて何ができないのか知らなくちゃいけない。
でもそうすることで、また潤の病理も明らかになって、
潤も不幸になるのかもしれない。
ョシに決断権はない。
でも考えずにはいられない。
潤も琴子もせっかくョシに助けを求めてくれたんだから、
できれば助けてあげたいと思うのは、ョシが未熟だからかな。
先生に聞かれたりしたら笑われちゃいそうだ。
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