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通りすがりさん、
再度コメントをありがとうございました。
一勤さんのご質問を短く書くと、
米国では、試験が簡単なこともあって資格保持者が山ほどおり、企業勤務者も多い。その人たちを使ってやれば自前でできる特許出願代理業務を企業はなぜ外部事務所に依頼するのでしょうか?
ということです。
話は、特許出願業務に関してですので、ご説明いただいたパテントエージェントとパテントアトーニーとの間の違いは、ここでの疑問の答えにはつながっていません。外部事務所のパテントエージェントを使う場合も普通にあります。その場合も含めて、企業は何ゆえに自前で特許出願業務を行わず外部事務所を使うのか?
私は、通りすがりさんが最初のコメントで言及された
(1) アウトソーシングによる経営の効率化
(2) 訴訟社会におけるリスクヘッジ
の2つが、私が当初書いたものより優れた解答になっていると思います。
ここでいうアウトソーシングは、日本語の「外注」とはちょっと違いますね。「外注」という語には「自分でやろうと思えばできるけど面倒だから他人に任せる」という響きがあると思います。ここでの「アウトソーシング」は、「自前ではできないことを必要なときにお金を出して外部から買う」という響きを含んでいます。米国企業が外部事務所を使うときには、「外注」の意味がないことはないでしょうが、一般化していうとこの「アウトソーシング」型になっていると思います。それが、5月11日に私が書いた内容につながります。
もちろんいろいろな企業がありますから、一概には言えないのですが、米国企業は社内のスリム化が進んでおり、常時必要ではないものはできるだけ社内で抱えず、必要になったらそのときに優秀なサービスを調達してこようとする「メリハリ」感覚が発達しています。そのときに「優秀なサービス」はどこにあるかというと、社内ではなくて、外部事務所にあるのが米国。これは、訴訟社会におけるリスクヘッジにもつながりますね。
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コメント書きすぎかもしれませんが、、、1つ質問させて下さい。
私の知る限りでは、パテントエージェントがやっている事務所というのは非常に例外的な存在です。また、普通の法律事務所のパテントエージェントの仕事については、弁護士が最終的にサインため、思ったほどは安上がりにはならないと理解しています。
「外部事務所のパテントエージェントを使う場合も普通にあります」とのことですが、費用的に大きな効果はあるものなのでしょうか?
2008/5/13(火) 午前 2:47 [ 通りすがり ]
何度もすいません。最初のエントリーを読み直させて頂き、コメントを書こうとしたきっかけは何だったのか今更考えてみたら、「大きな組織の歯車となって働くのではなく、アメリカンドリームを実現できる可能性のある職場を米国人は好みます。」といった趣旨で書かれていたことに疑問を持ったからでした。
私の知る限り、法律事務所で働く弁護士の大半はお金が目的です。特許弁護士は元技術者が多いですが、なぜ弁護士になったのか聞くと、ストレートに「Money」という答えが返ってくることが多いです。ロースクールでも各ファームの給料は大きな関心事ですし、ファーム内でもボーナスに関する議論は日常です。そんな環境に身をおいていると、弁護士からアメリカンドリームを感じ取ることなど全くなく、上記の記述に疑問を持ち、コメントさせて頂いた次第でした。
長々と失礼しました。
2008/5/13(火) 午前 3:03 [ 通りすがり ]
ということで私自身の頭を整理すると、外部事務所の方が優秀という点については賛成です。ただ、その理由は、給料が高いから優秀な人が集まってくる、ということだと思います。アメリカでは、安いお金を払う人には低いレベルのサービスで構わない、という認識があると思います(これが高いお金を払う人への差別化・サービスになるんだという認識です)。それもあって、アウトソーシングに際して高いお金を払うことについて、日本ほどは抵抗感が少ないのではないでしょうか(とはいえここ数年の弁護士バブルで、弁護士費用についての不満はかなり大きくなっているようですが)。
2008/5/13(火) 午前 3:13 [ 通りすがり ]