小沢一郎・森ゆうこ参院議員の対談・その三

小沢一郎と森ゆうこ参院議員の対談・その三
 
反対派を取り込むつもりの鳩山さんだったが。
 
 小沢: 好意的に考えると、彼の説明は反対した人たちは全部取り込みたいと。そういう人事をしたいという説明だったよ、僕に対しては。人事権はもう総理総裁にありますから「ああ、そうですか」って。
 
森: 本人のいないところで個人名を出して批判するのは良くないと思うんですけども、今また藤井裕久さんを党の税制調査会長に起用して、党が政府にかかわりましょうということで使ってらっしゃるのは、私はすごい失敗だったなと思っています。
 
藤井さんは党の会合で「君たち一人ひとりの言葉が歴史に刻まれる。そこまでの責任を持ってものを言え」というようなことを言っていらっしゃいました。
 
わたしは既に文部科学副大臣だったので、その会議には出ることはできませんでしたが、もし私が出ていたら
「藤井さん、あんたにその言葉そっくり返してやります」って言いたかったんですけどね。
 
だって自由党の時に藤井さんが言っていたことと、今言っていることは違いますからね。先祖がえりしちゃったんです。
 
小沢:先祖返りするんですよ。大蔵官僚に戻っちゃった。
 
森: もう「ザ・財務省」「ザ・大蔵省」になっちゃったというか。
 
小沢: もともと叩き込まれた本質だから。
 
森: 今回の増税の話が、あれはどうしてあんなに増税したいのかがちょっと良く分からないんですが。過去の歴史からしても、今のようなデフレの状況の中で大増税をして大失敗をしたというのは、ついこの間の日本の歴史の中にあります。
 
小沢: ある。
 
森;それからアメリカも世界恐慌の時に、フーバー大統領が増税をやってさらに不況を深刻化させています。
 
小沢: だからレーガンは逆に減税した。レーガノミックスっていってね。大減税して、だけど結果は税収が増えたって言うあのレーガノミックスの例もあるんだけれども。普通は景気が悪い時は減税だよね。
 
森;今でも「消費税は上げられる環境です」と言うのは一体どういうことなのか。
 
わたしも副大臣として政府税調の会議にずっと出てきたんですけれども、財務省に質問しても、まともな答えは返ってこないんですね。
 
小沢;そりゃ、財務省はしょうがないんだよ。財布を預かっているから、取るものは取って出すものを出さないようにと。これは彼らの習性だから。財務省がゆるゆるになっちゃうと歳出圧力だけ強まっちゃうからしょうがない、彼らの立場としては。
 
ただ、それをコントロールする力が政治家にないっていうことだよ。
 
森;ということは、今は本当に政権交代前に国民にお約束していたことと正反対というか、むしろ官僚主導になっている。
 
小沢:だから「自民党よりもひどい」という評判になるんだよね。
 
森:国民の皆さんはよく見てる。
 
小沢:大衆は「愚にして賢」ですよ。ちゃんと見てる。だから民主党の支持が減っているんですよ。
                              続く 
 

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小沢一郎と森ゆうこ参院議員の対談・その二

小沢一郎・森ゆうこ参院議員の対談
その二
大衆は愚にして賢。
 
だから民主党支持が減っている――小沢
 
: そうですね。だから私としては、これは小沢先生をターゲットにしたものではなくて、政権交代阻止が狙いで、このまま放置したら大変だということで檄分を書いて、すべての民主党の総支部に配りたいと。
 
大分先生にもご相談したわけですけれども、あそこまでメディアスクラムを組んでやられてしまうと、もう党内世論が「小沢さん、犠牲になってください」と。
 
小沢: そうそう、僕が生贄で、それで収めてくださいとなっちゃうな(笑)。
 
: でも私はそれは絶対に違うと思う。小沢先生が他の人たちよりも並外れて力がおありになるから、余計そうだったと私は思うんですけれども、戦う時には大将の首を取った方が勝ちなわけですよね。
これは鳩山先生にも申し上げましたが。
 
特に小沢先生のような大将の首取られたら、たとえ政権交代が実現しても、そのあとはどうなるか想像できるなあと思ったので。「絶対にここは戦うべきだ」って皆に言って回ったんですけど、残念ながらあの時はやはり無理だったんですかね。
 
小沢: そうねえ。これは僕が言ってるんじゃないけど、政権に対する批判も、結局はそういう民主党の体質に原因があるんじゃないの?今のような政権だったら、別に役人は心配する必要なかった(笑)。
 
: 本当ですね。
 
小沢: やっぱりもっとドラスティックな、革命的なことをやられるんじゃないかという、その心配だった訳だから。その意味では、政権交代後の民主党について非常に危惧の念を持っているけどね。
 
大衆は愚にして賢。
だから民主党は支持が減っている――小沢。
 
: 結局は先生が代表の座を降りて、それで政権交代が成就したわけです。
それでも先生が幹事長兼無任所の国務大臣として閣内に入るという、そういう形であれば、ここまでひどい状況にはならなかっただろうなと思ったんですけれども。いかがですか。
 なかなかお答えづらいとは思んですが。
 
小沢: 政権交代前のネクストキャビネットの時から、幹事長は内閣に入っていたんだよね、副総理として。
 
マニフェストなんて今はもう影も形も見えないけれど、マニフェストの中でも内閣の再編成はすることになっていたわけだ。政府与党一体というね。
 
だけどあの時どういう風の吹き回しか、鳩山さんが
「今回は幹事長は内閣に入らないでもらうということに決めました」っていう話だったから。
 
やっぱり迷惑はかけたくないし、別に僕は入りたいと思わなかったし、
「あ、そうですか」ということになっちゃったんだけど、以来ずっとそのままでしょ。僕じゃない人ならば良かったのかというと、そうではないんだね。
 
ずっと幹事長は内閣に入っていない。
 
: そういう意味では、小沢先生が代表でいらっしゃった時のイメージ通りにいかない原因というのは、やはり幹事長が内閣に入らなかったことで、政府与党一体の原則が崩れてしまったことだ、という指摘はありますね。
 
ただ、何で鳩山さんが小沢先生を副総理にしなかったのかは――。
 
小沢: それは分からないと。
 
: 分からないですねぇ。鳩山さんにいろいろ囁(ささや)く人が居たんですかね。   続く
 

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小沢一郎と森ゆうこ参院議員の対談

小沢一郎と森ゆうこ参院議員の対談
 
あの西松事件が罪ならどの政治家もアウト
              森ゆうこ著(検察の罠)より
 
森ゆうこ: 改めてこの三年間を振り返ると、西松事件はもう「事件でさえない」と云うことになっています。
 
小沢一郎: どうなっちゃっているのかね、あれも。
 
: ひどい話ですよね。訴因変更というか、ウルトラCというか、あり得ない方法を使って、あのままやったらもう完全に負けだから。西松建設事件、陸山会事件とは一体何だったのか。先生はどんな風にお考えですか。
 
小沢: やっぱり問題は政権交代を阻止すると。何が何でもそのためには小沢を訴えて、ということなんだろうけど。たまたま僕個人が標的になったけれども、菅憲というか、役所、役人が、政権交代の直前に直接的に権力を濫用して、政治に関与するということは、これはもう民主主義国家じゃない。暗黒政治の話でね。
 
このことが一番問題であって、僕自身じゃなくて政治家みんなが国民みんなが考えなきゃいけないことです。
 みんな人ごとみたいに思っているけれども。君がよく言ってたじゃない?検察の機嫌取りをしなきゃ、政治家が出来なくなっちゃうって。
 
: 特に「ダミー団体」が問題になった西松建設事件は、おそらくみんな分かってきたと思うんですが、あれで本当に罪になるんだったら、どの政治家もアウトだなと。
 
小沢: 全員アウトだよ。
 
: 分かってたはずなんですね。本当に分からないって言う人はよほど政治資金規正法が分からないのか,あるいは敢えて目をつぶろうとしているのか。
 
小沢: 献金が一銭もなかったのか(笑)
 
: ある程度の献金を団体から受けている人なら、あれは誰でも全員しょっ引かれます。
 
 小沢: そうそう。特に労働組合なんかみんなそうだよね。あれは皆産別組合で集めた金で献金している訳だから。
 
: そうなると、だれをタ−ゲットにするか、どの献金を事件化するかはすべて検察、先生のおっしゃった官憲の思し召し次第。
 
小沢: 検察、警察は最たるものだけど、日本ではその他の部分でも役人の裁量が多すぎるんです。役人の鉛筆のナメ次第でどうにでもなると。
 
税務署なんか分かりやすい例でしょう。税務署の職員の裁量で課税されたり、これは経費と認めるとか認めないとか。
 
法律の規定そのものが非常に幅が広すぎて、役人に裁量権を持たせすぎる。これが日本のいろいろな矛盾や癒着の最大の原因。
 
それは、人間社会ではなかなか杓子定規にはいかない部分もあるから多少の柔軟性と幅を持った裁量権というのはしょうがないんだけど、あまりにも多すぎる。
 
何でも役人の思い通りになる。この仕組みが根本的な問題でその最も典型的で象徴的な、そして民主政治に対する影響が強い例が今回の事件なんだね。 続く
 

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怠慢極まりない対応だった(東電の津波対策)

怠慢極まりない対応だった
(東電の津波対策)
 
津波が原発の敷地内を襲ったら一体どうなるのか。
6年ほど前、東電と原子力安全・保安院などが具体的に検討していたことが明らかになった。
 
タービン建屋が水浸しになって電源を喪失し、原子炉の命綱である緊急炉心冷却装置(ECCS)が機能しなくなるという結果だった。
 
福島第一原発事故はその通りの結果を辿って、核燃料の溶融という重大局面に陥った。
 
電源喪失の危険性が分かっていたのに、なぜ根本的な対策を講じなかったのか。長年、福島県の浜通りで、10基もの原子炉を稼働させながら、東電は結局、安全性を無視し続けたのではないか。
 
怠慢と不作為によって、原子力災害を防ぐ機会を逃したとしか思えない。まさに人災そのものだ。
 
電源喪失の可能性を指摘したのは「外部溢水勉強会」と呼ばれる組織。保安院の公開資料によると、「あくまで仮定という位置づけで、想定外津波に対するプラントの耐力」を検討したという。
 
何もないのにいきなり始めたわけではない。2004年のスマトラ沖地震「マグニチュード9・1」の津波によって、インドの原発が、浸水被害を受けたことなどがキッカケになった。
 
勉強会では電力各社の代表プラントを選び検討した。
東電は福島第一原発5号機で、津波が海面より10メートルの高さなら何の影響もないが、14メートルでは敷地内に高さ1メートルの海水が浸入し、電源と(ECCS)の機能を失う。
 
4メートルの差で、全く状況が異なるのは、5号機の敷地がそもそも海面より13メートル高いからだ。
 
タービン建屋のどこから浸水するのかも。具体的に示した。福島第一原発では現地調査まで行っている。
 
勉強会ではこのほか東北電力、女川原発などでも電源喪失に陥ると指摘された。
 
東電は結果をどう受け止めているのか。「現実の津波の可能性や、蓋然性(がいぜんせい=確からしさ)を考慮せず、勉強として影響を確認したものに過ぎない」と言う。
 
取るに足りない結果だったとでも言いたげだが、とんでもないことだ。決してそんなことではなかった筈だ。
 
仮定だろうが、想定外だろうが、出てきた結果は冷却機能喪失という、これ以上はない深刻な内容だった。
 
可能性のあり得るものについては、対策に乗り出すのが、原子力を扱う企業の最低限の務めではないか。
 
浸入口の機密性を高めたり、設備の移動やかさ上げなどを行えば済むことだ。何も原子炉を移転させるわけではない。
 
電力各社と保安院は、外部溢水と同時に「内部溢水」の影響も検討していた。建屋内の配管や弁からの水漏れによって浸水することを指す。これもフランスの原発で実例があった。
 
数年前、浸水と電源喪失は「原子力ムラ」の関心事だったと思われる。それなのに何の教訓も得ないまま放置した。こんな体たらくの揚句の人類を滅ぼしかねない事故だった。
 
東電も保安院も,原子力に関わることの適格性を問われるしかないだろう」 終わり。

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これぞ奇偶!!

 
これぞ奇偶!!
 
家内の実家は高橋と云い、石巻市高木(たかき)に存在する。そこから姪が大崎市鹿島台の畑中家へ嫁いだ。
 
本年3月中旬、家内の実家でこの姪と会った折、「女児と解かっているので命名をお願いしたい」と依頼された。
 
親の希望は『ななみ』だという。
 
そこで、「畑中七奈美」と名付けるように助言した。予定日は4月25日だという。
 
姪に話した『最近は母親の喫煙や、食生活の変化などが原因なのか、胎内でへその緒を絡ませる子が多くなった。万が一へその緒が絡んでも、無事生まれるように、胎児を強くするため、腹帯に“畑中七奈美”と縦書きに書くように』と。
 
 
私が日赤に運ばれ、入院したのが5月3日・1時30分である。翌4日午後1時ころ、家内の妹夫妻が見舞かたがた来ていただいた。大友さんという。
 
妹が家内に向かって言った「畑中へ嫁いだ姪は4月25日ごろに生れると聞いていたけれど、どうなった?」
 
『さあて聞いていないね、もし生まれたならなんとか言ってくるでしょう』と家内が言う。
 
「それもそうだよね・・・」と言いながら、大友夫妻は2時頃帰って行った。
 
すると間もなく私の携帯電話が鳴り、出てみると今帰ったばかりの家内の妹の大友さんだった。
 
「びっくりしたよ!!今3階の産婦人科病棟で畑中さんにばったり会ったのよ。昨晩、生まれたそうだよ。部屋も吉野さんの真下あたりだよ。噂をすれば影というけれど、本当にびっくりするよねえ」というもだった。
 
☆☆
3時半ごろ、家内の実家の高橋家から家内の弟夫妻、その長男夫妻の見舞いを受けた。
 
先ほど帰った大友さんから私のことを聞いて来たのだという。もちろん昨夜出産した娘と孫を見に来た訳だ。
 
弟の妻(産婦の母)が言う
「『出産予定日の25日から大分遅れたので29日に大事をとって入院したのです。ところが昨日3日になって妊婦の顔がむくみ、急きょ帝王切開ということになって、夜7時頃無事に出産したのです。やはり女の子でした。
 
しかし、赤ちゃんの首にへその緒が二重に巻きついていて、本当に危なかったよねえ』と医師に言われたそうです。
 
昨24日、午後2時頃に家内と一緒に家内の実家を訪ね、姪の畑中さんに会い、七奈美さんの出産祝いと命名書とを置いてきた。ありがたいことに順調に育っている。
 
☆☆☆
 
偶然にも姪と同じ日赤の建物で、部屋も真下、私の入院した5月3日の夜七時に七奈美さんが生まれた。全く奇偶そのものであったと云うしかない。終わり

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