第11話[True Genius]
 カリフォルニアで殺人鬼ゾディアックが復活する。
 現場には警察関係者しか知らない、昔の写真と被害者のシャツが残されていた。リードの分析からIQ160以上の単純労働者が浮かび上がる。

 検死官スカーペッタ・シリーズで有名なミリオンセラー作家、パトリシア・コーンウェルが本人役で出演しているなんて!!
 豪華なゲストですね。

 冒頭にパトリシア・コーンウェル/「血霧」[red mist] のサイン会があったという演出です。
[パトリシア・コーンウェル「検屍官」シリーズ|講談社文庫|講談社BOOK倶楽部]
(http://kodanshabunko.com/cornwell/index.html)

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感想
 IQが130以上あっても、社会性が低かったりさまざまな問題を抱えていると、IQが高い分、周囲から孤立してしまう。犯人はゲームや暗号、犯罪は得意でも、最愛の人から愛を得ることや、親友と長期間信頼を保つこと、高収入の華やかな仕事に就くのは下手だった。どれか一つでもかなってたら、また別の人生あったのかな。

 リードはIQが高い上に、統合失調症になる危険性も高いと悩んでいるけど、信頼できてリードには敵わない専門分野をたくさん持ってる仲間と仕事に囲まれて、対照的な回でした。


事件に出てきた
[ゾディアック事件 - Wikipedia]
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6)
 1968-1969年の間に7名が殺傷された事件(内5名死亡)。
 6名はそれぞれカップルでいるところを狙われ、特に女性への過剰殺傷が目立ち、生存率は男性4人中2人、女性は3人中0人。
 ゾディアックと名乗る人物が、電話や犯行声明文を警察や新聞社に送りつけ、1974年まで世間を賑わした。未解決であることや、独特のマークが印象深く、模倣犯や自称犯人または関係者を名乗る人物が現在でもあとをたたない。

その他のキーワード
 ・マジックシティ : アラバマ州バーミングハムのニックネーム
 ・デンドロフィリア : リードが話したフェティシズムの一種(樹木に性的倒錯を感じるそう)

今回の類似事件:
 セダ : ヘリバート・セダ[Heriberto "Eddie" Seda](1967生)、ゾディアックの模倣犯、NYで7人を殺傷し232年の刑を受けた。
 サカキバラ : 1997年日本で起きた児童殺傷事件。2名死亡、3名重軽傷。当時14才の少年が逮捕され医療少年院送致になった。独自のマークを使った点に類似点があり、ガルシアが例にあげた。



パーカー・レイ事件 : エミリーが参加者に説明していた事件
<デイヴィッド・パーカー・レイ>
[David Parker Ray - Wikipedia]
(https://en.wikipedia.org/wiki/David_Parker_Ray)
 アメリカの連続殺人鬼(1939生-2002)で、"Toy-Box Killer"の名で知られている。
 10万ドルかけて作った"toy box"と呼ぶ、防音装置完備の拷問専用トラックトレーラーを所持していた。犠牲者60名とされているが、遺体が発見できず、誘拐と拷問のみの有罪判決で224年の刑を受け、逮捕の1年後に病死。
 共犯者はレイの娘[Glenda Jean "Jesse" Ray](9年の刑)と、[Dennis Yancy](36年の刑)、既に殺されていた[Billy Bowers]など。
 被害者の記憶を消すために、[sodium pentothal(*1)]と[phenobarbitol(*2)]を使っていたため、生存していたにもかかわらず、犯行を覚えていなかったり悪夢だと思っていた女性もいた。

(*1)麻酔薬の一つで鎮静・催眠効果を示す。
(*2)*1と同系統の抗癲癇薬。不眠症・不安の鎮静、癲癇の痙攣発作に適応。

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第10話[The Bittersweet Science]

あらすじ
 ベスという女性と会ったホッチ。 − 美人ですね!
 ホッチは出場するトライアスロン大会の話しをする。 − 充実してますね!
 ロッシに話したところ、一瞬でチーム内に広がり。 − みんな恋話好きですね!

事件は−
 フィラデルフィアで男性二人の遺体が発見される。遺体には清掃のあとがあった。

 白血病の息子ライアンが具合が悪くなり、パニックになったボクサーのジミーは、マネージャーのトニーに相談する。
 しかしジミーから預かっていたお金を、トニーが対戦相手に賭けていたことを知る。
 ジミーは"やられ役 (punching bag)"として育てられていたことを知り。

 次々に遺体が見つかる中、犯人として浮かび上がってきたジミーの生い立ちを聞いたモーガンは、無意識の殺人願望からボクサーになったのではと分析する。

感想
 犯人は連続殺人犯なんですが、、、
 FBIの姿を見た犯人が、最後に息子に会うためにわざと病院に運ばれるのもけなげなんですけど、その後ホッチから「病死することで、息子は強い父親を失望させることを恐れている」という意味のことを聞いて、
 始めて”試合に負けたことのない父親”が、試合に負けたことを話す姿に涙。

 殺人犯なんですけど、、、動機にあまり納得いかない分、前回のエピソード9と今回の10は、心理描写が充実している。


・女性の髪形がまいているのも印象的な回。
 JJはストレートか、もっと巻いてるほうが似合うかな。

・最後にロッシが、妻ヘイリーが亡くなってから"陰気で堅苦しいホッチはまわりに迷惑"と励ましていて(?)、ホッチがデートに行くところが微笑ましい。

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第9話[Self-Fulfilling Prophecy]
 あらすじ
 フロリダのサマーヴィル陸軍士官学校で、野外演習中の生徒5人が首吊り自殺体で発見される。
 遺体のそばの木には、メッセージ "we (a)re sorry" が残されていた。

 一緒にいたジョシュ(17歳?)が行方不明になり、事件は二週間前に起きた新入生ベイリー(13才)の自殺と関係があるのではと推測される。
 ホッチは自殺事件の直後の野外演習に疑問を抱き、検視官は全員の遺体から古い呼吸器系の火傷と打撲痕を見つける。

 逃亡していると思われるジョシュを探すため森に入った教官は、ベイリーの父親が殺害されているのを見つけ、、、。

番外:
 校長である大佐をかばっていると思われた卒業生のストラウス女史が、勤務中飲酒していることにモーガンが気づいてちょとトラブル

真相は、、、(ネタバレです)
 長年陰湿ないじめがはびこっている学校内で、それを苦にした新入生ベイリーの自殺事件が起きる。
 校長である大佐は、ベイリーをかばっていた、反抗的で自立心を失わないジョシュの口封じのために、ベイリーの父親を野営地に送り込む。父親には自殺はいじめによるもので、ジョシュが主犯と説明してあった。
 しかし怒りにかられた父親は、ジョシュをのぞくその場にいた全員を始末してしまった。
 脱出しようとするジョシュに、ベイリーの父親、大佐の追っ手がせまる。

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(電波圏外でも問題なしのガルシアさま、リード、JJ)

感想
 ハートマン軍曹が森に入ると、生徒が全員奇妙な果実になっていた。
 で始まる回。若者の死に胸が痛む。

 最初は学生の連鎖的な自殺との意見もあったが、学外秘の野営地を知っていたベイリーの父親の死体が見つかったところから、風向きが一気に変わる話し。ハラハラしますね。

 名前と顔を覚えるのが苦手なので、学生の見分けがつかず誰が誰やらという面もありましたが、、、。


ところでこの事件の場合、誰がなんの罪で裁かれるのか考え込んでしまった。
 ・ベイリーの自殺 − 上級生タッカーのいじめが直接原因だが、そのいじめは伝統的なものであり、タッカーほか全員が新入生の頃受けていた。でもタッカーの責任?管理責任は学校?
 ・タッカーたち5人の殺害 − ベイリーの父親による復讐。校長により偽情報をつかまされていたが、結果的に復讐を果たした。これも偽情報を流した校長にも責任あり?
 ・事件の発生 − 事件を起こしたのは校長だが、ジョシュ以外の5人を殺す意図はなかったとなると、殺人教唆になるのかな。

 どこまで校長の責任になるというか、するのかがむずかしい事案だなあ。すぱっと「いじめに伝統なんかない」「いじめたタッカー、校長に責任あり」ってなるのかな、裁判になったらどうなるのかが見たいエピソードでした。

 大佐はジョシュのことを「頭が良すぎて大人になれない子供」と評していましたが、作品内では立派な大人になったと評されてました。訓練の内容も吸収して教官に"smart"と言われていたし。
 大佐が"理想の子供"じゃないと思い、なんとか相手を支配しようとしているうちに、ジョシュのほうが大人になってしまったように見えます。

[半旗(ハンキ)とは - コトバンク]
(https://kotobank.jp/word/%E5%8D%8A%E6%97%97-606184)
 学校の国旗が「半旗じゃない」とモーガンが反応。喪に服す時は旗を少し低い位置にするというのが全世界的に行われているようです。知らなかった。


 リードの「幽霊に会った3歳児を知ってるよ」というセリフ
 自分のことを言っているんでしょうか。
 直後のガルシアがにやりと笑うのを見ると、リードのジョークのひとつなのかな。

 imdbのトリビアによると、「レヴァレット・サルトンストールというフレンドリーな幽霊と会った、3歳の少年を知ってるよ」と言ってるんですが、3歳で知事の名前を知っていたんですね、さすが。
 レヴァレット・サルトンストール : マサチューセッツ知事で米国上院議員

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第8話[Hope]
 犯罪被害者支援会を主催していたガルシア。7年前に8歳の娘を誘拐されたモニカが行方不明になり救出に乗り出す。モニカは娘ホープの居場所を知っているという男に誘拐され、、、。

感想
 ロッシが動機にたどりついた時、心底ぞっとしました。妄想って怖い。
 二回見るのがきつい内容ですね。

 ガルシアは自分のせいで両親が死んだと話したあと、「いつか心の傷が癒せると信じている」と発言。モニカは「どんどん疲弊していくだけ」と発言。どちらも本当なんだろうなあ。

 誘拐当時ホープと一緒に遊んでいて、罪悪感を持っているヘザーという少女がゴシック調に育っていて、同じくゴシックガールだったエミリーや、現在のガルシアを見ると、仮装って一種の防具みたいなものかなと思う。

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(左からモーガン、初の現場入りガルシア、JJ)

ところでリードが「加害者が被害者の家族に接触した例」として出てきた犯人。
残念ながら下記の記事以外では日本語解説サイトがないので、wikipediaをエキサイト翻訳で(抜粋)

[日刊ベリタ : 記事 : 18歳の米国人女性はどこに消えたのか カリブ海の楽園で起きた悲劇](2007/12/31の記事)
(http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200712310906191)


氏名:ファン・デル・スロート(ヨラン・ヴァン・ダー・スルート)
[Joran van der Sloot - Wikipedia]
(https://en.wikipedia.org/wiki/Joran_van_der_Sloot)
オランダの裕福な家庭に育ち優秀だったファン・デル・スロート
2005年5月17歳の時に、Kalpoe兄弟Deepak兄(21)とSatish弟(18)との3人が、女子高生失踪容疑で逮捕される。

 場所はカリブ海にあるアルバ島で、卒業(修学)旅行に来ていたアメリカ人ナタリー・ホロウェイ(Natalee Holloway)(18歳)が、バーで会ったファン・デル・スロートと出かけたまま行方不明になった。

その後メディア合戦が起き、、、以下、犯人3人は逮捕されては釈放の繰り返しになる。
 ・2005年9月に3人がアメリカのテレビ番組で、供述に警察の関与があったと発言
 ・2006年2月にファン・デル・スロートの両親が、アメリカのテレビ番組で警察の捜査を糾弾
 ・2006年2月にファン・デル・スロートと父親でアメリカのテレビ番組収録中に、インタビューが人権侵害だとナタリーの両親から訴えられる。
 ・2007年4月ファン・デル・スロートが、「ナタリー・ホロウェイ事件」をオランダで出版
 ・2009年4月ナタリーの母親によるベストセラー[Loving Natalee]が、「ナタリー・ホロウェイ〜偽りの真実〜」としてテレビ映画化。アメリカで最高視聴率を記録。

 ・2008年1月には、オランダのテレビ局によりおとり作戦実施
 オランダのジャーナリスト ピーター・R. de Vriesが、ファン・デル・スロートを秘密取材。
 ナタリーの死の瞬間を語ったものがテレビで流れてしまい、トークショーで赤ワインを顔面になげつけられるはめに、、、。
[Wijnincident Joran van der Sloot bij Pauw en Witteman - YouTube]
(https://www.youtube.com/watch?v=HZBrAdRscb4)

 (1:13秒くらいにワインを投げてますが、オランダ語のため内容は不明です)
 オランダでは700万人が視聴(人口が1650万なので、深夜番組にもかかわらず視聴率43%。歴代1位だそうです)。

 テレビで流れたナタリーの死の詳細として、当時ファン・デル・スロートとナタリーは、マリファナを吸いながら浜辺でセックスをしていたところ、ナタリーがなんらかの発作を起こし、ファン・デル・スロートは蘇生を試した後、友人Dauryを呼び出し、ボートでナタリーを海に捨てたと発言した。



[テレビ放映後]
 ファン・デル・スロートはタイの大学に留学。

 しかしジャーナリスト ピーター・R. de Vriesの追跡は止まらず、タイ−オランダ間で売春婦の人身売買により、女性一人当たり130万円もうけていると取材映像を放映。ファン・デル・スロートの父親はナタリーはベネズエラに売られたこと、警察官が関与していることを話した。タイ当局は鋭意捜査中。

[リードのエピソード]
 2010年3月にファン・デル・スロートはナタリーの遺体のありかと引き換えに、遺族に25,000ドルを要求したことが明らかになった。
 遺体の一部は自宅に埋められていると証言したが、自宅が建てられたのは事件の後だった。

 ファン・デル・スロートはペルーに逃亡、現地女性のLeidy Figueroa(フィゲロア)と結婚。

 その後、2012年1月ステファニー殺害で28年の懲役刑を受けた。

[ステファニー殺害について]
 ナタリー事件の5年後ペルーにて、2010年5月ファン・デル・スロートが借りていたホテルの部屋で、21歳の女子学生ステファニー・フローレス(Stephany Flores Ramirez)が殺される。
 ステファニーは大学を卒業したばかりのビジネス研修生、富裕層。彼女の車からデートレイプ用の薬が発見され、クレジットカード、1000ドル以上の現金などが消えていた。
 ホテルの監視カメラには明け方にカジノから帰る2人と、朝ホテルを1人で出るファン・デル・スロートがうつっていた。
 ファン・デル・スロートは、ステファニーが彼のパソコンをのぞいたため殺したと自白した。


 なぜこの事件がここまで大きく報道されているのかが不思議なんですが、オランダ、アメリカ、オランダ領のアルバ島のどこからも注目されて、映画のような展開ですね。

 被害者のナタリー(18)に申し訳ないけど、同情できない点が真相を知りたいという欲求を呼ぶというか。だからといって加害者(17)が人身売買までしているようなのでひきます。
 もっとおおがかりな事件なのかな。

 ・被害者の女子高校生はおそらく富裕層の医者の卵、修学旅行先のバーで見知らぬ若者からお酒と薬をすすめられて飲んでしまった上に、1人でついていってしまった。(同行していた友人の目撃談)
 ・加害者のファン・デル・スロートも富裕層の若者で、人身売買に関与している疑い濃厚。(取材に基づく)
 ・ファン・デル・スロートの父親が現地警察を買収したと思われる。
 ・警察が信用できなくなったナタリーの両親は、メディア戦争を開始して、現地警察および現地を非難した。
 ・とうぜん非難されておもしろくないアルバ島の人たちは非協力的になって、、、。

 犯人のファン・デル・スロートの証言が一番信用できない事件である以上、「真相の解明」は難しそうですね。

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第3話[Dorado Falls]

 IT企業で現場にいた社員が全員殺される事件が発生。銃とナイフを使った秩序ある犯行で、犯人は戦闘能力の高い警察関係者か軍人ではと推察。犯人はすぐに判明するが。

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(復帰したエミリーとモーガン)

感想
 海軍特殊部隊出身の犯人が事故にあい頭部外傷をおった結果、視覚認知に異常がでて肉親すら見分けがつかなくなるという話し、恐ろしすぎる。救いがない話だなあ。

 ガルシアがいつも以上にご機嫌な回。
 あとエミリーの件ですねたモーガンが、自分とエミリーに課した代償がかわいい。モーガンって健全だなあ。


犯人が所属していたアメリカ海軍の特殊部隊シールズ
[Navy SEALs - Wikipedia]
(https://ja.wikipedia.org/wiki/Navy_SEALs)
 海軍の中でもっとも作戦遂行能力、秘匿性が高い部隊で、よく映画に出てくる。作戦の救出対象である人質にも顔を見せることはないため、謎に包まれていたが、最近は元SEALsだと名乗る人が増えてきている。


[カプグラ症候群 - 脳科学辞典]
(http://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%B0%E3%83%A9%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4)
 "近親者などが瓜二つの偽物と入れ替わったと確信する妄想。妄想型統合失調症に多いが、認知症や頭部外傷でも見られる。カプグラ症候群、フレゴリ症候群、相互変身妄想および自己分身症候群が、妄想性人物誤認症候群の亜型としてまとめられている。"(抜粋)

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