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日付:2005/12/16
形態:単行本
感想:★★★★
悔しいぃ。この人が犯人に見えるのはミスリーディングのはず、と思いながら翻弄される。オチを言葉で言えばほんの数文字で終わるのに、最後まで気づけなかった。とびとびで読み返してしまう。
冒頭、シアルヴィ館でプロローグが始まる。この始まり方どこかで覚えがあると思ったら『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』の冒頭とそっくり。この本の1ページ目で犯人の名前と特技が書かれていたのが!悔しい!プロローグの後、御手洗が地の文を記述する部分があって珍しいと思う。
酔っ払いバーニーがワトソン役になる本編での御手洗登場時、「東洋人」という記述・反応がないことは気になったがそのままスルー。背が高い記述はあったのでその辺で納得してしまったのだ。御手洗にしては珍しく、事件の当初から大学教授として登場し警察の助っ人となる。御手洗が事件の最初から探偵役をやっていて、なぜこんなに殺人が続く?いつもほんの数分〜数日で事件を解決する御手洗がなぜ?!と疑問をかなり抱いたものの、その疑問もスルー。「だって御手洗だもの、そのうち解決してくれるだろう」と。ミタライ教授が激昂するところまで「ミタライ教授」を疑うことはなかったのだ。。。悔しい。。。こんだけ気になったポイントがあったにも関わらず。自分がバカだったのがすごく悔やまれる。
ラストシーン、御手洗の登場はこうでなくっちゃと言わんばかりに。さっと登場してさっと去っていく。これだよ、御手洗の醍醐味は。
細かいことを。謎と殺人事件自体は(ミステリー小説としては)驚愕することでもなく。犯行の様子を想像して笑えるというのは推理小説としてまれ。相変わらずのミスリーディング(今回は酔っ払いバーニーがこの役)がちょっとうるさい。何人殺されても緊迫感にかけるトド似の横暴無能警部が現実味薄い。全体的には荒いつくり。ネットの感想をざっとのぞいてみたが、評価は余り高くない模様。ファン向けのオチとも言える。犯行の動機もすごく普通で怨恨・財産狙い。
途中までは『時計館の殺人』のようなトリックを想像していたのだけど、どちらかというと『迷路館の殺人』のトリックに近い。
読後しばらくたってから「あぁ」と思い至るのが題名『魔神の遊戯』。本当にタイトルどおり、旧約聖書に登場する魔神が人をバラバラにしていたのだなぁと実感できるわけで。地下室のくだりは楽しい。ロドニーは魔神としても自分の投影としても赤い巨人を描いていたのだろう。ダイイングメッセージと魔神の咆哮ははっきり言ってダサイ。
カバー・デザインは京極夏彦らしい。自分の本の装丁デザインだけでないのだね。
記憶の画家は島田荘司の他の著作同様、実際にモデルがいるらしい。が、詳細な説明がネットで見つけられない。
御手洗が現在もうすぐ還暦ってのが切ない。(わがまま)
私のおすすめ:
魔神の遊戯
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はじめまして。訪問ありがとうございました。自分も見事にだまされました笑。やっぱり東洋人って書かれていないのも気になったし、解決できないのも気になったし、学者口調なのにも気になったのにわかりませんでした。しかも意味なさげに思えたプロローグにもいっぱい食わされて・・・。島田壮司が改めて好きになりました。
2005/12/24(土) 午前 1:50
ですよね〜!!(≧△≦)改めて、私も島田荘司大好きです!
2005/12/26(月) 午後 1:18 [ yuka_usagi ]