お腹の張りは、実は5分おきの陣痛だったことに気づいて、
私も主人も、2日寝不足が続いていたので、
「しんどくなったら起こすから寝てていいよ」って言うと、
旦那は本当に寝てしまった。
ばかやろぉ!・・・というのは心の声。
最初は、余裕で乗り越えられていた痛みが、段々強くなっていく。
夜中、しーんとした静けさの中、痛みだけが強調されているような感じがして、
一人ぼっちで5分おきにくる波と向き合っていた。
そうこうしてる内に、夜中の3時頃には、もう2分間隔になっていた。
旦那も、「やっぱり寝られへんわ〜」って起きてきた。
当たり前じゃ!というのも心の声。
この日の満潮の時刻は、朝の5時だったから、そろそろかもと思い、
陣痛の痛みを、座ったまま逃すのもつらくなってきたので、
お風呂に入ることにした。
水中出産をするつもりだったのと、
陣痛の痛みは、お風呂だと10分の1になるから。
確かに少し和らいだ。
硬直していた体を温め、心身ともに柔らかくしてくれるのと、
浮力がある為、体制を簡単に変えることができて、これはとっても楽になった。
そうこうする内に、痛みがどんどん強くなり、もう産まれるかもしれないと思った時、
朝5時の満潮時刻を過ぎて、急に陣痛が弱まり止まりかけた。
えっ!?そんなことあるの?と思っていたら、
また3〜5分間隔でゆっくり陣痛が始まった。
お腹がすいて、少し食べられそうになってきたので、
旦那にパンをとってきてもらうようにお願いしたら、
「さっき食べてしまった・・・」と。
おまえはアホか!というのも心の声。
でも、異常に喉がかわき、旦那が番茶を飲ませてくれたり、
お湯の加減を調整してくれたり、
お風呂の中で酸素が足りなくなったら、換気扇の調整をしてくれ、
とにかく何時間もずっと扇いでくれて、とっても助かったし有り難かった。
大丈夫かな・・・と段々不安になる私に輪をかけて、
旦那が目の前で「いけるかなぁ・・・」と不安そうに連発する。
そんな不安は口に出さずに黙って腹に抱えて、
こんな時は、根拠がなくていいから、「大丈夫!大丈夫!」って励ましてほしかった。
心配は邪魔なエネルギーだなと妙に悟ったりした。
でも逆に自分がしっかりしなきゃって心を強く持てたので、やっぱり女は強いみたい。
さらに義父からの電話が、何度も旦那の携帯にかかっている様子。
・・全く集中できない。
だから言わないで欲しかったのに。とまた怒りが込み上げてきたりして、
予想通り、お産の環境に全くなっていなかった。
陣痛が始まってから19時間。
お昼の2時頃、間隔が3分、2分、1分となり始め、強烈な痛みになってきた。
いよいよだって思った瞬間、また陣痛が止まった。
今度は本当にピタリっと止まった。
2回も陣痛が止まり、さすがに私も焦ってしまった。
長時間、お風呂にいるせいで、余計に体力を奪われていたし、
睡眠不足も3日目だったし、
お腹もすいてるけど食べられない状態で、
初めて、もう限界かも知れんって思った。
お腹の赤ちゃんは、相変わらずボコンボコンとお腹を蹴っていて、
元気を知らせてくれていたけど、それもこの先どうなるか、
今の私はどういう状態なのか分からなくて、もう病院に行ったほうが良い気がした。
旦那は待ってました!と大賛成。
私は、もう少し頑張ろうかどうしょうか、もう判断も出来ないくらいグダグダになってた。
そう夫婦で決めかねていた瞬間、私の母からの電話が携帯にかかった。
・・・終了のゴングみたいだった。
電話に出ても出なくても、母はマンションに来るつもりだろう。
これをきっかけに病院に行くことに決めたのでした。
つづく。