つれづれなる・・・

日本語ボランティアは私の生活の一部になりました

つれづれ

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友の死

40年来の友がとうとう逝った。

5年近い闘病の末、末期のがんの痛みも知らず、安らかに黄泉の世界に旅立った。

気兼ねなくなんでも話せた唯一の身近な友。
病を得てからの彼の言動は、私の今後のよい見本となった。

いたずらに恐れず、侮らず、静かに前を見て生きた5年近く、物事の考え方を激することなく話し合える貴重な日々だった。

何本もの管に繋がれ、自らも苦しい中、死の直前まで周囲に気を配る姿は、早く楽になってと言う思いも交錯した。

眠るように旅立った友の死は、思っていたほど簡単ではなかった。
父母の葬儀で涙も出なかった私が、菊の花で棺を埋め、棺の蓋を閉じるときに、嗚咽が出そうになるほど涙があふれ、胸が苦しくなった。
ただの骸だと思おうとしたが、形ある彼との最後の別れに、涙を抑えることができなかった。

火葬場で待つ間、親しい人と語り合う周囲の人々の声も虚ろに、自分から積極的に話の輪に加われなかった。
彼との思い出が、一つ一つ思い起こされ、同じことがもうできないのだと思うだけで、また涙がこみ上げてきた。

そちらの世界があるのだとしたら・・・
互いに宗教には馴染めなかった二人だが、あるのだとしたらまた・・・・。

合掌

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