読書日記

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「サイコメトラーEIJI」

「サイコメトラーEIJI」 朝基まさし・作画 安童夕馬・原作 講談社

ちょっと懐かしいコミックの感想です。連載当時にTOKIOの松岡くんが主演でドラマ化されたので、覚えていらっしゃる方も多いかと思います。今は文庫版を古本屋さんで探すしかできないと思うんですが…出版社には在庫がなさそうです。

主人公は周囲から一目置かれた不良です。普通に金髪にピアス、煙草、喧嘩…授業サボっちゃうのは良くある事ですしね。喧嘩も半端じゃないです。集団でぶつかり合っちゃったりしますから…
ただ、彼がぐれた事には理由がありました。生まれ持った能力です。左手で彼が触れると、相手の記憶が読めてしまうのです。つまり、彼は人の表の顔と、裏に隠された本性の違いを幼い頃からまざまざと見せ付けられてしまったのです。
誰も信じられなくなった彼を救ったのは小学時代の1人の友人、そして父親の再婚相手の連れ子だった妹。そして、中学時代に出会ったある警官でした。
それなりに更生し、彼なりに高校に通っている時に、ある事件に遭遇します。そこで出会った女性警部補。彼女は「サイコメトラー」という存在を信じて、大学時代の研究テーマにしていました。ですから、主人公の能力に目を付け、犯罪捜査の協力を依頼します。
そこから、2人はたくさんの事件を一緒に解決していきます。その間に色々なギャグもあれば、高校生としての主人公の普通(?)の生活の様子、彼の過去なども描いています。

心が読める、というのはどういう事なのでしょうか?このお話では彼は全てが読めるわけではありません。正確には、断片的な記憶の欠片が見えるだけですので、事件に対してミスディレクションを引き起こす事もあります。まぁ、そこは推理コミックですから、最後は辻褄が合うんですけど。
でも、もし本当に相手の心の断片でも読めたとしたら…あなたはそれを望みますか?私は過去、望んだ事もあります。でも今はいりません。
なぜなのか。その理由は自分でもみつかりませんが、人の心が読めるのはコミックや小説の中だけで充分だと思っています。人の心は見えないからこそ面白い。見えないからこそ、大切に付き合っていきたいと思うんですよ。難しいからこそ、安易な手を使いたくない、そう思います。

でも、「このクソオヤジ」と思う相手には覗いて、それを周囲にばらしてしまいたい思いに駆られます…

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