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あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
 
 
「プロメテウス」とは、(人間の)想像主の意ですが
これは 『エイリアン』の前日譚なのだそうです。
 
 
『エイリアン』は、宇宙の化け物に 命を奪われる怖さだけでなく
女性への命の植えつけと彼女の応戦を通じて、人間の生命力を より強く感じた
かつ エンタメ性の高い スゴイSFでした。
(そこにも、生命の哲学はあったとしても、怖さの想い出ばかりです)
 
 
『エイリアン』プロメテウスとも言うべき スコット監督作品なのに
あえて 『エイリアン ビギニング』 と銘打たなかったのは 
あれから、30年経って 監督自身も70歳を過ぎて
命とか寿命という視点で、(哲学的に?) 扱いたかったのかな〜とも思えました。
 
 
というのは、冒頭のシーンで
広大な岩地、草原、壮大な大滝、澄んだ空気、風…… (←テレンス・マリックのような?)
 
 
命の息吹を感じさせながら、異人が、犠牲的な自殺行為?を見せるのは
生と死は、同時に存在しうるものであるような詳細不明です)
 
 
何が 起こるのか?
トラブルにはハラハラし、エグいシーンもあり、エンタメプラス+ながら
エンタメとしては、そんなもんかなあと思いつつ
 
 
十字架に象徴される、宗教感(キリスト教絶対でもなく)や
招かれてもいないのに “招待状”と解釈する 友好的な性格(お人よし?)
DNAの話なども
話のタネに なりそうですが
 
 
特に 印象的だったのは “生きること.・命 についてでした。
 
 
▼▼▼内容にふれます
 
 
1つは アンドロイドのデビッド。
 
 
神は、自分に似せて人間を作ったと言いますが
デビッドは、人間に似せて作られました。
創造主と人間との関係の縮図です。
 
 
「作れたから作ったと言われたら傷つく」と言った デビッドの言葉には
自分が 生を受けたことの 確かな意味を求めたい人間の心が
暗示されるようです。
 
 
なぜ生きるのか?生かされているのか?
それは『エイリアン』のときからの 監督の宿題なのでしょうか?
 
 
そして、感情がないはずのデビッドが、恐らく感情(嫉妬?)から起こした
チョッとしたことで、人間の運命が 変わっていくなら
そして、
デビッドが、不気味なスゴイ状態になりながらも、人間を救おうとしたのなら
人の生死は、誰が 握っていると言えるでしょう……>>
 
 
ちなみに、デビッドは 
お気に入り映画の『アラビアのロレンス』のロレンスにそっくり!^^;
 
 
 
もう1つは 老社長の不死願望
 
 
老社長が、人の創造主を 捜し当てたかったのは
始まりを操れれば、終わりも操れると思ったから。
つまり、不死を 得たかった。
 
 
ゴメンナサイ。
ここで、違和感を感じたのは、私だけではないでしょう……
(多分、シャーリズ・セロンも)
 
 
かなりの高齢者でも、“延命第一”という建前がありますが
ソレ以上、生き続けようとするムリは、命の摂理に 反するのではないかと思ってしまう
ガイ・ピアース?誰かわからないほどの特殊メイクです (>_<)
 
 
命は 始まるだけでなく、終わりもあることなのだと
若いとき、元気なときは 忘れている……
 
 
かといって、
命の始まりを もたらしたものが 終わらせていいものでもない。
 
 
 
▼▼▼
 
 
……と、しみじみ思うのも つかの間!
とにかく どうにか生き延びてくれ!!と 祈
るような気持ちで エンディングを観ました。
 
 
「命の始まりを知ろうとすると 命の終わりに近づく」とは(チラシより)
とんだ“招待状”だけれど^^;
 
 
不死であることより 終わりある命を
懸命に生きることへの賛美を “エイリアン”の監督は 見せたかった気がしてきました。
 
 
 
 
人類の起源はともかく、ラストシーンでは
おおお!!と 中年男性たちが、歓喜の拍手をしておりました。
 
やはり、ソレが 観たかったのね…(^_^;)
 
ちなみに
『エイリアン』のコピーでは
In Space, No One Can Hear You Scream.(宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない)」
 
『プロメテウス』では
The search for our beginning could lead to our end
(我々の起源を探るコトは我々の終焉に向かわせうる)
In space something can hear you scream
 (宇宙では、あなたの悲鳴を聞けるものがいる)
 
エイリアンが居ても居なくても、“something“のその後を 知りたくなります。
 
 
続編はできれば、もっと ストレートのエンタメ度アップで お願いします(^_-)-☆
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