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2006年4月「怒りをうたえ」上映実行委員会 例会
日時 2006年4月16日(日)午後1時30分
会場 砧図書館 地階集会室 地図
小田急線成城学園前駅北口徒歩5分
内容
『東大全共闘・26年後の証言』
橋爪大三郎、今井澄(社会党参議院議員)、最首悟、三浦聡雄(当時民青、東
大民主化行動委員会議長、後に共産党を離党)、町村信孝(自民党衆議院議員)
ほか20名以上が実名で登場し、闘争の経過を振り返りながら、現在から見た
闘争の意味を語っている。
医学部の不当な処分問題から始まり、全学スト、機動隊導入、新左翼諸派、民
青の介入、安田講堂封鎖、内ゲバ、封鎖解除、入試中止、と続く経過を追いな
がら証言で綴られている。特に松田忠(仮名)の手記により経過を追いつつ、
一般学生が如何に運動に参加し、挫折し、運動終結、就職後に自殺をしていっ
た「青春」をだぶらせながら。
さらに「東大全共闘のその後」ということで、この時代を生きたそれぞれのそ
の後を追い、運動の経験とその後の生き方をつないでいく。三浦の証言によれ
ば、東大闘争当時の民青執行部の中から72年頃「新日和見主義」と共産党か
らレッテルを貼られた部分が生まれ、党から追われることになり、共産党から
距離を置くようになったという。
一面運動に非常に好意的な印象があるが、インタビューに参加したディレクタ
ーは全員が30歳を越えたばかりの世代だそうで、「全共闘世代への思い入れ
も呪縛も存在しなかった」という。「私たちは全共闘とはなんであったのか、
それが戦後史に何を残したのかを問うことをやめ、学生達が時代に対し、闘争
の局面に対して何を感じ、どう判断したのか描くことにした。ある意味では価
値づけ、「総括」を放棄したのである。」と語っている。
<総括を困難にしているセクトの存在>
こうした結論にたどりついたわけは、証言者の中から共通の「総括」のような
ものを抽出できないことから、こうした方針で番組作りをしたというわけであ
る。
「ポツダム自治会解体」を叫び、「直接民主主義」を掲げた全共闘という「組
織」は、最後には70年安保を目標にした新左翼諸派の運動の舞台となり、自
らの総括を組織的に行えず、まさに「解体」したということだろうか。ここに
もどうやら「世代の総括」を困難にしている問題が横たわっているようだ。安
田講堂の興亡も篭城した大半は全国動員のセクト部隊だったというし、それに
参加した一人の個人の体験は、セクトとの関わりなしには語れず、それらセク
トは少ないながらもその命脈を今の保っているとすれば・・・。 「前衛党」
(アサートの紙面に登場するのも久しぶりの言葉だが)の呪縛はここでも、
「世代の総括」を邪魔している。個人が個人の責任において証言し、歴史を語
る作業が困難な運動、組織に残らなかったら「裏切りもの」となる閉鎖組織、
こうした組織が「世代の総括」を邪魔しているわけである。
『東京戦争・東大安田講堂』 “1969年1月18日〜19日” 朝日放送/AMAZ
ON 54分
「驚きもものき20世紀」 1993年5月21日放映<BR>
コメンテーター 森毅 (京都大学名誉教授 当時)ほか
ゲスト
村井金一(「怒りをうたえ」カメラマン)
大島渚 (映画監督)
今井澄 (参議院議員)
「怒りをうたえ」上映実行委員会
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