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超・大きな政府になっちゃった!

驚きました。まさか自民党だけで296議席。公明党と合わせて三分の二の議席を確保してしまうとは!

なだれ現象という言葉を選挙コメンテーターが使っていましたが、アメリカなどの時差がある国ならばともかく、時差のない我が国に置いて今回の自民党圧勝の数字は世論調査通りの結果となったに過ぎず、言わば日本の有権者1億総白痴になったとも言える結果でしたね。
小泉さんが大声で叫んでいた「大きな政府から小さな政府へ!」という言葉は見事に裏切られ、超・大きな政府になった瞬間でした。

なんと言っても衆議院の三分の二以上の議席を自公で独占したのです。
全ての委員会の委員長は貸し切り、委員は全て過半数を占めるという大判振る舞いで、憲法を改正する事さえ可能な数字を国民が与えたんですから。
日本国民のバランス感覚などあてにならないと言うことが、この結果から明らかになりました。

今後の動きを予想すれば、「民意」に恐れをなした郵政反対派議員は、それこそなだれ現象で「賛成」に回り、衆議院、参議院と可決するでしょうね。
アメリカやイギリスの金融マフイアは大喜びで日本の「改革」を褒め称えるに違いありません。

郵政民営化法案が可決されたところで、実際に民営化するのは10年後です。
それまで財政赤字をどうするのか?
結局はサラリーマン増税や消費税アップの議論がなされ、福祉や医療費の補助金は削減され、障害者の補助金などもカットされるでしょう。
その頃になって、ようやく小泉さんに拍手を送っていた「IQの低い支持者」は、ちょっと様子が違うことに気づき始めるかもしれません。まだまだ脳天気な国民は多いでしょうが。

その次に来るのは「憲法改正」です。

11月に自民党は結党50年を期した新しい憲法草案を発表し、具体的な憲法改正への動きを加速するでしょう。
同時に、12月が期限切れとなる自衛隊のイラク駐留も問題にされ、駐留延長と集団的自衛権の問題はリンクして議論されることになるでしょう。

その頃には「靖国問題」も再燃しているかもしれません。
中国や韓国は小泉政権に猛烈な抗議を行うでしょう。
しかしこの動きに合わせてケンカ上手の小泉さん、中国との国境近くにあるガス田近くにおける中国艦艇の示威行為を取り上げ、日本人のナショナリズムをくすぐっては、「靖国問題」をそのどさくさに紛れ込ませるでしょう。

来年になれば、小泉総理が去った後の「自民党大敗」を恐れる自民党議員による「小泉総理、任期延長をお願いします!」という大合唱が始まるでしょう。
そんな事は想定したうえでの、小泉さんの「来年9月には辞めます!」発言なんだから。

民主党は民主党で、岡田代表亡き後は小沢一郎氏ぐらいしか代表のタマはいないでしょう。
しかし世代交代を唱える若手議員や、社会党系の労働組合臭を残した年寄り議員達は反発し、党の分裂危機は更に深まるでしょう。

こうした政治の動きを見た日本国民は「自分さえよければ何をしても良いんだ!」という理念が浸透し、価値観の崩壊はスピードを速め社会不安が増大し、右傾化が強まることでしょう。
しゃべり下手な亀井静香氏が夕べの選挙特番インタビューで言っていたような「シッチャカメッチャカな日本」になるのです。それはもう、間違いない!

政権交代は無理にしても、もう少し緊張感のある政界となることを期待していたんですが・・・

かつて福田元総理は「天の声にも変な声があるわな」と言いました。
しかし今朝の結果を草葉の陰で「民の声ほど変な声はないわな」と言っているかもしれません。

2001年9月11日はアメリカが恐れ、世界が変わった日です。

2005年9月11日は日本が揺れ、アジアが変わる節目の日となるかもしれません。

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「小さな政府」は大嘘!

9月11日、今日はアメリカが同時多発テロの被害にあった忌まわしい記念日です。
そして日本では衆議院選挙の投開票が行われる運命の日。

選挙がらみの記事はこれまで本ブログで数多く書いてきました。
その理由は、多くの善良な国民は人が良すぎて、何度嘘をつかれても、何度詐欺にあっても同じように騙され泣きを見ることになりそうな危惧を抱いてきたからです。

そして、その「危惧」の発信者こそ現在の総理大臣・小泉純一郎氏です。

今回の選挙で小泉さんは「郵政民営化」を争点にすることを貫きました。
また「官から民へ」、「大きな政府から小さな政府へ」と言うことを改革イメージを伴う言葉として連発しました。

ところで日本の圧倒的多数の国民は今のアメリカが「小さな政府」であることを知らないでしょう。
あのアメリカがです。

現政権のブッシュさんは「共和党」で、共和党の政策は各州の自治に任せ連邦政府が面倒を見ることをしない「小さな政府」を提唱しています。
それに反して前大統領のクリントンさんは「民主党」です。

「大きな政府」と「小さな政府」の分かりやすい例は、今回のハリケーン「カトリーナ」に際しての「FEMA」に見ることが出来ます。
クリントン政権での「FEMA」の代表は閣僚の一人であり、その独立性と機動性は定評がありました。
特に防災に関しては徹底して資金や人材を投入したのです。

一方ブッシュ政権では「FEMA」は国土安全保障省の傘下に組み込まれ、長官は閣僚の立場ではなくなりました。
その結果、予算は削減され人員も削られ、「カトリーナ」被災前の手抜き防災と、被災後のていたらくでは多くの国民から非難の対象となっているほどです。

もう一度前の疑問に戻りますが、皆さんはアメリカが「小さな政府」だと思いますか?

もしも最大多数の国民の幸せを考える事を優先するのが「大きい政府」だとすれば、今のブッシュ政権は文字通り「小さな政府」と呼べるでしょう。
しかしその権力は「小さい」どころか、過去最高の「大きな権力」を手にし、“テロとの戦いだ”と一声出せばどんな国民も痛みに耐えなければならないという「超大きな政府」となっています。

財政赤字を考えるのが面倒くさい。だから地方の事は地方に任せる。
福祉も面倒くさい。医療費も面倒くさい。全て面倒なことは地方と民間に任せよう。
これが私の考える「小さな政府」の定義です。

そして国民の幸せを考える悩みがなくなった少数の勝ち組「小さな政府」は、同じような価値観を持つ政界中の「小さな政府」と一緒になり、大きな予算を使える軍事費や宇宙事業に目を転じ、憲法も変えて愉しもうと考えるのです。

「小さな政府」の意味は、少ない人間でより大きな権力を行使できる政府、なのです。

国民は時の政府代表や政権与党の人間が「大きな政府から小さな政府」へと叫ぶことに賛同の拍手を送り携帯電話で写真を撮りまくっています。
その言葉が「私たちはもうあなた達が困っても面倒見ませんよ。自分のことは自分で責任を持つんですよ。年金を貰いたければ税金を上げますよ。医者にかかりたければもっと保険金を払うんですよ。後で泣き言を言っても聞きませんよ」と意味していることなど考えもしないでしょう。

政治家が目指すべきは、最大多数の国民が幸せになることを目指す「大きな政府」だと思います。
その為に財源をどうしたらいいのか。歳出をどうすれば減らせるのか?人件費を減らすにはどうするか?
答えを見つけるため死にものぐるいで努力するのが政治家というものではないですか。
結果として「大きなままではいられないので、すみませんちょっと小さくします」ぐらいの気持ちを込めて欲しいのです。

それを「官から民へ」、「大きな政府から小さな政府へ」と恥じ入ることもなく、忸怩たる思いを感じることもなく大声で叫んでいる政治家を信用してはいけません。
少なくとも今の与党政治家にそうした必死さは見えませんし、努力してきた疲労の色など見ることは皆無です。
借金は増え放題。なのにオペラだ、ハリウッドスターとダンスだと浮かれていたのは誰ですか?

あと10時間ちょっとで、「21世紀の日本のかたち」を決める瞬間がやってきます。

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また一人、政治家が政治屋になった!

またしても同じ手を打つ自民党。そして代議士でいたい、という政治屋。

投票の2日前となった昨日、先の参議院「郵政民営化法案」採決において青票を投じた反対派の急先鋒・鴻池議員が突然、「転向」を発表しました。
思い出せば参議院採決の前に森前首相が首相官邸を訪れ猿芝居を打ち「反対派が青票を投じたら衆議院を解散するぞ!」と脅しをかけた、まさにあのやり方と一緒です。

青木参議院会長と鴻池議員が会談し、その後の発表となったわけですが、わざわざ大げさに発表するような事ではないのに、明らかに「自民党勝利、法案可決へ」という流れを作るためのアナウンス効果を狙っての「転向」発表でしょう。
鴻池議員と言えば8月8日に反対票を投じる際、「この法案は国を滅ぼす」というような威勢の良い意見を吐き、大見得を切った張本人です。
言わば反対票の一方の旗頭である鴻池議員が「白旗」を掲げたのです。
男として、あるいは政治家としての信念がある者ならば、ああもオメオメと「ウイズベーコン」発言など出来ないはずなのですが、やはり政治屋だったんですね。

そもそも、民意をくみ取るというのであれば「衆議院」で可決したものを、「参議院」で反対すること自体が多くの国民の意見を代表する衆議院の決定=民意に対して反対する行為。
それをあえて「参議院」の独自性を主張し反対したというのは「衆議院では可決されたが、郵政民営化法案をこのまま通せば国民の利益を損なう、国益を損なうので絶対に賛成できない」という信念に基づいた筈でしょう。

それを同じ法案が再提出されても、選挙の結果が民意を表しているので賛成に回るというのは、「郵政民営化法案は国益を損じるものなんだが、小泉パフォーマンスに踊らされた過半数の国民が支持した訳だし本当は国を危うくする法案なんだが賛成しなくちゃ仕様がない。このままじゃ自分が議員でいられなくなる恐れがあるし、馬鹿な国民の為に体を張る必要なんかないわな」と言っているようなものです。
つまりは、政治家として真に国民の幸せを考え、命をかけて貫く信念など鴻池議員にはなかったのです。

「国民の信を問いたい」と言った小泉さん。
それにしてもこれまでの自民党政権で、真に国民の意見を問うべき時に、解散して信を問うようなケースはどれほどあったでしょうか。

汚職まみれで、政治献金まみれ。公共事業での斡旋等々で多くの自民党政権が汚辱に紛れてきました。
エイズ騒動や多くの薬害騒動でも、怒りを持った国民が<自分たちに信を問え>といった時に、権力者である政権が国民に意見を聞いたことなどありません。
最近では自衛隊をイラクに派遣する時にこそ国民の信を問うべきだった筈です。
つまり7条解散は権力の座にある者が己の権力ををつなぐために、「有利」と判断した時にしか行ってこなかったのです。

解散会見以来、小泉さんが選挙戦のためにとってきた戦略には感心します。
恐らく衆議院で採決をする頃から周到にイメージ戦略やコピー戦略を練ってきたのではないでしょうか。
解散会見時のカラーコーディネイトは政見放送にも生かされています。
「改革を止めるな」というキャッチコピーも、野党が反対軸をとれない絶対的なパワーがあります。
「刺客騒動」もマスコミにより多く露出すれば、それだけ国民に浸透して支持者が広がるというCM戦略を手本にしたよう。
アメリカには「キングメーカー」という選挙のプロ集団がいます。メディアをどれほど上手に利用するかで勝敗が左右されるため、優秀な広告会社のプロが担当してきたようです。
いずれ選挙後にどこかのメディアが報道するでしょうが、今回の選挙参謀は日本の選挙史上、アカデミー賞を受賞するくらいの大仕事をやり遂げたかもしれませんね。

投票まであと1日。
明日の午後8時には各局が一斉に出口調査を発表し、この国の進むべき道が決まります。

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ホリエモンが「天皇不要」発言!

広島6区に立候補したホリエモンこと堀江貴文氏が外国人特派員協会で天皇制に言及したようです。
毎日新聞の記事を以下に添付します。

堀江貴文社長:「大統領制にした方」 外国特派員前に講演
衆院選広島6区に無所属で立候補しているライブドアの堀江貴文社長は6日、東京都内の日本外国特派員協会で講演し、天皇制について「憲法が『天皇は日本の象徴である』というところから始まるのには違和感がある。歴代の首相や内閣が(象徴天皇制を)何も変えようとしないのは多分、右翼の人たちが怖いから」などと指摘した。
そのうえで日本の国家体制について「大統領制にした方がいい。特にインターネットが普及して世の中の変化のスピードが速くなっている。リーダーが強力な権力を持っていないと対応していけない」と語った。【谷川貴史】

ライブドアの社長を辞めることなく立候補した堀江氏。立候補して以来、同社の株価は好調に推移しているようだ。
今までにも政治銘柄というのはあったが、これほど分かりやすい政治銘柄はないだろう。
なんと言っても無所属でありながらも、小泉総理と肩を組みながら肝胆相照らす仲になったと武部幹事長がお墨付きを与えた上での立候補なのだから、時の権力者がバックにいる会社、そしてホリエモン。
株価が上がらない方がおかしいでしょう。考えようによっては居直ったインサイダー取引みたいなもんです。一国の総理が最初から好条件を公開してるんですから。

その堀江氏は今まで投票に行ったことは何回もないそうだ。
政治家は馬鹿で暇がある者がなるものであって、優秀な人間がなる職業ではないと豪語していた堀江氏。
今や、改革を止めるなと借りてきたテープレコーダーの如く小泉語録を連発している。
今までさんざん敵対的買収を続け、平和な暮らしを脅かし、買収した企業の社員達は容赦なくリストラしてきた人間が、いくら猫なで声で「当選の暁には・・」と平身低頭しても、子供や新し物好きなオバチャン以外は拍手することはないと思っていたが、そうでもないらしい。

ホリエモンが広島6区で立候補したのは、亀井氏がいて目立つ選挙区だからとばかり思っていたのですが実際には彼をバックアップする組織が地場にあったからであって、思いつきで行った訳ではないのです。
それもかつては宮沢氏の後援者であった地元の造船会社の一族がIT企業も絡んでの、結構、複雑な思惑が入り組んでいるのです。

仮に落選してもホリエモンには何の損もありません。
名前は売れたし、今まで金の亡者とばかり思われていたのが、少しは人のために動くような人間だと思う人もいるでしょうから。
それに何よりも株価が上がり、自分の資産はどんどん含み得を増殖中というわけです。

とにかくこうした人物を担ぎ出したのが自民党なのか、それとも自らが売り込んでの今回の仕儀なのかは定かでありませんが、冒頭に記したような「天皇制」に関して、余りにも無遠慮に無見識に、政治的な発言をするとは思ってもいませんでした。

日本が敗戦後、憲法によって「象徴天皇制」をとり、戦勝国であるアメリカから必死で「国体」を守り通しました。
例え戦争に負けたとしても、日本の歴史や文化、美しい心を日本人が喪失しないように、先人達が命をかけて守り通した国体こそが平和憲法下での「象徴天皇制」であるはずです。
私自身、平成天皇のサイパン慰霊の旅を見聞きして初めて「天皇制」の持つ意義を実感したくらいですから、30代の彼が“意味無いじゃん!”と考えても不思議はないのですが。
とは言え、彼は数千億円もの金を動かす大実業家であり、政治家になろうと立候補した公人です。
無遠慮で無見識な発言許される一般人ではありません。

ホリエモンが素晴らしいというアメリカの大統領制は日本と全く違う国の成り立ちを持つアメリカならではの制度です。
イギリスやフランスなどが植民地として新大陸に上陸し、本国から自立して新国家建設を目指したアメリカは独立戦争を経た後に多民族で構成され、各州が大きな自治権を持つ連合体として成立しました。
国として統一するには各州の上に位置する権力を持った連邦政府が必要であり、その長としての大統領が必要だったわけです。

国の成り立ちも考えず、インターネットが普及した現代には大統領制の方があっている、と主張する堀江貴文氏。
しかも象徴天皇制を認めているのは歴代の首相や内閣が右翼怖さ故と言い切るホリエモン。
選挙戦の真っ直中で発言する話ではありません。暴論とも言える内容でしょう。

彼が何のつもりでそうした発言を外国特派員協会で語ったのか、その意図はよく分かりませんが、一番の理由は「タブーを打ち破る新人類のリーダー」というイメージを作り出したかったからだと思います。

彼がこれまで行ってきたパフォーマンスは「近鉄買収」、「地方競馬買収」、「フジテレビ買収」等々、常にマスコミに露出することを目的に行ってきました。
既に有名人病というか、目立ちたがり病というか、問題となる発言をしてテレビカメラに追われるという刺激が慢性化しているようにさえ見えます。

しかし、今回の「天皇不要発言」は単なる目立ちたがりのパフォーマンスでは済まない結果になるようなそんな危うい空気を感じます。

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選挙の後に来るもの!

選挙戦も残るところ、あと3日になりました。

週初めに各紙が発表した世論調査によれば、自民党が圧倒的に強く自公連立与党は絶対的安定過半数に迫る勢いにあるそうです。
ですがここ二、三日の動きとしては「アナウンス効果」によって小泉劇場に浮かれていた選挙民がバランス感覚を取り戻す動きも見えてきているようです。
それまで右肩上がりだった自民党支持のポイントが下がり始め、民主党の数字が上がり始めています。

ところで公示前にはあれほど大騒ぎしていたテレビ番組も、公示後は平等に放送しなければならないという足かせがあるせいか、小泉総理の「喜び組」、あるいは「刺客軍団」の様子があまり伝わってこなくなりました。
「刺客」の中でも「喜び組三羽がらす」の片山さつき氏、藤野真紀子氏、佐藤ゆかり氏は比例1位が発表された段階で既に代議士になってしまっているわけで、マスコミで大きく取り上がれられたのは佐藤ゆかりタンの不倫メール500通ぐらいでした。

そんな中、伝え聞くところでは財務省の課長の椅子に飽き、政治家を目指している片山さつき氏の闘いぶりは他の刺客の中でも抜きん出ているそうです。
片山氏のターゲットは造反組の城内実氏で静岡7区は中央と県連とがねじれ現象を起こしている選挙区でもあります。
小選挙区での闘いは当然の事ながら厳しい状況ですが、東大から大蔵省のキャリア官僚として常にエリート街道を突き進んできた片山氏の「本気」には城内氏を応援している県会議員らも驚いたそうです。

なんと最初の挨拶時に、片山氏は土下座をして「自分を勝たせて下さい!」と頼んだそうです。
多くの議員は、小泉さんのお気に入り候補者が比例の保険を貰い脳天気に落下傘で降りてきた、と高をくくっていました。
しかしその必死で、本気の闘いぶりにはミス東大の柔なイメージや防衛庁の猛者連中を震え上がらせた財務省の主計官の驕りは微塵もなかったそうです。
彼女は必死なのです。何故か?

恐らく彼女は小泉政権がこのまま継続すれば、内閣改造時に副大臣などのポストが約束されているのではないでしょうか。
彼女自身は心の中では「女性初の総理」さえ目指しているのではないかと思うのです。
彼女の選挙戦での戦いぶりには、今回の選挙で小選挙区での当選だけではない、その先のゴールを見据えている凄みを感じます。

一方、東京10区の「女刺客第一号」の小池百合子氏。
現役の環境大臣が何故、刺客として兵庫から東京へと鞍替えを承諾したのか?
恐らく今回の小泉ブームを見れば兵庫の選挙区で立候補していれば小池氏は楽勝だったでしょう。
にもかかわらず、東京10区の造反組・小林興起氏の刺客となることを承諾した理由が、単に「小泉総理の改革への歩みを止めさせない」というお題目だけだとは到底信じることは出来ないでしょう。

以前にも書きましたが、彼女は「日本新党」、「新進党」、「自由党」、「保守党」、「自民党」と5つの政党を渡り歩いています。
鮫島候補の元を借りれば、小池氏は自らのキャリアアップのためにはその都度、党首達を踏み台にして大臣の椅子に到達しているとか。
その彼女が「改革の為に」という大義名分に政治家生命をかけるとは思われません。
邪推ではありますが、彼女も選挙の後にある目標を抱いているのではないでしょうか。

「今回の選挙はどうしても郵政民営化に賛成か、反対かで突き進みたい。ついては採決の時に青票を振り回していた、あの小林興起だけは生かすわけにはいかない。小池さん、あなた刺客として小林のクビをとってくれないか?」
「私がですか?」
「そうです。あなたなら必ず小林に勝てる。都会的なセンスと現職の環境大臣という強み、そしてそのルックスをもってすれば、よもやあの小林なんかに負けるはずがない」
「・・・」
「選挙区で万が一、落選することがあっても比例で1位の保険をかけますから、是非、立候補して貰えませんか」
「・・・分かりました。お申し出は受けましょう。それに比例で1位にしてくだされなくても結構です。
逃げ場を持って乗り込んだりしては選挙民はやっぱり落下傘候補だ、あんなよそ者には投票するなということになると思います。ですから比例は下の位置で結構です」
「さすが、小池さん!」
「ですが、総理!もしも私が当選した暁には、私を外務大臣にして下さいますか?」
「・・外務大臣にですか」
「ええ。・・・わたくし、田中さんよりは遙かに仕事も管理者としての責任も全うできると思います」
「・・・いいでしょう!」

てな、密室でのお約束が交わされていてもおかしくないなと思っています。

多くの政治家が「選挙後」を睨んで動いています。
もし小泉さんが勝っても拮抗した状況なら、やはり参議院でもう一回否決だな。
いや予想通り大勝したら前言を取り消して任期を延長するかもしれない。そうすれば参議院でも造反組の汚名を着せられて選挙で負けるかもしれない。大勝の時は可決になるだろう。
そうすれば秋には憲法改正の話が持ち上がり、消費税導入の話も出てくるだろう。
そして治安は更に不安な状況を加速し、自分だけは勝ち組に入っていると思っている者達も、実は負け組の一員であることに気づくでしょう。

選挙後に、日本はどんな国になるのか?

投票まであと3日です。

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