北海道は素敵です!!

贋金だらけの日本に住んでいます。

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テレビがトランプ大統領に振り回されている。と言っても、彼の名が一般のアメリカ人に知れ渡ったのは、かつてテレビのワイドショーでの独裁的なキャラクターが人気を博したという事情があって、皮肉なことに、テレビが彼の生みの親だという側面があるのだ。彼はテレビでの露出の仕方を熟知している。


 そのトランプ氏が次々と発した大統領令の中でも、イスラム系7カ国からの入国一時禁止というのは、内外に大きな混乱を巻き起こしている。米国内の国際空港では永住権を持った人々まで留め置かれるなど、基本的人権(移動の自由)に関わる問題として波紋が広がっている。

 こうしたなかで、ワシントン州の連邦地裁が大統領令の効力の一時停止を命じる仮処分を決定した。これは大ニュースである。アメリカのメディアが大々的に報じるのは当然だが、日本のメディアがどのように報じるのかについても、いろいろと考えさせられる。これはアメリカという、よその国で起きている他人事だろうか。

 日本にとっては、かつてアメリカで日系人が経験した悲しい歴史がある。1942年に当時の大統領ルーズベルトは大統領令9066号に署名した。軍が国防上必要だとした場合、「敵性外国人」を隔離できるという内容で、12万人を超える日系人が強制収容所に隔離・収容された。ワシントン州もその動きがあった場所だ。同州では戦後もこの歴史の教訓がいきているのだろう。と同時に、私たち日本という国の司法と比べて、何と三権分立がまともに機能していることかと、今さらながら新鮮な驚きを禁じ得ないのだ。

 と言うのも、日本の司法が、強大化した行政(というよりは官邸と明示した方がよい)の追認機関、隷従組織に成り下がって久しい現実があるからだ。そのことに少しでも注意を喚起するような報道を期待するのは無理筋だろうか。やはり他人事か。

 それに関連して言えば、トランプ大統領と米主流メディアとの対立についての日本メディアの報道ぶりは、どうも「他人事」感に支配されているきらいはないか。トランプ氏が自身に批判を向けてくるメディア記者からの質問を拒否したり、「偽ニュース」などと記者を面罵したりするシーンを私たちはテレビで目撃したが、あのようなつばぜり合いが公然と演じられる記者会見と、おとなしく行儀のよい質問が、決められた順番で予定調和的に進行する日本の省庁での記者会見はどちらが「健全」だろうか?

 所詮は他人事?



きょうの潮流 02,11
 マスコミ9条の会・日本ジャーナリスト会議のイベントでのこと。元キャスターの杉尾秀哉参院議員が1枚の紙を掲げ読み始めると、参加者が身を乗り出しました▼3年前の総選挙前に自民党がテレビ局に申し入れた、選挙報道に関する要望書です。出演者の発言回数、時間は公平に。ゲスト出演者の選定にあたっても公平公正に。街頭インタビュー、資料映像も公平公正に。「びっくりしました。街頭インタビューにまで介入してくるとは」と杉尾さん▼当時も大きな問題になったこの文書。しかしテレビ局が自民党に抗議することは、ついにありませんでした。そして萎縮だけが進み、昨年の参院選では選挙報道そのものが激減…▼同じくゲストの中野晃一さん(上智大学教授)。ニューヨーク・タイムズ紙が、トランプ米大統領と対峙(たいじ)し、権力を監視する気概を見せる中で、30万部売り上げを増やしたことを紹介します。一方、日本のメディアはどうか。「衝撃なのは、マスコミの論調が『安倍さんはトランプに気に入ってもらえるかな』ということに終始してしまっていることです。トランプに気に入られたら、大変なことになるでしょう」▼先ごろ見た、情報番組もまさにそうでした。日米首脳会談後のゴルフで、いかに信頼関係を構築するか。トランプ大統領が世界から批判を浴びている今だからこそ、気に入られるチャンスだ、といわんばかりです▼今日未明、開かれた日米首脳会談。これをどう報じるか、メディアの良識が試されます。

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