ターバン野口
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新札の発行が行われ漱石姿を消し、 |
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天大中小-densetsu.file002- 正式な遊びとして存在するのか定かではないが、
各地域に必ず存在していた未だ謎の遊び。 ルールは、簡単に言えば地面で行う卓球という感じである。 4人プレイで、それぞれ偉い側から「天・大・中・小」と位が存在する。 漢字の「田」の字にコートを4分割し、それぞれのコートに「天大中小」と書き込み、 ドッジボールをテニスの様に手打ちし、相手のエリアにボールを打ち込む。 打ち返せなければ、一つ位が下がる。 打ち始めは決まって「天」から行う。 「小」は、負ければベンチ組みと入れ替えである。 線で囲まれた陣地は、一人当たり1,800角の居心地のいい空間が出来上がる。 およそ一坪内での運動行為は、身体的感覚から養われた、理にかなった大きさと言える。 狭小空間でのヒトとの距離感・細やかな運動行為は、まるで茶室を彷彿とさせる。 面白い事に、この遊びは、少し地域が変わるだけで、呼び名・ルールが変化している。 「天下落とし」「天下町人」「小中高大」「ガンバコ」などと呼ばれることもあり、 固定されたオフィシャルなルールというのも存在しない。 昔大阪に住んでいた頃は「天下」と呼び、手で打つ代わりに、足で行っていた。 そういう意味で、地域の統計を取ってみるのも面白いかもしれない。 子供の遊びとは裏腹に、これは大人の社会を彷彿させられる弱肉強食の世界が存在する。 「天」(トップ)の都合のよいルールによって成り立ち、「小」(弱者)はなかなか位が上がらない。 ベンチ組み(世間)は早くプレイをしたい為、「小」を殺せとはやしたてる。 やっと順番が回ってきた「小」は、生き残りをかけて必死である。 なのにあっさりとやられてしまう悲しい運命。 一瞬でプレイを終わらせられた「小」はぶち切れてボールを何処かに蹴り飛ばす輩も出てくる始末。 社会問題である「いじめ」の本質が垣間見れる。 所謂この遊びは、「小」をいじめるドライな遊びであるとも言い換えられる。 「天」(トップ)は自分の登りつめたポジションを、いかに維持するかに終始必死である。
「大」にボールを渡す馬鹿な事はしない。自分に災いが降りかかるからである。 「小」にボールを渡すと「ベンチ」からブーイングが勃発するため、世間体がやや危うくなる。 そこで「中」に対して、「小」を殺す事のみを業とする契約を結ぶのである。 そのせいか「中」は「小殺しの中」と呼ばれ、最も嫌煙される位にされてしまう。 この様に、楽しむはずの遊びが、毎回喧嘩を引き起こすドライな状況へと変化し、 知らずのうちに社会適応のためのプロトタイプとなっていていたといえよう。 |
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横断歩道は反対側と向かい合っているのに、 |
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開設日: 2006/2/12(日)