お伊勢参り

50年振りに伊勢神宮に参拝した。日本古来のものは有り難いことに、昔からの伝統を頑なに守り続けているので、外宮や内宮の様子は全く変わっていない。強いて云えば、周辺の施設が新しく造られている位なものであろうか。内宮への道に敷かれた玉砂利は今よりもっともっと厚く、歩くのに難儀したことを覚えている。

来年が式年遷宮ということで、両宮ともに建設中であった。どちらもすぐ隣に建築されつつあるので、平成25年10月には同じ社が並んでいる姿を見ることになる。10月にご神体が旧から新に遷座し、その後旧社は取り壊され、部材は各地の神社に引き取られて行く。
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(建設中の内宮)

俗世間では、10月の神無月には神様が皆出雲に集まり、地方には神様がいなくなると云われている。しかし、伊勢の神様(天照大神)は来年10月は忙しいので、出雲での神議は欠席されるのであろう。

伊勢神宮には風の神様も鎮座している。1281年の元寇(弘安の役)のときには神風(台風)が吹き、日本は国難を逃れることが出来たので、風の神様は1階級特進されたらしい。元寇の戦場となった福岡市の住人として、外宮の「風宮」
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と内宮の「風日祈宮(かざひのみのみや)」
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にしっかり手を合わせてきた。
http://www.geocities.jp/yyesaki007/japan42.htm

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37年振りの米国西海岸

日本から東へ飛ぶのはやはり性に合わないようだ。今回も行って1週間、帰って5日間朦朧状態。今朝も午前2時30分に目覚めてしまって眠れず、まだ正常に戻れない。3000メートル以上の高地と日付変更線を超えての東行西帰は体に合わない。

今回の旅では、西海岸の大自然を大型バスで走り回った。短期間で広範囲を見て回るにはレンターカーが便利なのだが、知らぬ土地での左ハンドルはもうとっくに卒業した。そう云えば37年前に来たときには、ロスとグランド・キャニオンは1人でレンタカーを運転して回った。

川の浸食で出来たアンテロープ・キャニオンは、アメリカにしては甚だ小さな景勝地であるが、岩山の亀裂から少し奥へ入ると、あっと驚く岩肌と光の芸術劇場が待ち構えている。ここは光の差し込む午前中には行けなかったが、それでも十分に楽しむことが出来た。景勝ポイントへの往復は、ナバホ族の運転する砂漠のような川床ドライブである。

モニュメント・バレーはホテルの立地条件が良かった。奇岩が見渡せ、これに夕日が当たり岩肌が赤く染まった。朝は岩山の上に日が昇った。小さいころから映画で何度も見た風景なので、何となく懐かしい感じがする。映画監督が好んだジョン・フォード・ポイントと云う場所があり、行ったときには断崖の上にカウ・ボーイが馬に乗って立っており、まさに有名な映画の冒頭のシーンが再現されていた。心憎い演出に喜びシャッターを切る。がしかし、喜んでいるのはオジイチャンたちだけかも知れない。

グランド・キャニオンは下まで降りれば色々面白いようだが、今回もヴューポイントから眺めただけである。

水と緑と山の中にあるヨセミテ国立公園は広大である。天候に恵まれ、滝の水量も多く、丁度良い時期であった。サンスコからバスで往復したので現地での時間は少なく、小学生の頃雑誌の写真で見た、木の中に道路が通り車が走るほど大きなメタセコイアを見ることは出来なかった。

増々貧富の差が広がるロス、安い税金ゆえに人口が急増するヴェガス。サンスコでは37年前に宿泊した同じホテルに2泊した。日曜日の早朝の横道は、昔、キャンドルスティック・スタジアムでナイトゲームを見た帰り道と同じように感じた。あのときは球場の駐車場まで大急ぎで引き返し、車で帰ろうとしていた家族連れに頼み込んでホテルまで送ってもらった。
http://www.geocities.jp/yyesaki007/world148.htm
http://www.geocities.jp/yyesaki007/world149.htm

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旅支度

最近齢のせいか、旅行の前日か前々日に旅支度を済ませても、まだ何か忘れているような気がして落ち着かない。

そして旅に出てみると案の定、何か一つぐらいは忘れ物をしている。旅を続けるのに不自由を感じるほどの忘れ物ではないので、さほど困ることはないのだが、忘れたものは必ずと云っていいほど出発する前に「今回はあれを持っていこう」と思ったものなのである。

こんなときは、思ったときにすぐ用意すれば忘れることないのだが、思いついた後に他のことを考えたり他の用事をしているともう駄目である。出来るだけすぐ紙に書いておくようにするしかない。

年に何回も旅をするので、必ず必要になるものは常にスーツケース、バックパック、ウエストポーチの中に入れたままにしている。バンコクに居るときは常に旅を意識して生活しているので、云わば臨戦態勢モードである。ところが日本に戻るとこの意識がなくなってしまう。

こんな生活を何年も続けているので、日本に戻ったとたん、体も心も意識までもが日本モードになろうとするが、実際にはなかなかそうはいかない。次第に戻りが悪くなっている。日本での生活になじめなくなって行きつつあるようである。

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