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これは<耳寄りなお知らせ>です。
先日、「組合」の新聞(といっても、これは「県労会議」
という県の労働組合のセンターの機関紙)に、のっていた
記事です。それは、「映画はエェが」という連載の2回目。
記事の書き出しにはこんなことが書かれていました。
(以下、引用と区別するため、記事の文章には、メールの
引用符をつけています)
>今回、この映画を選んだのには、魂胆があります。
>10月(3日〜9日)にムービックス倉敷で500円ワン
>コイン上映があります。これを機会に、一度映画館で映画
>を観る体験をしてほしいと思ったのです。年に一回ぐらい
>しか映画館で映画を観ない、テレビやDVD、インターネッ
>トで十分だという方がたくさんいます。
(武田)へぇー、ムービックス倉敷もなかなか粋な
ことをやってくれるやないか・・・
>けれども、映画館で見るのと、テレビで見るのとは全然
>違います。
ほォ、そらまた、どうして?
>なぜならば、映画はテレビドラマとは情報密度が全然違
>う。無駄な映像がないのです。そして観る私たちも、2
>時間集中して観る環境に強制的に投げ込まれます。心へ
>の残り方が違うのです。
なるほど、「無駄な映像がない」「映像を見るという
<束縛>の度合いが違う」ということかァ。
なかなか説得力がありますなあ〜
というふうに、何気なく目をやって、そのまま文章に
つりこまれました。
アッ、そうそう、ここで紹介されている映画ですが、
「ブタがいた教室」です。このあとの紹介を読んでみると
そういえば、少し前に、この映画は、ちょっとした話題に
なっていた、ような気もします。(ひょっとしたら、
このMLのメンバーの中にも、そんな情報を小耳にはさんで
観た人もあるかもしれません。)
>さて、映画の紹介です。春、6年2組の星先生(妻夫木
>聡)は、「人間が生きる為に命を頂くという事」を生徒達
>に考えてもらおうと「食べることを前提」に卒業までの
>1年間、クラス全員で世話をしながら子豚を飼う事を
>提案します。26人の子供たちは最後の「食う」というと
>ころを深く考えずに、連れてきた子豚を「かわいー!」の
>一点でその提案に乗ります。
妻夫木聡といえば、今年の大河ドラマで主演をして
いる、若手のホープですよね。こんな堅いテーマの
映画にも、彼は出演していたのかァ。
それにしても、この設定、なかなかおもしろい! いや、
これって、けっこう現場の実践としては有名にもなった
し、その話をヒントに、あるいは、その実践をもとにして
作られたのかな?
>卒業が近づいたある日、豚のPちゃんをどうするのか、
>学級会議が開かれます。その時点で子供たちには結論の
>脚本は渡されていませんでした。「食べる」「食べない」
>に分かれて大議論が始まります。
なんだか、そのシーンが目に浮かぶようで、少しワク
ワクしてきたぞ! 自分の事を振り返ってみてもこの問題
は子供から大人へと成長していく過程で、誰もが通過する
節目の問題の一つなんだよなァ! と思いながら、次の文
に目をやると・・・
>私は予告CMを観てあらかじめ「大人の考え」を持って
>映画に臨んでいました。
やッ、筆者もまったく同じことを考えてたんだ!
>「確かに、人は肉を食べて生きている。けれども子供
>たちは(先生の意向に反して)ペットとして飼っている。
>ペットは食べることはできないだろう」と。
これってまさに、守分さんの紹介してくれた「忘れら
れないご馳走」の世界だよなァ。
>でも、映画が終わってみると、私の考えは子供たちの
>議論の前には全く浅い考えだったことに気がつくのです。
ホゥ、それはどうし? 「忘れられないご馳走」は、
ある少女の心の中での葛藤とその昇華だったと思うけど
ここでは、問題がより「社会的認識」として掘り下げら
れていくということなのかな?
>彼らのどこがすごいのか。理論か。いや違う。彼らの
>感情は堂々巡りをしていたと思う。あまつさえ、場外
>乱闘まで始まったりするのです。
ますます、すごい! このシーン、ぜひ観てみたいなァ
>しかし、すごいのは一人ひとりが本気で「自分自身の
>責任をかけて意見を>表明していた」のです。単なる
>「食育」映画ということだけではなくて、「人間は何
>のために生きているの?」と、そんな根本的なことま
>で考えさせる面白い映画でした。
一人ひとりが本気で「自分自身の責任をかけて意見
を表明」していた・・・って、これはまさに仮説実験授業
の討論と同じじゃないか! そんな時間を生徒達と共有し
た時、「人生」や「人間とは?」ってふと思ったりするの
と似ているよなァ。
>映画館という密室空間の中で、自分の考えに向き合う、
>そんな経験をしてみませんか?
「ブタがいた教室」という映画のおもしろさとともに、
「いやあ、映画っていいですよね!」という淀長さんの
セリフが浮かんできそう。映画が好きでたまらないとい
う筆者の気持ち、それもじわっと伝わってくるステキな
文章も手伝ってか、ついつい最後まで引用してしまった
のでした!
親子でもよし、夫婦でもよし、友人同士でもよし、恋人
同士でもよし、一人でもよし、または、ともに共通のテ
ーマで語りあいたいって思える者同士でもよし。筆者では
ありませんが、「映画館という密室空間の中で、自分の考
えに向き合う、そんな経験をしてみませんか」って言って
みたくなりますね!
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