無題
車での日本一周の放浪の旅、いよいよ実現しそうである。計画・準備中の今が一番楽しい時なのかもしれない。
当てのない、わびしく切ないいさすらいの旅にあこがれる人はきっと多いと思うが、私も若い頃から、湖畔の宿、ギター月夜、高原の旅愁、山のけむり、湖愁、夕陽の丘、さすらい、白い制服、十七歳のこの胸に等の歌に刺激されたり誘われたりして、漠然としたさすらいの旅の夢を見ていた。
それが現実味を帯びてきたのは、独りものに成った後、五十歳前後の頃からで、将来はキャンピングカーを買って、冬は沖縄で、夏は北海道で…と夢を見ていたのであるが、人生の軌道修正をしたこともあってそれを実現することは出来なかった。
今でも、日本一周の旅行などしている場合か、と言う思いが無くはないが、北海道の佐呂間町で住職をされている同期の本願寺派布教使が、北海道に来ないか、自分も機会をつくって九州に行きたいと思っているからと誘ってくださるので、「よ
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