志賀草津ツーリング その3
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到着がすっかり遅れてしまい、テントを張り終えて夕飯の準備に取りかかり始めたときは、辺りは暗闇に包まれ、冷え込みは一層厳しくなってきました。 火にかけていた飯盒を降ろし、蒸らしている間に酒盛り開始。早速草津で仕入れてきたお酒を開け、燗にて飲みます。燗にしたお酒は冷えた体に染み渡りますが、寒さがそれを上回っており、すぐに体が冷えてしまいます。これはたまらないと酔いが回って体が温まってくるまでちびちび飲みます。 そうこうしている間に蒸らしは終了。お酒を燗にすることに気を取られて本日のメインディッシュである中華丼のレトルトパックを暖め忘れ、急いでお湯を沸かして暖めます。 が、時既に遅く、かけようとしたときご飯からはすっかり温かさが無くなっていました・・。 温めた中華丼と一緒に食べますが、最後の方は完全に冷えてしまい箸が進みませんでした。今回ほど冷えたご飯が不味いと思ったことはありません。 あまりの寒さに酔いは覚め始め、かといって飲み直すほど強くもないので、酔いが残っている間に早々に床に就きます。 が、今度はあまりの寒さで体が凍え、眠ることが出来ません。一体どれだけ気温が下がっているのかと持ってきた温度計を見てみると、液晶に表示されていた数字は5℃。それに対し、私の持っているシュラフは快眠温度10℃。 ホテルに問い合わせたときは10℃前後と言っていたので厚着すれば大丈夫だろうと踏んでいたのですが、完全に初秋の山をなめていたようです。 テントから出ると真上には満点の星空。放射冷却により気温は下がり続け、最低温度は0℃を記録しました。 結局この後も寝付くことが出来ず、凍えながら日が昇るのを待ちます。 時刻は5時半。隣の人達が起きて火をおこし始めました。この頃になってようやく眠気が襲ってきましたが、わずかな睡眠ではどうしようもないのでテントから這い出ます。 外に出てビックリ!何とサイトの草には霜が降りていました。私はそのような環境で一晩を過ごしたわけですか・・・。 バイクが心配で様子を見に行くとご覧の有様。とりあえず霜を振り払い、早朝ライディングに出掛ける準備をします。 標高が高い&気温が低いお陰でチョークを引いてもなかなかエンジンがかかりません。何とかかかって暫く暖気しますが、チョークを戻すと止まってしまいます。5分ほど格闘し、やっと暖まってきたところで準備を整え、昨日は素通りした渋峠へ向けて出発! 通り抜ける風は冷たいですが、楽しさがそれを上回り、ガンガン飛ばして車通りの少ない高原ワインディングを思う存分楽しみます。 走ること10分、日本国道の最高所:渋峠に到着。早朝にもかかわらず駐車場は満杯で、中には三脚を立ててカメラを構えている人もいます。目の前には・・・ ドーンっと雲海が広がります!! この時、ここから見た眺めは言葉では表しきれません!その雄大な景色にただただ魅入るだけです。 私も例に漏れずカメラを構えて取りますが、逆光条件に加えて雲海と眼下の山々とで明暗差がありすぎるため、思うような写真が撮れません。何かポイントがあるのでしょうが、一通り撮ってこの場を後にします。 お次は志賀草津道路の名所:湯釜に立ち寄ります。 駐車料金300円を払い、駐車場から湯釜へと真っ直ぐ伸びる登山道へ向かおうとしたところでロープで封鎖されているのに気付きます。後で知ったのですが、最近火口の活動が活発化し、このルートは安全のため、封鎖中とのことでした。なので別ルートで展望場へ向かいます。 別ルートは整備されているとはいえ、急勾配の登山道。徹夜明けの体に加えてあまり歩きに適さないライディングシューズではすぐに息が上がってしまいますが、それでもランニングで体力作りしている意地があるので一歩一歩踏みしめて展望台を目指します。 登山道はこのまま白根山へ続くのかと思いきや、平坦な場所が現れるとロープの誘導は湯釜の方に向かって伸びていきます。後で調べてみたところ、白根山山頂は火山ガスが湧出していて立ち入り禁止みたいです。 歩くこと10分、遠く向こうにエメラルドグリーンの神秘的な湖が姿を現しました。白根山の噴火によって出来た火口湖:湯釜です。 直径300m、水深30m、世界でも有数の酸性度(ph1前後)を有すと言われる白根山の湯釜。この湖は雨水や雪解け水が貯まったものではなく、地下から湧き出ている温泉とのこと。あの神秘的な色もそれに起因しているようです。 時間があって体調が万全ならば草津まで降りて朝風呂と洒落こもうかと考えていたのですが、そろそろ引き返して撤収の準備に取り掛からなくてはいけないので、途中の駐車場でUターンします。 駐車場から走ってきた道を振り返ります。こうして見ると本当に凄いところに道が走っていますね〜。現在なら自然破壊とかで絶対こんな所に道路なんて造れないでしょう。 時刻は8時過ぎ。次第に行き交う車の量も増え始めましたが、それでも空いていることに変わりはないので行き同様、思う存分飛ばしてワインディングを楽しんできました。 サイトに帰ってきたとき、テントを張っていたのは私と一家族のみ。予想以上に出ていたので急いで朝食&撤収の準備をします。 日が射してきたおかげで霜で濡れていたテントや装備はすぐに乾いてくれました。 全て片付け終え、キャンプ場を出発したのは9時半でした。今日は県道466号:通称上信スカイラインを走って長野市まで下り、そこから戸隠へ向かう予定です。 つづく・・
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