ゼファーボート 動画集

走行シーンや艤装パーツの動画集です。

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多数ご質問をいただいております新しい工法「熱溶接」と、従来の「ボンド接着」の違いについて詳しくご説明します。


2016年モデルから全ての「ボート」、「フローター」の本体チューブの加工方法をボンド接着から「熱溶接(タフボディ)」へ変更しました。
モデル名の最後にタフボディ(TOUGH)の頭文字をとって「-T」と表示しています。

イメージ 1












イメージ 2




ここまでの加工が「熱溶接」です。



「溶接とボンド接着の違い」
1、熱溶接劣化しない
=パンクの心配がない

2、ボンド接着は劣化して剥がれる
=劣化が進行すればいずれ使えなくなる。使用中、バーストする可能性もある。

ここまでの内容は2016年度のカタログでご理解いただけると思います。



それでは、より詳しくお話しします。


このPVCを「熱溶接」する加工方法は日本国内において、小型ボートやフローターでは前例がありませんが、屋外で膨らませるアイテムとしては、「大型バルーン」「海上で使用する遊具(大型の滑り台等)」で採用されている技術です。
特に耐候性を求められるアイテムに「熱溶接」は採用されています。

また、熱溶接の加工方法は、既に海外の大手有名ボートメーカーでは採用されている工法ですが、車が買える程の高額な大型ボートが中心で、3m以下の小型ボートやフローターなどでは、今まで例がありません。


その理由のひとつとしては、ボンド接着と比べ「生産リスク」がとても高くなる事があげられます。


具体的には、ボート、フローターを製造する際、先ず空気を入れて膨らませる部分である「本体チューブ」を仕上げます。
この時点で空気を入れて空気漏れがないか点検します。
その後、合格した本体チューブは、トランサムやオールロックなど、各パーツをボンド接着して製品として仕上げます。
そのような流れでボートは製造されます。


そして不合格になった本体チューブは、

1、ボンド接着の場合
:全ての空気漏れ箇所を修理して空気漏れを止めます。その後、製品として仕上げます。

2、熱溶接の場合
:溶接箇所は修理(再溶接)ができない為、本体チューブは「破棄」するしかありません。


溶接の本体チューブは、一度完成すればボンド接着と違い、貼り合わせ部分が劣化する事はありませんが、

1、失敗したら修理ができない事
2、1台仕上げるのにボンド接着よりも慎重な作業が必要で生産に時間を要する事


との理由から、インフレータブルボートの中では比較的安価な小型ボートやフローターではリスクが高すぎるので、どのメーカーも採用できなかった工法です。

小型ボートの溶接加工の生産には高いリスクが伴い、1台仕上げるのにとても時間を要す為、2016年度は安定供給ができないかも知れません。
しかし、「安全・安心」を最優先し、全てのモデルを熱溶接(タフボディ)にチェンジしました。

コンセプトは
パンクするよりは、パンクしない方がいいに決まってる!です。


「接着力の違いについて」

現在、インフレータブルボートの素材は、ゴム素材(CSM)PVC(塩化ビニール)製が存在します。
公には公開されてはいませんが、ゴム素材(CMS)とPVCの決定的な違いは「接着力」です。

小型ボートに関しては、それぞれボンド接着で製造されていますが、接着力の保持期間はゴム素材(CSM)の方が圧倒的に長持ちします。

PVC製(塩化ビニール)は使えて10年程度限界ですが、ゴム素材(CSM)は、20年使用している例もあるほどです。

しかしながら、ゴム素材(CSM)は生地自体がとても高価(PVCの数倍)な為、高級ボートを除く小型ボートにはPVC製が一般的に採用されています。

接着力の保持期間ではゴム素材(CSM)に劣る、PVC製ボートですが、
例えパーツ類」は剥がれても何度でも貼り直しが可能です。
しかし、気密性に関わる本体チューブの接着面が劣化して空気漏れが発生した場合、その箇所を修理しても剥がれを繰り返し、最終的には修理ができない状態になります。
また、バーストする危険性も高まります。
これがPVCボートの寿命です。

そのPVC製ボートの弱点を克服した加工方法が「熱溶接(タフボディ)」です。

繰り返しになりますが
パンクするよりは、パンクしない方がいいに決まってる!です。


「補足」

接着力の保持期間は使用状況によって大きく異なります。
少しでも長持ちさせるコツをご紹介します。
熱溶接(タフボディ)」は劣化しませんが、エアーフロアや、その他のパーツ、昨年までのモデルはボンド接着なので参考にしてください。

1、濡れたまま保管しない。
2、夏場の車内や、屋外の物置など、高温になる場所で保管しない。
3、使用後、乾かす時にチューブ内の空気が膨張するので、事前に少し空気を抜いておく。
4、使用後は水洗いする。

*「高温多湿を避けて保管する」事が最も重要です。この点に気をつけるだけで接着力の保持期間はかなり伸びますので、是非お試し下さい。



次回の更新は「PVC製ボート生地の素材について」を予定しています。
生地そのものについての違いや、基布のデニール数、エアーフロアの構造、本当の強さとは何か?等、詳しく掲載予定です。
お楽しみに。


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閉じる コメント(2)

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素晴らしい情報だ。
こういうのを待ってた。

2016/3/1(火) 午後 10:21 [ kkm*y0* ] 返信する

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とても参考になりました。
ありがとうございました^_^ 削除

2016/6/27(月) 午前 5:48 [ オカピー ] 返信する

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