日本文学館との契約を巡る法廷闘争顛末記

2015年4月21日、提訴しました。判決言い渡しは、2015年10月29日(木)です。

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初版(第一刷)は自費出版でした。増刷(第二刷)については、出版社が全額費用を負担しました。ただし、一定部数の売れ行きに達しなかった場合に売れ残りを著者が買取るという条件つきでした。
 
出版社は、売れないことを予想してそういう条件を提示したのですが、結果としては出版社の思惑通りになりました。著者が売れ残りを買取ることによって出版社は損失を回避できると同時に、ある程度の利益もあるはずです。そういう意味では増刷(第二刷)も自費出版と変わりません。
 
私の解釈では、700部売れれば出版社が損をすることはなくなり(ある程度の利益も発生し?)ます。それ以上売れた場合には確実に出版社の収益となります。そういう意味で、残りの300部が売れるということは出版社にとってはまさに臨時収入だと言えます。
 
ですので、私の解釈では、700部以上売れれば著者の買取り義務は発生しません。しかし、出版社の解釈では、700部売れても残りの300部を買取らなければいけません。
 
さらに出版社の解釈では、300部売れた時点で最高の収益となり、それ以上売れても(完売しても)収益は変わりません(増えません)。実におかしな解釈だと言わざるを得ません。その解釈にどういう合理的な根拠があるというのか、私はさっぱりわかりません。

(補足) この図表は、販売による収益と著者の買取りによる収益が同額のケースです。
 
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kurukurukonekoさんからコメントを頂きました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13132003798

>仮に、100部売れたから著者の買取は600部でよい、としたら、売上が7割以下の場合は利益を生み出しません。

出版社は、700部が採算ラインだという説明をしました。700部売れた時点で出版社は製作費は回収していることになります。

しかし、私は、回収したものの中には出版社としてある程度の利益も含まれているのではないかと思います。印刷・製本に要した費用は当然のことながら、その他の経費の他に出版社としての利益もその中に計上していても何ら不思議ではありません。

もしかしたら、「700部が採算ラインです」と説明しているものの、本当のところは、600部が採算ラインである可能性だってあり得ます。

私は、出版社との今後の交渉において採算ラインの根拠を問いただしたいと思います。私の指摘が正しいとすれば、出版社は回答できないはずです。

2014/7/21(月) 午前 11:29 [ zih*s*uppan* ] 返信する

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>301部以上売れないと著者の買い上げ分は減らない。
>著者の立場からすると不当な覚書に見えてしまうかもしれない。

chiebukurono1さんからこのコメントを頂きました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13132003798

まったくその通りです。著者の負担が減るためには300部を超えて売れる必要があります。

しかし、300部を超えてどんなに売れたとしても出版社の収益は少しも増えません。これでは、出版社は売るための努力をするはずがありません。

そもそも、有名な著者の本でさえなかなか売れません。無名な著者の本を出版社が売ろうとしないのは無理もありません。

出版社の解釈には、出版社の本音が表れています。著者の立場からして納得できないのは当然です。

出版社は、その解釈が正当なものであると言っています。しかし、その根拠は明らかにしません。

私は、出版社にその根拠の開示を求めるつもりです。

2014/7/21(月) 午前 11:41 [ zih*s*uppan* ] 返信する

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いつも訪問ありがとうございます。
私も以前は作家を夢見るていた一人ですが、
このブログの記事を見ましたら、
なんて怖い世界なんだろうと
今更ながら驚きました。

2014/7/21(月) 午後 3:35 [ sgd*ko*on*11*4ofke ] 返信する

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sgd*ko*on*11*4ofke さん。コメントありがとうございます。
決して怖い世界ではありません。
夢のある世界です。

2014/7/21(月) 午後 8:01 [ zih*s*uppan* ] 返信する

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>私の解釈では、700部売れれば出版社が損をすることはなくなり(ある程度の利益も発生し?)ます。

確実に利益は発生します。採算ラインというのは、企業活動を維持するに必要な利益が発生するラインのことです。ですので、700部売れた時点で出版にかかった経費の他にある程度の利益も発生している訳です。

2014/8/12(火) 午後 0:15 [ zih*s*uppan* ] 返信する

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