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【家日和】奥田英朗

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【家日和】 奥田英朗 集英社 2007.4

「家」とはすなわち家族が住むところであり、そこにはいろいろな家族の姿がある。当然のことながら、外からみるだけでは分からない様々な事情や出来事がある。そんな風景をいやにリアルにそしてユーモラスに描いたのがこの短編集だ。

どれもこれもありそうな物語であり、家族が崩壊しかねない種がひそんでいる。しかし、シニカルな視点の底には「家」「家族」というものに対する温かさが流れているので、いたって読み心地のよい作品である。

ネットオークションの「非常に満足」という評価が刺激になり、気持ちも見た目も若返っていく『サニーデイ』と内職の回収担当者に刺激されて色っぽい夢をみることを楽しみにする『グレープフルーツモンスター』には、家をきりもりする専業主婦の胸のうちにたまった鬱屈した思いがとてもリアルであり、ふとした瞬間に魔の手がのびてくる怖さがある。

しかし、この二編に登場する専業主婦は魔に魅入られることはない。ちょっとした変化に見出した喜びは家にいる自分の中だけで完結しており、無意識のうちに「家」や「家族」は決して壊したくない大切なものだとわかっているのだ。変化が嬉しくてどんどんハマってしまうその微妙な心情が妙にリアルで、専業主婦の経験はないのに共感を覚えた。著者の描く等身大の専業主婦像は、適度な生々しさとコミカルさがほどよい具合で、その手腕はみごとであるとつくづく感じた。

『ここが青山』は、会社が倒産して主夫業にいそしむことになった男の話。周囲からは哀れみの目でみられているのに、本人は主夫業に満足しているというギャップがおかしい。男性は物心ついたときから社会に出て働くことが当たり前になっているけれど、実は家事が楽しいという男性は意外に多いのかもしれない。こんなお婿さんが欲しいものだ。

『家においでよ』は妻と別居した夫が、自分好みの部屋にマンションを改造していく物語。自分のお金を自分のためだけにつかう楽しさは、既婚の男性にはなかなか手にいれられないものだろう。世の中の多くのお父さんたちは、こんな部屋に住んでみたいと思うのではないだろうか。

『夫とカーテン』は、次々とベンチャービジネスに手を出す夫とイラストレーターの妻の話。夫の仕事がうまくいかないときに限って不思議とよいイラストがかけるという、夫婦の妙を描いている。赤い糸でつながっているとはこういう夫婦をいうのかもしれない。この夫にはこの妻、この妻にはこの夫しかありえない!という面白さがある。

『妻と玄米御飯』はロハスに目覚めてしまった妻に辟易する夫の物語。夫はユーモア小説を書いているという人物で著者とだぶる。ロハスをどこまで皮肉りましょうか、という著者の本音があらわれているように感じた。最後はやはり家族が大切という結末にいきつき、おろおろする夫の姿が微笑ましかった。

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私もちょうどこれ読んだところですよー☆私は『家においでよ』がダントツで好きです♪それは私が男だからでしょうかね〜?

2007/5/7(月) 午後 10:49 ばぴまる

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本作を読むまで、アオヤマにニンゲンだと思ってました。ひとつかしこくなりました(笑)。作者の本線は、『最悪』『邪魔』のような路線なのか、ユーモア小説なのか、最近わからなくなってきました。ぞうの耳さんはどちらだと思われます?

2007/5/7(月) 午後 10:51 liamm

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この人は女性を描くのも上手ですねぇ。これは図書館で見つけ次第読んでみたいと思います^ ^

2007/5/8(火) 午前 0:20 tindy

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是非、読んでみたくなりました。明日にでも本屋さんへ行ってこよっ。

2007/5/8(火) 午前 1:44 [ ryo*asy*ta ]

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はぴまるさん、男性としてはやっぱり『家においでよ』のような部屋に憧れちゃいますか?^^ 私は主婦の生活を描いた2作が一番印象的でした。

2007/5/8(火) 午前 9:07 zo_no_mimi

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りあむさん、ワハハ。私もアオヤマにニンゲンと思ってましたよ〜。『最悪』『邪魔』路線も、こういうユーモアほのぼの路線もどちらも面白いですよねえ。どちらに進んでいくのかしら。個人的には両方とも好きなので、どちらも書き続けてもらいたいものです。

2007/5/8(火) 午前 9:08 zo_no_mimi

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Tindyさん、ぜひ読んでみてください。この作品は読んでソンはないと思いますよ。

2007/5/8(火) 午前 9:10 zo_no_mimi

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たっくんさん、面白かったですよ〜。本屋さんでゲットしてくださいね♪

2007/5/8(火) 午前 9:10 zo_no_mimi

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どのお話もそこここに転がっていそうなお話ね(^^)v きっと違和感なく読めそうですね(^_-)-☆

2007/5/8(火) 午前 11:06 レイ

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社会人になってなお、学生のように仲間と家で集まるのは羨ましいです★お気に入りの一番の理由はラストですね。妻とのやり取りが甘酸っぱくてなんか好きです!

2007/5/8(火) 午後 0:25 ばぴまる

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レイさん、男も女も共感できる箇所がきっとみつけられる小説だと思います。楽しいですよ♪

2007/5/8(火) 午後 5:10 zo_no_mimi

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はぴまるさん、そうそう、ラストの夫婦はなんだか可愛らしかったですよね。妻のために部屋をキレイにする夫の姿が初々しくて、ハッピーな気持ちになりました♪

2007/5/8(火) 午後 6:38 zo_no_mimi

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奥田さんの本がズラズラ並んでる我が図書館にもまだ入ってません。いつになったら読めるかしら。。。読んだらまた来ます☆

2007/5/8(火) 午後 10:54 紅子

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図書館も発売と同時にどんどん購入してもらいたいですよね^^ この作品はとても面白かったので、ぜひ読んでくださいね♪

2007/5/9(水) 午前 9:24 zo_no_mimi

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この作品、とっても面白くって読み始めたら辞められない止められないって感じでしたよぉ〜♪ほんわかしている作品でしたね☆TBさせて下さいね。

2007/5/13(日) 午前 8:46 tom*zo*ku*a

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どの短編も、結局は家族や家のよさに帰結していくところがよかったですよね。細かい心理描写がうまくて、楽しい作品でした♪

2007/5/14(月) 午前 9:27 zo_no_mimi

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主婦としては「グレープフルーツ〜」がちょっと怖かったです^^;
あんな感じになっちゃったらどうしましょ(爆)
一番好きなのは「ここが青山」でした。

2007/6/7(木) 午後 11:54 れおぽん

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わはは。あんな風になるのは困りますね^^
「ここが青山」は、目からウロコというのか、男性が主夫でもいいじゃないのという世界を自然に描いていて、面白かったです。こういう家事好きな人と結婚したいわ(笑)

2007/6/8(金) 午前 9:41 zo_no_mimi

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私は「家においでよ」がお気に入りでした。男性視点ですが、これは羨ましいですよね!できるものならやってみたい…部屋の改造と友達とのバカ騒ぎ(^^

2007/7/2(月) 午後 10:29 紅子

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紅子さん、
私もこれは羨ましかったです。一人暮らしだから、やろうと思えばできるけど・・・部屋にどこまでお金をかけるべきか!悩むところですよねえ。

2007/7/3(火) 午前 11:14 zo_no_mimi

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なぜか昨日はできなかったので…TBさせてくださいね♪

2007/7/3(火) 午後 6:52 紅子

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おめでとうございます。
「家に〜」がいいなあと思いますよ〜。私の隠れ家がほしいですもの。狭い借家ですからね。TBさせてくださいね。

2008/1/3(木) 午前 9:55 ヨねこ

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