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卒業!! 「ムネリン」 イチ指令に回答
2月24日9時43分配信 西日本スポーツ
師匠に見せた「ムネリン」卒業…!? 福岡ソフトバンクの川崎宗則内野手(27)がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表移動日の23日、マリナーズのイチロー外野手(35)と神戸市のスカイマークスタジアムで合同練習を行った。川崎はアンダーシャツ襟の「宗rin」の刺しゅうを、黒く塗りつぶして登場。今年1月の合同練習で受けた「ムネリンから卒業していない」とのダメ出しに、まず形から応えた格好だ。
■油性ペンで消す
最終28人が通知された翌日の正午、スカイマークに現れた川崎の首元にはある“変化”があった。「宗 52」。アンダーシャツ襟の白刺しゅうに妙な空白。あったはずの「rin」が、黒の油性ペンで消去されていた。さらに「やっぱりこれも消して」と「宗」もベンチにあったペンで修正。ムネリンの要素を排除して、師匠イチローのもとへ駆け寄った。
オフ恒例の合同練習を打ち上げた今年1月15日、イチローから冗談交じりに奮起を促された。「あんまり成長してないけどね。『ムネリン』を卒業すると去年から言っているけど、まだできていない」。バットに入れるネーム「ムネリン」を、27歳になった昨季から「宗」に変えたのは、用具メーカー担当者に「ムネリンはもうやめます」と注文したから。それでも本質は変わっていない、が師匠の評価だった。
■誘われて“即答”
アンダーシャツの襟に入れられるマークは、WBCのルールでは国名か国旗のみ。川崎も宮崎合宿から日の丸だけが入ったものを着用している。ただこの日はあくまでプライベートな練習。ホークスで昨季まで着ていた「宗rin52」版を使用したが、ムネリンのままでもいられなかった。
宮崎合宿中、イチローから「オレはやるけど、どうする? 」と聞かれ「行きます」と即答して臨時合体が実現した。前日に合宿地から帰福し、この日、バット1本手に提げて新幹線で神戸入り。フリー打撃は105スイング中サク越え8本で、右翼中段から上段に放り込みまくったイチローの150振51発には到底及ばなかった。「レベルが違います」。ただ、合同練習初の試みも行った。
フリー打撃後、イチローがロッカーに着替えに戻ると、三塁で特守を受けた。22日の練習試合では正三塁手と目される村田が失策。現状では中島の控えの立場だが、三塁守備固めの起用もあり得る。現実を見据えた「内野はどこでも守れないと」という献身も“卒ムネリン”のあり方なのかもしれない。声を張り上げ三塁線の打球に飛び付く川崎の姿を、イチローはベンチから見続けた。
■球場側に礼述べ
イチローを気遣ってか、練習後は冗長に語ることもなくダッシュで球場を後にした川崎だが、トンボかけと、球場事務所にグラウンド使用の礼を述べるのも忘れなかった。「選ばれなかった選手の分まで一生懸命、必死にやるだけです」。米国時間3月24日に行われる決勝まで1カ月。ともに戦う間に「卒業」を認めさせる。
(森 淳)
=2009/02/24付 西日本スポーツ=
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