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チョン・ジヒョン(전지현) のデビュー作だったらしく 主人公があの「猟奇的な彼女」、「僕の彼女を紹介します」 の主演で一躍日本でも有名になった女優だと気付いたのはだいぶあとになってからだった。 それくらいスクリーンにとけこむように自然な佇まいで それでいて何かひとの意識を惹きつける存在感を醸し出していた。 この作品が物静かなまたどこか遠巻きに登場人物たちをみるような視点で 幻想的な雰囲気に包まれていたからでもあっただろうか。 待ちわびる気持ちは時間とともに薄れても 懐かしさは深まるばかり 去っていく人が増えるということは 懐かしむ人が増えるということだ 主人公が家族や祖父などいろいろな人との別れを経験したあとの この主人公が読みあげることばが脳裏に残って離れない。 最初、岩井俊二監督作品の「ラブレター」の雰囲気に どことなく似ているような気がしたが、全体のバランスの申し分のない完成度の高さには 感動させられてしまう。 この時代から韓国映画は国境を超える魅力を秘めていたのだなと感じる。 東アジア圏に広がる韓国の(文化戦略としての)ドラマや映画、音楽などの成功は 十分に頷けるものだったのかもしれない。 深夜の放送で韓国語そのままでの字幕付き放送。 だが、気になって最後まで見てしまった作品だった。 そのせいで結局その日は夜更かしが過ぎたような気がするが
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