新しい月9(げっく)、所謂月曜9時のフジテレビのドラマ枠。
三浦春馬、戸田恵梨香主演。向井咲、篠田麻理子(AKB48)などのキャスト。
「大切なことはすべて君が教えてくれた。」
監督がいいのか見せ方がうまい。プロットがうまい。
わかりやすく鮮明なストーリー展開で、しかもメッセージ性が深そうなドラマに。
予告は見ていて、見ていようと思っていたが
第一話で、そこまでストーリー進めていいのかと思うほどテンポよく話が進んだ。
次回予告では、すでに新婦と浮気相手(?)の修羅場みたいになってたし
そんな詰めすぎて話が続くのかと少し不安に。
2,3話完結でちょうどいいドラマにできるくらいな気がしたが。
学園ものドラマの要素はあんまりいらないとは思ったが、主役が教師で
メインは大人同士の関係がテーマなのでまた別物かな。
新郎となる教師が、浮気をしたのかどうなのか、はっきりしていなのが大事。
そこは謎を残したままに進めるのがミソ。要所要所はちゃんと抑えている感あり。
ひさびさの初出勤、新学期の朝、目覚めた男性教師・修二(三浦一馬)は
まったくなにが起こったのか確信できないままで部屋を飛び出した。
第一話の終盤、疑惑の女子高生・ひかり(武井咲)のセリフ「先生は私と寝て変わった?」
でやっと確信的になったが、まだことのなりゆきがあきらかにはなっていない。
修二が浮気をしてしまったと思いこんでいることを知って、何らかの(略奪愛・結婚の阻止などの)目的で
芝居を打っているだけかもしれない。その可能性は、まだ残っている。
それから、女教師・夏実(戸田恵梨香)の親友さやか(篠田麻里子)もあやしい。
ふたりの結婚について何かわけありの様子。
どっかでドラマとか出てた役者だろうと思っていたので、AKBのメンバーだと最初気付けなかった。
当の女子高生ひかりは、彼女の担当医らしきひとに、破瓜があったことを告白。
そして、「誰としたのか」という問いには答えられないと告げた。
どうやら彼女は、持病を持っていて、その医師とも深い話をできる仲であることがわかる。
親からの教育指導の申し出で、未成年での性行為の是非について話すという場面。
なにがなんでも、親に相談報告までされた男女の生徒の眼の前で、そういう話を教室でしろというのは
現実的には無茶すぎる話だが、その話を受けるという予定調和な流れ。
そして、そこで想像以上に、うまく話しをまとめてしまう当の修二。
「確実に、何かが変わってしまうし、相手を変えてしまうことだから。」と。
感動しそうなくらいの理性的な話の直後、教室の隅の彼女ひかりと眼が合いぞっとする。
教師として生徒たちに話をきかせることによって、清廉で幸福な自分に酔っていただけで
本当はこのすべてが偽りで、それを隠し通そうとしている卑怯でしかないと瞬時にして悟る。
そしてその放課後、桜の花が舞うなか、ひかりが声をかける。
ついさっき、自分が生徒に向かって話したことばを借りてある問いを投げかける。
「先生は私と寝て何が変わった?」
最初、無邪気にまるで悪気なく聞いたように訊ねたが、男は黙り、その反応を見た彼女は
一言「先生が変えたんだよ。」と残し、部屋の鍵を手に握って修二に返さないまま立ち去る。
「ぼくは春風におびえた。」
予定調和的な流れだと思っていたら、感動的な演説で驚いているうちに
修二のたてまえとうらはらの暗部が露悪しかけ、とどめが、男自身の美麗なセリフへの純粋な問いかけ。
女子学生は、彼の言葉によって、皮肉にも、なにか迷いを断ち切り、決心してしまったようにもみえる。
ここの展開には感動した。
おとこは部屋のカギを取り返えそうともしない。
ついでに、事のなりゆきも、自分の責任についてもなにひとつ、相手に確認できず
しようとさえしていない男性教師は、見ていてやきもきする。
だが、総ての登場人物にいまのところ、悪意は見られないし、罪のないひとたちに見える。
次回予告のなかの、ひかりが夏実に浮気の話をして驚かそうとしている行動くらいで。
番組予告のキャッチフレーズが「二人の愛は彼女によって試される。」
この彼女というのは必ずしも女子高生ひかりだけとは限らないと思っているのだが、深読みしすぎだろうか。
今夜 月曜21時から。あと約19時間。
フジテレビ公式
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