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無数のトゲが生えた、奇妙な古代生物の化石が中国の地層から見つかった。 “歩くサボテン”のような姿から、学名「Diania cactiformis」と、命名 されたこの新種は、体長約6センチのミミズのような体で、堅い殻に覆わ れた、10対の脚には、関節を備えていたようだ。 生物が、急速に進化した約5億年前の「カンブリア大爆発」時代に生息し ていたと推測される。 西安にある、西北大学の地球科学者で、研究チームの、リーダーを務める リュー・チエンニー(Liu Jianni)氏が2006年、中国南西部雲南省の発掘 調査で発見した。 雲南省は、約5億2000万年前の古生代カンブリア紀に栄えた澄江生物群の 化石で知られている。 「本当に驚いた。軟らかい体に極めて屈強な脚。この奇妙な、生き物は何 だってね」と、同氏は発見当時の心境を語る。「研究所に戻り顕微鏡で詳 しく調べてみたら、大発見だと直感した」。 この新種は、カンブリア紀の海で繁栄した化石生物「葉足動物」の仲間で あると考えられている。しかし、ほかの、葉足動物とは、姿が似ておらず、 頑丈な脚はクモ類や甲殻類など節に分かれた脚を持つ、現生の節足動物に 近い。 この独特の脚は、現生の節足動物が葉足動物から進化したことを示唆する という。 新種の化石は、30点ほど、見つかっており、エサを食べる方法についても いくつか仮説が立てられている。 「長い口で、海底の泥の中にいる小さな生物を吸い込んでいた」、「トゲ の付いた脚を使って、大きな獲物を捕らえていた」などだが、確証は得ら れていない。 “歩くサボテン”の研究成果は、「Nature」誌2月24日号に掲載されている。 ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 2月24日(木)15時49分配信
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