予測はしていた事だが正月のTV番組のくだらなさには辟易した。そして昨年度より始まったNHKの大河番組「坂の上の雲」を再度読み返してみようと思いたった。最初に司馬遼太郎のフアンに成ったのはあの痛快な幕末の志士坂本龍馬の事を書いた「龍馬が行く」を読んでからである、 そして氏の作品は殆ど読んでいる。私の読書時間は現役時代の、1時間弱程の通勤時間帯でした。それ以外は決して読みませんでした。私の大凡34年間(転職して車通勤時代を差し引いている)の通勤時間を、延べにすればどの位の時間に成るで有ろうか、その通勤時間の半分を想定しても読書の時間は相当な時間となる。 但しその内容を理解し、糧となった物は幾ばくもなく、私の能力の低さを物語っている。そんな事はどうでも良い事だが、昨今の日本の国力が年ごとに低下していくこの凋落時代に、明治初年から日清、日露戦争の、活力に満ちた時代経過を眺めるだけでも一服の清涼剤とも成る。 この番組は秋山兄弟、正岡子規を主人公にドラマは作られている。この小説を理解するには、戊辰戦争以前の薩長の倒幕運動の動機、そしてその倒幕までの過程と、維新政府の採った当初の諸施策を理解しなければならない。 物語は伊予の国、松山の城下町が出発点となっている。下級武士の家に生まれた秋山兄弟は自費での学問は出来ず上京し、兄は薄給付の陸軍士官学校と、弟は海軍士官学校を選んだ。 私は、此処で物語のあらすじを書くのが目的ではない。この小説を通じて日本が経験した日清、日露戦争の原因と成った時代背景を考えるのが最も重要なテ−マだと思っている。当時の世界情勢、即ち列強国の英国、仏国、ロシア、独国、米国等がどの様な国家戦略を採ったのか。清国(中国)は何故餌食となったのか...。 日本は幕末にその列強国が、弱小国を次々と侵略して行くのを目の当たりに見た。そして自国の未開さを自覚し倒幕運動が加速した。維新後の国民は明治政府の富国強兵策に燃え、重税に絶えた。明治の指導者は近代産業を興し、列強国の侵略を防ぐために軍事力の近代化に勤めた。そしてロシアの南下を防いだのである。 眠れる獅子中国はその近代化に目を瞑ったのである。その過程での我が国の軍事力増強には国防との大儀があった。そしてその思想が国防に限られたもので有ったなら、第二次世界大戦に至る、誤った方向には進まなかったかも知れない。人類には争いが付き物だ、しかし人類は成長しなければならない。争いのない平和な世界を作るのは神様や宗教ではない。事実を真っ正面に受け、理解し考える事である。 迷信や先入観、そして誤った国家の虚像を信じる事の危険性を知るべきだ。その回答を導く方策として、歴史の検証は非常に大事な事だ。人間は同じ過ちを繰り返す習性がある、我々は明治時代より遙かに進歩した社会にいる。自民党も、民社党も無い、我々もそれに比例した進歩を遂げなければ成らないと思っている。
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司馬遼太郎さんの小説は、あくまでも時代小説ではなく仮託小説。
そこに描かれているのはあくまでも過去の日本ではなく現代の日本。
私は、そういう目で読んでいます。
個人的には、時代背景を描くというよりもむしろ時代を超えて流れる「日本人というもの」を描こうとしたのが司馬遼太郎さんではないかと思っているのですが・・・
坂の上の雲も、そういう目で読むと単なる過去の物語とは全く違う側面を持って生きてくると思います。
2010/1/6(水) 午後 10:06
私も司馬遼太郎のファンですが、この「坂の上の雲」は途中で読むのを止めてしまいました。遼太郎の作品からは、歴史は個性的な豊かな人間像が作ってきたということが感じられます。第2次対戦までの日本人の気持ちをとらえようと思っていますがなかなが理解ができません。
第2次大戦の原因等いろいろ言われるが、「政府等は戦争をするつもりがなかったが、大衆を(国民)を押さえることができなく無茶な戦争になった」のではないかと仮説を立てています。そのような国民にしたのが、この日清、日露のころと思っています。
2010/1/6(水) 午後 11:04
よかもんさん、
第二次世界大戦に至った経過を松本清張は「昭和史発掘」でも事細かく書いています。
日本軍部のありのままの姿を見て、今後の我が国の国防を論ずる事は意義があると思っています。
2010/1/7(木) 午後 4:28
BENRAKKYさん、
目が疲れるので読書は暫く中止して居ました、しかし若い内は沢山の書物を読む事をお奨め致します。学校で教わらない事を沢山教えて貰えます。
2010/1/7(木) 午後 4:32
せんれいさん、
御主人を失われているのですか....知りませんでした。
辛かったでしょうね、ご同情申し上げます。
御主人がどのような点に惹かれたのか、それを再発見するためにも読破される事をお奨め致します、しかし女性向きでは無いかも知れませんね。
2010/1/7(木) 午後 4:37
熱海の爺さん、
「宮本武蔵・三国志・太閤記・新平家物語・太平記」、私も全て読みました、最も印象的だったのは新平家物語だったと思います。武家の台頭の始まりでしたが、清盛一代で平家は滅亡しましたね。
2010/1/7(木) 午後 4:42
YADAさん、
作者本人も述べている様に小説と言うよりは時代検証的な物語ですね。
氏の詳細な時代検証は驚異的な事業でした。
2010/1/7(木) 午後 5:05
ニャン太郎さん、
長編小説ですから途中で嫌になる気持ちも分かります、しかし読破して損はしない小説だと思います。
2010/1/7(木) 午後 5:08
テレビでドラマを興味深く拝見しています。
友人も最近「坂の上の雲」全巻を読破したと聞いています。
私もリタイヤして時間ができたら、ぜひ読んでみたいと思っています。
2010/1/8(金) 午後 5:26
私昔読んだことがあるが、本どこかへ行ってしまったのであらためて
文庫本を買って呼んでいます。TVもおもしろい。不満はそれを3年もかけてやること。三年先? 生きているかどうかわからない。坂の上の雲でなく、雲の上の向こうだったりして・・・ハハハ。
2010/1/9(土) 午前 5:23
男が男であり、女が女であった時代・・・、
生きると言う事はどう言うことなのか、国家とは
そしてそこを流れるもの・・・、司馬遼太郎の作品は
そうしたものが根底にあっての話であるように思います。
2010/1/9(土) 午前 9:33
こんにちは
にゃん太郎さん
>「政府等は戦争をするつもりがなかったが、大衆を(国民)を
>押さえることができなく無茶な戦争になった」のではないかと仮説
は微妙だと思います。
戦争をさせたがった勢力がいたのではないか、と仮説をたてるべきではないかと思います。その証拠は、戦争前と戦争後の地図を比較すれば分ります。誰が得して、誰が損したのか。
日本の侵略戦争だといわれるのですが、日本の領土は減っており、国土も蹂躙されたので、「結果として」日本は侵略された戦争のように見えます。
どこの領土・どこの勢力圏が増えたのだろうか、と、考えてみると、このパズルは解けてゆきます。
アメリカは領土が増えましたか? イギリスは? フランスは? 日本は? 中華民国は???? この一方、領土をしこたま獲得して国に昇格したものや、一気に世界の一大勢力としてのし上がった大国とか、見当たりませんか?
そして、この戦争は、おそらく、いまも終わっていません。TBさせていただきました。
2010/1/9(土) 午後 3:28
自然工房さん、
私は学校での日本史や世界史は、テスト対策の勉強ばかりで何も理解していませんでした。歴史小説にて多少の知識を得る事が出来ました。
2010/1/9(土) 午後 5:07
tadさん、
長編小説ですから再読も楽ではありません。
2010/1/9(土) 午後 5:09
オールドパッションさん、
氏の小説によって幕末の様子や維新時代の事を知る事が出来ました。
2010/1/9(土) 午後 5:11
オノコロさん、
コメント有り難う御座います。
コメントはニャン太郎さんに対して仰って居るようですから私のコメントは控えさせて頂きます。
タブ有り難う御座います、拝見に参上致します。
2010/1/9(土) 午後 5:26
オノコロさん
コメントありがとうございます。
世界大戦がなぜ起こったのかということがしっかりと共通理解ができていないように思われます。共通理解ができないことことなのかもしれませんが。
・偶然に起こった。(個性的な人間によって起こした。司馬遼太郎史観)
・資本主義の末期で経済を立て直すために、帝国主義国家が戦った。(レーニン史観)
・アメリカ等の先進資本主義が後発の日本を押さえるため、叩かれた。(日本がいじめられた。山崎豊子史観)
・武器を売り込み、金を儲け、共倒れをねらう世界制覇をする仲間に踊らされた。(ロスチャイルド家の陰謀説)
・前に書いた私の仮説(差別的集団心理によるニャン太郎史観)
色々な仮説があります。
第二次大戦で一番得をした事から考えると、アメリカと思っています。
2010/1/10(日) 午後 9:20
にゃん太郎さん
1950年の地図と1940年の地図を比べると、中華人民共和国がふえ、さらに1960年と比べると、インドシナもビルマもインドも社会主義化しています。ソ連は、アフリカや南米に社会主義国群をつぎつぎと誕生させています。
わが国の国家中枢は、近衛文麿を筆頭に謝意主義者にのっとられ、日本男子の大量虐殺と国土の共産圏への献上を目的に、大東亜戦争を始めます。
わたしは、提示された史観のいずれでもないところに、真実があるとみるのが合理的と思います。
「大東亜戦争とスターリンの謀略」 三田村武夫
あたりをお読みください。
2010/1/10(日) 午後 9:54
やっと四巻まできました。日露戦争の真っ只中。日本がなぜあんな大国に勝てたのか。幸運、偶然もあったが最大の背景はその当時の露が帝国として終焉の時を迎えていたこと。日本はなにせ「前に進むしかない」新興国であったこと。
2010/1/11(月) 午前 3:48
オノコロさん
スターリンの陰謀説。可能性としてはありますが、戦争になった主原因とは考えられません。スターリンは、各国の労働者の連帯求め、各国の労働者が戦争遂行者と対決して、反戦の運動を広めようとしていたと思っています。
スターリン主義はあらゆる場面で批判されているので、擁護するつもりは無いのですが。
これから、この本なども読み研究したいてず。
2010/1/11(月) 午後 3:27