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桜宮哀吟
いよいよ立春を迎え、梅の見どころになってきます。
そして、桜の満開の季節も来ることでしょう。
大阪河南町の弘川寺には、西行法師の
「願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃」と
詠んだ歌碑があります。
平安時代から日本では、とくに春の桜を愛でる風習が出来てきました。
淀川沿いの大阪桜宮高校は、春の桜など花の美しい学校です。
桜の花の下を通う生徒たちは、いま大きな悲しみと混乱の中にあります。
それはバスケットボール部キャプテンが、
春を待たずに命を断ってしまったことです。
「体罰」のひどい暴力を受け、
優しく思いやりのある若き命が殺されました。
桜の下で 亡き朋 春を待ずに
暴威 (ぼうい ) 誅 (ちゅう )殺 (さつ )す 若き慈 (じ )仁 (じん )を
これから萌え出る多くの若人の芽、
よりどころを断ってしまうことは
してはならない。
強権的な教育への介入ではなく、
太陽のような温かい人徳こそ、
若き花を咲かせる道ではないでしょうか。
萌芽の多き根 (こん )蔕 (たい )を断つなかれ
愛 (あい )日 (じつ )こそ万花 薫育 (くんいく )の倫 (みち )
桜下亡朋不待春
暴威誅殺若慈仁
萌芽勿断多根蔕
愛日万花薫育倫
(十一真韻)
【語彙】愛日(愛すべき太陽。
日差しが恋しい季節。)
薫育(徳の力で感化育成)
根蔕(こんたいー根とへた、
物事のよりどころ)人生無根蔕(陶淵明)
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今回のことでもちろん亡くなったこどもさんのことを考えれば胸が痛みます。さらにその学校に通っていることで世間から辛い思いをしていないかと在校生も心配です。再生して欲しいと願います。そこには子どもたちのちからも必要ではないでしょうか。
2013/2/3(日) 午後 10:15
強権的な介入は、すべての生徒の心を苦しめています。
今私たちにできることは何でしょうか
それは、声を上げること、
私はこの詩を吟じます。
2013/2/4(月) 午前 0:06
そうですね。大変な事件だったけど、きっと子どもたちと先生たちの努力で再生できたはずですよね。外からの介入によって、物事が決まってしまう。全く別の暴力のような気がします。
2013/2/4(月) 午後 2:17 [ HARAGON ]
体罰からはなにも生まれません。教育の場だけでなく、スポーツ界でも大きな問題になっていますね。みんなが楽しく安心して暮らせる世の中が一番です。
2013/2/5(火) 午前 8:13 [ - ]
はじめ桜宮高校の体罰問題を知った時多分これは氷山の一角かもと思いました。やっぱりそうで他の学校やスポーツ界でもあったんですね。優勝するためには、メダルを取るためには 手段を択ばない成果主義が問題で それを暗黙の裡に認め合っている組織の問題でもあるのですね。ことはスポーツだけに限りません。「教育とは」「指導するとは」とはどういうことなのかつくづく考えさせられます。私は教職に約40年ついていましたが、果たして自分はどこまで教育を受ける側の立場に立ちえていたのか、過ぎ去った日々を思い起こしています。
2013/2/6(水) 午後 7:13 [ なみちゃん ]