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桜宮哀吟
いよいよ立春を迎え、梅の見どころになってきます。
そして、桜の満開の季節も来ることでしょう。
大阪河南町の弘川寺には、西行法師の
「願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃」と
詠んだ歌碑があります。
平安時代から日本では、とくに春の桜を愛でる風習が出来てきました。
淀川沿いの大阪桜宮高校は、春の桜など花の美しい学校です。
桜の花の下を通う生徒たちは、いま大きな悲しみと混乱の中にあります。
それはバスケットボール部キャプテンが、
春を待たずに命を断ってしまったことです。
「体罰」のひどい暴力を受け、
優しく思いやりのある若き命が殺されました。
桜の下で 亡き朋 春を待ずに
暴威 (ぼうい ) 誅 (ちゅう )殺 (さつ )す 若き慈 (じ )仁 (じん )を
これから萌え出る多くの若人の芽、
よりどころを断ってしまうことは
してはならない。
強権的な教育への介入ではなく、
太陽のような温かい人徳こそ、
若き花を咲かせる道ではないでしょうか。
萌芽の多き根 (こん )蔕 (たい )を断つなかれ
愛 (あい )日 (じつ )こそ万花 薫育 (くんいく )の倫 (みち )
桜下亡朋不待春
暴威誅殺若慈仁
萌芽勿断多根蔕
愛日万花薫育倫
(十一真韻)
【語彙】愛日(愛すべき太陽。
日差しが恋しい季節。)
薫育(徳の力で感化育成)
根蔕(こんたいー根とへた、
物事のよりどころ)人生無根蔕(陶淵明)
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