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十五周年記念の吹東祭りの詩情
十五周年を迎えて記念すべき吹東まつりが開催された。
みんなで、五㍍に及ぶ、御柱提灯を立てた。それは清らかで、高く、
さす光りは、慈しみあるものである。
太鼓の音が鳴り響き、盆踊りが舞い、幾つもの出店をさし照らしている。
百の願いが、竹のぼんぼりに輝く夢の架け橋をみんな期待して渡り、和みのかわす言葉は行列もできている。
ふる里の心こもったみんなの力、根性は、正に天と地と人の力のようだ。
【詩題】
十五周年記念吹東祭(真韻)
御柱 清高 光至仁
響音、舞踊、照厘巡
心期 夢橋 和行列
古里 気根 天地人
御柱(おんばしら)は清高にして 光は至仁(しじん)
響く音、舞う踊り、厘(みせ)を照し巡る
心期(しんき)は夢の橋 和(なごむ)行列
古里の気根(きこん)は天地人(てんちじん)
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漢詩・あゆみ歴史
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打倒亡国安倍政権
安倍政権は七月一日集団的自衛権の閣議決定をおこない、憲法九条をなしくずして「戦争する国」へと邁進し、日本の若者を海外で血を流させる「血の同盟」へと進もうとしている。
また、消費税増税、原発再稼働、米軍基地の強化など、いずれも鴻毛より軽く人命をあつかい人間の尊厳を踏みにじるものであり、断じて許すことはできない。
まさに、「国破れて鮮血みつ」亡国の政治である。
歴史の岐路にあたり、魔窟の安倍政権を打ち倒し、心一つに怒濤の如く民主の新たな日本への情をこめて吟じてゆくものである。
決(けっ)潰(かい)す九条 亡国の鳴(めい)
鴻毛(こうもう)の命脈(めいみゃく) 血の同盟
史編の岐路 魔窟(まくつ)を倒し
心一つに怒濤(どとう) 民主の情(じょう
●● ●〇 〇●◎
決潰 九条 亡国鳴
〇〇 ●● ●〇◎
鴻毛 命脈 血同盟
●〇 〇● ●〇●
史編 岐路 倒魔窟
〇● ●〇 〇●◎
心一 怒濤 民主情(庚韻)
)
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二〇一四年七月一日、若者を戦場へ遣る集団的自衛権の閣議決定、戦後最大の暴挙が強行された。
地獄の歴史の扉が突き破られ攻め込んできた。
戦塵のなか、戦車が走り血でぬられる なまぐさい匂いが再びしてきた。
その時、首相官邸前では、一〇万の怒りの叫びが轟いた。
断固として九条をまもるぞ!歴史の岐路で決然と叫んだ。
【詩題】二〇一四年七月一日遣若者戦地九条破壊暴挙(東韻)
地獄 史編 扉突攻
戦塵 鐡血 再腥風
叫号 十万 怒官邸
墨守 九条 岐路雄
【詠み下し】二〇一四年七月一日 若者を戦地に遣(や)る九条破壊の暴挙
地獄の史編 扉(とびら) 突き攻めこむ
戦塵(せんじん)の鐡(てつ)血(けつ) 再び腥風(せいふう)
叫(きょう)号(ごう)す 十万 怒りの官邸
九条を墨守(ぼくしゅ)す 岐路の雄(ゆう)
【語彙】
鐵血(二〇三高地での戦車と流された鮮血)
腥風(生臭い血の匂い)
墨守(墨翟之守=故事堅く説を守る)
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向こう所 春来たる
2013年、新しい年を迎えて、清新な詩情をもち、
詠ってゆきたいと思います。
皆様も良いお年を迎えられたでしょうか。
大阪城の梅林は、梅の小さなほころびと、
小雪が舞い、どちらが春を誘うかとばかり、
競いあっているようです。
その向こうにぼんやりと見える天守閣は、
栄華を極め、衰亡への織りなす
歴史を窺 (うかが )わせるようでした。
梅 (ばい)雪 (せつ) 春を争う天守堂
栄華は衰 ( すい )乱 ( らん ) 史編常なり
ふと一輪のつぼみを観ていると、
そこには万物の天性の力が秘められていると、
心をうたれるものがありました。
しばらくすれば咲き誇る花となる強さが潜んでいるようで・・・
英 (つぼみ)を観 ( み )て
覚 ( かく )剣 ( けん )
極まる
真如 ( しんにょ )を
久からずして
万 ( ばん )花 ( か )
内剛 ( ないごう )を
潜 ( ひそ )めん
(七陽韻)
【語彙】梅雪(南宋・盧梅坡「雪梅」より)
覚剣(悟りの力)
真如(万物の真性)
内剛(内に秘めた強さ)
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本当に、明治の富国強兵策で、古来からのアジア文明(谷村新司のスキタ
イの歌など)と、築かれてきた、日本の漢詩文学が断たれてしまいました。
そして、大正6年から、新聞紙上で、漢詩文学が載らなくなってしまいました。
そのなかで、いま、荒廃した日本をたてなおすためにも、
漢詩文学が大切と、みなさん、作詩に頑張っておられます。
最近出版された「漢詩へのパスポート」もきれいな装填で、楽しいですね。「漢詩はなぜ、日本人の心をとらえてやまないのか」と中国と日本の人々の漢詩が、美しく、なかなか魅力的ですよ。
漱石も、平仄には、苦労しています。
勝海舟は、漢詩を吟じる時
「好きな漢詩を吟じると凜然となり」と詠っています。
そんな舞鶴講座の様子を作詩してみました。
みなさん、平仄○●、押韻など、目を○●されて奮闘されていました。
だれでも、そうです。
漢詩を創る時は、どこに平字あるのかと、押韻もくるくると巡るばかり。
あの文豪も苦慮し、創り上げるには、苦しんだといっている(※漱石)。
しかし、吟誦すれば、凜然となり、真理を悟ったようにさえなる。
又、琴線にふれた漢詩は、長い年月を経た真理の重みがある。
※漱石は、ある時、漢詩について「平仄よく弁えず韻脚もうろ覚え」と著している。また、「七言律詩についてー空中独唱白雲吟」としている。
【詩題】創漢詩 (十一真)
○● ○○ ●●◎
何処 存平 押韻巡
○○ ●● ●○◎
文豪 苦慮 作為辛
●○ ○● ●○●
凜然 吟誦 悟空道
○● ●○ ○●◎
琴線 漢詩 悠久真
【読み下し】
何処(いずこ)に平(ひょう)存(あ)るか 押韻巡り
文豪も苦慮し作為辛し
凜然の吟誦 悟空の道
琴線の漢詩 悠久の真(まこと)
【語彙】
凜然(心がひきしまり)
悟空(虚無の真理を悟る)
琴線(心に触れたうごき)
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