無題
大寒の堤防
大寒の入りの日曜、一仕事終えたのが五時前。それから遠出は出来ないので近場の淀川堤防を歩くことにする。黄昏の町を進んでいくと、数多の灯りの一つが 満月であった。堤防に上がると視界は突然広がる。足元は暗いが、もう暮れた空は快晴なのか、幾つかの綿雲が直ぐ近くに白く映る。歩く自分の姿も土手の草むらに月影となって動いていく。都会の喧騒からは離れているが、堤防の上では町の響きがモザイクのように木霊す。一番星のように止まって見えたのが、徐々に動き始め、微かに緒とを伴ってくることで、それが飛行機であったことが分かる。頭上を越え、淀川を渡って、ジェット音とともに空港の方向に沈んでいく。
その他の最新記事
街中の自然
2019/3/1(金) 午後 5:25
立春も過ぎ、雛祭りも近く、川端の遊歩道は春本番に備え身支度を調えつつあります。残った木の葉は彩りを改め、幹は輝きをまし、足元の下草は根を張って地の温もりが感じられるようです。森羅万象、春の到来を心待にしています。
昨夕、日没前、都心の往来は絶えることなく続いていました。しかし、いつもの雑踏と異なります。クリ
...
すべて表示
武相荘
2018/9/8(土) 午前 1:14
6月、武相荘に行きました。日本橋から地下鉄に乗り、新宿で小田急線に乗り換え、鶴川駅で下車しました。地図で凡その見当は付きますが、全く初めてなので、タクシーに乗りました。帰りは歩けますよと、運転手さんは道順を教えてくれながら、程なく到着です。坂を少し登った入口で下車しましたが、これと言って特徴のない、標識がなければ行き過ぎてしまうようなところにあるのが武相
...
すべて表示
青蓮院、将軍塚
2018/9/4(火) 午後 11:58
青蓮院へは、京阪三条駅から歩いていきます。神宮道の坂を上っていくと、青蓮院の門前へと至ります。
最澄 が 延暦寺 を開くとき、山頂に作った幾つもの住坊の一つ 「青蓮坊」 が、青蓮院の起源と云われます。伝教大師から、慈覚大師等、著名な僧侶の住居となり、東塔の主流をなす坊でした。
平安時代末期に、鳥羽法皇は青蓮坊第十二代 行玄大僧正 に
...
すべて表示




