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パレスチナ西岸

(転載です)

みなさま

山梨の久松です。ユダヤ平和ニュースからの情報で、興味深く思ったニュースがあったので、紹介しようと思いました。ひとつは、西岸のニーリンという村で、パレスチナ人が、第二次大戦時のユダヤ人のホロコーストの展覧会を開いたというニュースとそのニーリンという村にも,毎晩イスラエルの兵士がやってきて、村人たちを脅しているというニュースです。占領されているということがどういうことか、少しでも肌に伝わってくるように思えたので、訳して見ました。下手な訳ですが、それでもパレスチナの様子が、少しでも分かるのではないか、と思いましたので、訳出しました。それにしても、占領下で困窮しているはずのパレスチナの民衆が、ユダヤ人の悲劇に同情する心の豊かさを保持しているのを見ると、心打たれると同時に、我々の「恥」をも感じざるを得ません。そして映画「ジェニン、ジェニン」で「我々は,決して負けてはいない。負けているのはイスラエルだ。イスラエルは、恐れている。我々は、武器も何もないが、恐れを抱いていない。
戦車も空爆も恐れない。恐れるのは、自分の手の中で、なすすべもなく、子供が死んでゆくことだ」と語った若い父親の言葉を思い出しました。
                                   久松拝


我々が普段蒙っている大量の死と破壊の速度を変化させるための、勇気を与える物語

*ジョージ・H・ハール

ニーリンの村は、2008年の夏にイスラエルの軍隊によって撃たれ殺された二人の子供を含めて、壁とその土地の併合に反対する闘争で、とりわけ高い代価を払ってきた。それにもかかわらず、その村の人々は、イスラエルの活動家、とりわけ壁に反対するアナキストや国際的活動家たちと手を組んで、少なくとも週に一回は、壁に反対して抗議を続けている。
以下の記事は、ニーリンの人々が、国際ホロコースト・デーに敬意を払い、ナチス政権下でほぼ壊滅に至ったヨーロッパのユダヤ人を追悼するための展覧会をどうして企画したかについての注目すべき物語を語っている。

最近、ニーリンに住んでいる活動家たちが私に語ったところによれば、村の委員会がその展覧会を企画した理由は、以下のようなものである。イスラエルの活動家たちは、パレスチナ人の闘争について学び、パレスチナ人と連帯して行動するために、彼らの村にやってくるほど気にかけてくれていて、彼らは、またユダヤ人の歴史も学ばなければならないと感じている。以下の記事は、連帯がどんな様子を記した記事である。  
     レベッカ・ヴィルコマースン

・・・・・・・・・・・・・・

ニーリンは、ホロコーストのユダヤ人犠牲者を追悼する。
ベツレヘム:ニーリンというヨルダン川西岸の村は、毎週金曜日イスラエルの兵士とパレスチナ人、イスラエルと国際的なデモ参加者との間の最も激しい衝突の中心地である。
毎週、村の土地防衛委員会の活動家たちは、半分もの村の農地と水をその住民から切り離している分離壁のところで、デモを行っている。ベツレヘムにあるパレスチナ・ニュース社のレポーターとして、私もニーリンに旅したが、先週末は、従来の壁に対する抗議よりも、はるかに注目すべき光景に出くわした。
村人たちは、国連が指定した1月27日の国際ホロコースト記念日に合わせて、展覧会を開いた。それは、壁に反対するニーリンの民衆委員会によって組織された展覧会であった。

その展覧会のオルガナイザーのハッサン・ムーサは、ニーリンから電話をかけてきた。そして(たくさんの抗議者が、ほんの数時間前に催涙ガスを浴びせられた)その週末に、両陣営から発された熱を帯びた発言にもかかわらず、その展覧会は、もっとも高貴な意図を持って開催されたと、ムーサは説明した。「これが、われわれのユダヤ人に対する共感の広め方であり、イスラエルの人々自身に対する共感を広める、パレスチナ人流のやり方である」と彼は言う。

「戦争が,平和と安全に導くと考える人は、誰もいない。それは、ますます暴力と憎悪と苦悶、そしてこの地域にとっての苦難へといたるであろう。これは、我々の利益にも、イスラエルの人々にとっての利益にもならない」

1月末以来、ニーリンの人々は「我々は、彼らを気の毒に思っているということを示す」何かを、彼らのデモに加えるよう選択した。パレスチナの活動家として、ムーサは、彼の苦悩を伝えたがってもいる。「私の苦悩は、平和へは導かないだろう。私が、私の土地を失ったときには、それは、貴方の体から心臓を失うようなものだ。」
村の自治体が、ニーリンにあるその本庁舎で、ホロコースト記念展覧会を主催しているが、そこではヨーロッパのユダヤ人に対して犯されたナチの残虐行為の犠牲者にたいして、1000人以上の訪問者が追悼に訪れている、と主催者側はいう。
イスラエルのホロコースト博物館から提供されたポスターやテキストの展示からは、1930年代から1940年代にかけてドイツで行われた、ユダヤ人に対するジェノサイドが詳しく分かる、とムーサは説明する。
「我々は、このジェノサイドの結果、ユダヤの人々は恐ろしい苦痛を負わされていることを認める」と彼はいう。「我々は、このジェノサイドに対して本当に気の毒に感じている。」
ムーサは、付け加えて「でもパレスチナ人は、あのジェノサイドとはまったく関連はない・・・。この土地の上で生活してゆくことが、我々の運命であり、だから我々は、平和のうちに生きてゆかねばならず、平和のみが、安全をもたらすことができる」と彼はいう。

イスラエルの人々に向けて彼のメッセージが報道されたとき、「我々は、あなたがたを気の毒に感じている。我々は、平和に向けて手を開いている。我々は、イスラエルの政府と平和を作り出す心構えはできている」とムーサはいっている。
「我々は、イスラエルの人々のために平和を欲する。そしてパレスチナの人々のために、世界中の人々のために」「これが、このメッセージを表現する我々のやり方であり、全世界に向けての我々のメッセージである。」

この展覧会は、たくさんの人々が参加してくれたけれども、イスラエルの人々にだけ向けられたものではない。「率直に言って、この展覧会にやってきた人々は、このジェノサイドについてなんらかのことを始めて見た」とムーサはいう。「彼らは、彼らの歴史書から若干のことは聞いてはいたが、映像をみたのは、これが始めてのことだ」この恐ろしいイメージを見た後の、一般的なパレスチナ人の反応は、ユダヤ人のことを気の毒に感じている。いったんポスターを見た後では、本当にユダヤ人を気の毒に思っている。」とムーサは私に言う。

この展覧会を訪れた人は、人口5000人の村の五分の一と見積もられている。それにイスラエルからと西岸の他のところからの何百人かが加わる。この展覧会は、村の市庁舎でまだ開かれている。「我々は、本当にたくさんの訪問者を迎え入れた。
イスラエルの活動家さえ、展覧会を見にやってきた。」という。先祖がホロコーストから生き残った先祖を持つイスラエル人は、とりわけ興味を抱き、「彼らはやってきて、そしてこのアイデアに感謝をささげた。」「彼らは、我々に彼らの悲しみを言葉で表した。とムーサは、記している。「私のメッセージと同様、彼らのメッセージも、本当に平和の存在を信じる新世代を創造することである。」

*ジョージ・H・ハール。ベツレヘム在住のパレスチナ・ニュ
ース・ワイアーの記者

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ヨルダン川西岸のパレスチナ人の村への夜毎の侵入
レーラ・マザーリ

スタンガンの音で、目が覚まさせられるのを想像してみてください!毎晩、あなたの家の前庭にそんなスタンガンがやってくるのを想像してみてください!これが、アパルトヘイトの壁と闘っているパレスチナの村の住民が、ガザ侵攻以来、付き合わされている現実です。村人にテロを仕掛けてくる軍隊による夜毎のこうした侵入は、ますます頻繁になってきている。ベイト・リキアやビーリンの村では、一週間に3,4回こうした侵入が、起こる。軍隊が、村の抵抗に加わり、組織したりする人に嫌がらせをするようになるにつれて、先週には、マッサラやニーリンやジャユスの村も、そのリストに入れられた。侵入の間、兵士たちは、催涙ガスやスタンガンを市民の家に打ち込む。
かれらは、またゴムでコーティングしてある銃弾や本当の銃弾も使う。2009年2月13日には、ベイト・リキアの自宅で、二人の子供が負傷したし、60歳になる年配に女性が、胃を撃たれた。同じ晩、兵士たちは、マーサッラの人気のある指導者、ムハンマド・バルジーアとマームード・ゾアハラの家に入り、彼らをほとんど何も着せずに、家の外に何時間も放置し、彼らの家財道具を壊し、この地域でデモを続けるつもりならば、その二人を逮捕すると脅した。ゾアハラによる報告を付けておきますから、読んでください。占領という現実のうんざりするようなルーティンになってしまっているので、メディアは、こうした出来事をまったく報告しない。こうしたメディアの遮断の元では、軍隊の司令官たちは、こうした犯罪を犯すのも自由だと思っているらしい。
(翻訳:久松重光)


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